2018年の人生相談

Facebookをスクロールしていたら、こんな朝日新聞の記事がなぜか出てきた。

相談者は30代女性で、幼稚園の頃から人と仲良くするのが苦手で、一人で絵を描いて過ごしてきていて、自分ではわがままで、家では思い通りにならないとかんしゃくを起こす一方、外では常に人目が気になると書いている。すごい自己分析を冷静にする人だ。そして反省もする。

さらに空気読んだ表情や発言ができず、仕事の能力も低いから、周りから「どうでもいい人」と軽んじられていると思ってる。そうなのかな? 空気なんて読まなくていいよ~。

しかし、年を重ねるごとに、友人、家族のありがたみが分かり、恋人がいないことが寂しいと。でも人を慈しみ愛する方法が分からない。どうしたらいいのだろう?というのが悩みだった。

なんと、なんと、冷静な、すばらしく自分を見つめられる人だろうか。これで十分な気がするのだが。。。

それで、回答は美輪明宏さん。なぜかいきなり、書いてない「容姿にコンプレックスあるのでは?」から始める。え、そこ?

そして、「自分はどうせ……」みたいに自己卑下するな、暗い人には人は寄ってこない、逆にいつもニコニコしてれば、人は近づいてくると。

さらに本読めとか映画見ろとか、まぁ、ふつうに。

そして最後に、今の自分に疑問を持っているからこそ相談してきたのだから、すでにその時点であなたは大丈夫、と伝えます。いや、ほんと、それはそう思う。こんなにも自分を見つめられる女性、30代という若さですばらしいです。私なんて30代、自分のことなんも分かっちゃなかった。んで、それから人生たいへんでしたわ、ええ。

でも、これは2018年。今は2023年。この5年は大きい。もしやこの女性はアロマンティックの方かもしれない。他者に恋愛感情を抱かない人はいる。そのことに気づいてないだけかも。わからない。

そしていつもニコニコしてるような人もいれば、いつも無表情な人もいる。いろんな人がいるから、それぞれでもいいんじゃないのか?と思う。

もしや一人で描いていた絵は、天才的だったりしてとか。。。

さらに自己卑下だって、そうだよね、辛いけどさ、まぁ、みんなしちゃうよね。私も相当にしてたし、今もしがち。止められない止まらないってかんじよね~。だって女性は自己卑下しがちな社会構造だものね。この社会の構造が変わらないと、女性の自己卑下はなかなか止まらないよね。美輪さん、そうでしょう?と言いたくなる。

そもそも空気読まない人を排除するとか、ああ、同調社会日本、あかん、よね。あかん。これ、この人より、社会の問題じゃん、と思う。

というわけで、人生相談も5年も経つといろいろ回答も変わるよね~って思いました。


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