明日、とんかつ食べよう

 落ち込むので「明日、とんかつ食べよう」と声に出して言ってみたら、腹の底から希望が湧いてきた気がする。と・ん・か・つ。そうだ。とんかつだ。それがいい、それだ。

 1月末にコロナになって、それから2週間強。1週間ずっと家にいた後、歩いて3~4分のところに買い物に出たら息が切れて動悸が激しく、死ぬかと思ったが、そこから少しずつ戻ってはきている。とはいえ、まだまだ無理はできないよ~と体が言ってる気がする。そうだ、だから、とんかつだ、とんかつ。そうしよう。

 しかし2週間もこんなにダラダラ休むとは思っていなかったものの、休むって大事だと改めて知る。コロナ禍になってからずっとワッセワッセと走ってきた。あんまり休んでなかった。休むことが怖い気もしていた。何したらいいんだろう?って思ってた。でも、少し休んで分かった。何もしなくていいのだ。ダラダラしてりゃ、1日なんて、アッという間だ。

 そして、どうえもいいことをもわもわと考えた。急にわが身を振り返ったりもした。でも、振り返ってわかったのは、①なんて自分は馬鹿なんだろう ②馬鹿ってどうしたらいいんだろう ③今さらどうにもならんな という悲しみの事実で、布団を敷き直したりしながら、ああ、どうしたら頭って良くなるのかな?というむなしい問いかけを自らにしている。

 はぁ。でも、どうしようもないから、この馬鹿なまま残りの人生も生きていくんだな。せめて気分ぐらいアップしよう。そうしなきゃやっていけない。だからとんかつだ。とんかつ。とんかつを食べて、ちょっと元気になり、馬鹿は馬鹿なりに、それなりに、またコツコツやろう。そう思う。

 焦っても仕方ない。馬鹿も治らない。このまま、少しずつ元気になり、あきらめず、やり続けよう。ゆるゆる。

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