能登が心配で

 日本はもう終わるんじゃないか?とか思ってた2023年末だったが、なんだかそれが当たりそうなほどに元旦に大地震が起きた。しかも私の大好きな能登。憧れの能登。能登は相撲の里だ。

 金井真紀さんと作った「世界のおすもうさん」で、羽咋市に千年以上続く相撲大会と言われている「唐戸山神事相撲」に取材に行った。ふつうの人たちがとる草相撲。羽咋、穴水、七尾と、能登のあちこちから人が集まり、その人たちに取材をした。

 能登はアイヌの言葉でノットから来てるんだよ、能登は実はアイヌの影響が色濃いんだと教えてくれたおじさんがいたり。能登はどこか秘密めいているようで、大好きな場所。どうかみなさんご無事で。そして今年必ず行きます、能登へ。能登を旅したいのです。

 そんなこんなでテレビ見すぎて具合がさらに悪くなり、朝からとぼとぼ近所を散歩した。そしたら沼袋に「ハラルの店ができた」と聞いていた、その店の前にたまたま出た。あらっ?これ?とのぞき込んでいたら、お店のお兄さんが「どうぞ入って入って見て」というので入って見た。お菓子とか、スパイスとかいろいろ売ってて、菓子はあかんな、太るし、とミックスビーンズ買ってきた、ご挨拶代わり。これからよろしく。店の隣ではケバブとかも食べられる。きっと食べにくる。

豆。

 しかし料理はできない。不得意だ。どうやってこれを食すればいいのだろうか? 茹でて、しょうゆでもかけてみたらいいのだろうか? 誰か教えてプリーズ。それか、「潮の路」に持って行って、何かおいしいサラダにでもしてもらおうか。美穂子さんの魔法で。。。しかし550円と書いてあるが、お兄さんが20円お釣りをくれて、えっ?550だよ、と言ったら、おまけと言って20円くれたのだ。お正月2日、ひとりでぼんやり暗い顔で豆買うおばさんへのプレゼントだろうか。やさしい。

 この店の人たちと仲良くなりそうな気がしてしまう。

(ミックス豆はそのままスープにすればいいんだと知りました。コンソメスープにそのままざざっと入れたらいいそうです。良かった)

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