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いい介護施設かもしれない探し方

人生50年と言われた戦国時代から、人生100年時代へと進んでいる今日この頃。年金受給時期がさらに遅らしてもっと働けの時代でもあります。

それでも現在は避けては通れないいつかくる体のガタ。
認知症や身体障害などで日常生活を送ることが難しくなった人たちの最後の拠り所は介護施設だと思います。
自分も将来はお世話になるつもりはないと強く心に思っているのだが、未来のことは誰にもわかりません。
ってことで介護施設にお世話になると思うのでどうせならいいところに行きたいじゃん。ってことでいい介護施設の見極めポイントを元介護職員を伝えたいと思います。


自分の思ういい介護施設とは「施設設備がめちゃいい!建物綺麗!」とかではなく、そこで働く職員の質で考えていくことを重視します。
極論、良い職員がいるところは良い介護をされていると言っても過言ではありません。
※自分なりのいい介護ってのは利用者さんにとってのってことです。「良い介護」は色々ありますしね。
判断材料はまず施設を見学する際のポイントから始まります。

1、施設内に置いてある車椅子の空気がちゃんと入っているか。

車椅子はいつでも使えるように並べてあるところが多いと思います。そんないつでも使えるようにしてあるかどうか、点検をしているかが大事です。
車椅子のタイヤをフニフニ触ってみましょう。意外とフニフニ多いです。

2、介助を見学しましょう。(できれば食事介助)

どのくらいの時間で食べさせて、職員はどういう対応をしているか。
言葉使いや動作、利用者の表情など見てください。
基本時間に追われている職員が利用者にどれくらい寄り添えられないかがわかります。
そうしないと仕事に支障がきたすのはわかりますが、それを職員間でフォローできているかなども見るポイントです。食事介助が苦手という人や咽せ(むせ)させずスイスイ得意という人、時間通りに進めたくて無理に食べさせている人、食べなかったらすぐ切り上げる人などなどいます。
しかしながら食べることを諦めたら、人は死にゆくだけです。
利用者本人と家族の考えとは必ずしも同じとは限りません。

3、どんな施設理念か。

ここはどんな理念なんだろうな〜って軽くでいいと思います。ここで何を重視しているかを知れるからです。

まぁ大抵はその施設長、もしくは上の人が勝手に仰々しく考えて出していることなので実現は難しいと思います。しかし、その掲げる理念が実現できていると感じ取ることができたのならポイントが高いと思います。職員間で理念を皆が共有できているということであり、またそれだけ職員間で風通しがいいということでもあるからです。
理念云々ない状態で職員間の風通しが良さそうなら、共通の敵がいるだけなので多分ダメなやつです。

4、挨拶ができているか

コロナ化で施設の立ち入り禁止になったことで施設内での透明性が悪くなりました。現在でも面談制限がコロナが明けても続いているところはまだまだ多いようです。
職員と接触する機会が減った今、利用者さんの家族が思うのは利用者さんの様子を知る手段が限られてます。そんなかで挨拶からの流れで利用者さんの様子を知ることができるからです。
利用者さんのことを率先して伝えなきゃと思う職員がいるかどうかは結構重要です。紙面だけのやり取りじゃ伝わらないことも話してくれる職員が理想。
これに関しては入所前にデイサービスやショートステイなどで途中に声かけてみるといいでしょう。

以上の四つです。最低限これぐらいは見学や訪問した際には確認すればいいと思います。
本当は言葉使い(敬語できない、利用者に向かってのちゃん付呼び、職員間でも同様など)やその施設の求人情報が多い・期間が長い、行事など慣例に慣れてしまってイベントが一辺倒など。まだまだ考えられそうなのもありますが、とりあえず見学訪問した際の見たらいい判断ポイントでした。

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