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興味が広がる問題

令和2年の一次試験運営管理の第21問を解いていて、惹き寄せられてしましました。

「生産の合理化に関する記述として、最も適切なものはどれか。」という問いで、僕の好きな「ECRSや、「合理化の3S 」「単純化」「動作経済の原則」「フールプール」といった用語が出てきます。

この問題では、「ECRS」については、最後のSを「Standardization」としているので、不適切。
合理化の3S」については、「標準化、単純化、専門化で、これは企業活動を効率的に行うための基礎となる考え方」という説明で、これが正答となります。

以上は、これまでにも紹介していたことですが、以下の選択肢については、より具体的な説明が付されていました。
まず、「単純化」について。
ここでは、「生産において分業化した各工程の生産速度や稼働時間、材料の供給時刻などを一致させる行為」と「同期化」についての説明をしているので不適切となります。
次の選択肢の「動作経済の原則」についてです。
作業を行う際に最も合理的に作業を行うための経験則」と説明されていて、ここまでは適切なのですが、そのあとに「この原則を適用した結果としてフールプルーフの仕組みが構築できる」と付言されていて、ここが不適切でした。

この問題と、その後の解説を読んで感心することしきりでした。

同期化って、こういう定義になるのか、なるほど。」
ちなみに単純化は、「設計、品質構成、構造手法、職務システム等の複雑さを減らすこと」とされていて、これにも合点がいきました。
動作経済の原則の説明を読んで「なるほど」。
そして、解説でフールプールについて、「ミスをした場合でも、そのミスによって生産上のエラーが発生しないように、組み込まれる仕組み」と説明されていた、またまた「なるほど」。

各々の用語は「言葉」としては知っているし、何となくのイメージはあったんですが、定義説明を読んでみて、より納得がいきました。
さらに、各々の具体例なんか知れると、さらに面白いのですが、あくまでも試験勉強中ですので、深みにハマるわけにはいきません。
過去問解いてて、盛り上がっている場合でもないかもしれませんが…。

いずれ、各々について具体例を知り、自分なりに活用できるようになりたいです。
意識して、実際に活用すればかなり有効な理論ばかりだし。

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