SAWADAFUMIO(澤田二三夫)

今と未来を引き出すEducator。 「夏休みの宿題をなくした破天荒校長」 教育講演…

SAWADAFUMIO(澤田二三夫)

今と未来を引き出すEducator。 「夏休みの宿題をなくした破天荒校長」 教育講演会やセミナー・研修の講師、教育・子育て事業を展開する企業のアドバイザーなど、幅広く活動しています。

最近の記事

教えない教育のススメ

「教えない教育」というと何もしない教育と誤解されることがあります。 ちょっとだけ解説するならば 「大事なことを簡単に教えないで、自ら気づいたり、自ら導き出せたり、学びの楽しさを体験させれば、自ら進んで考え、自ら学ぼうとするようになりますよ」 ということなのです。 ですから 何も目新しいことではなくて、今までも多くの先人たちがやってきたことです。 学校の先生のことを「teacher」と言います。 まさに「教える人」です。 でも、教育は「education」であり、

    • 社会を明るくする運動「講演会」の感想

      社会を明るくする運動「講演会」の感想をいただきました。 アンケートの最初に 「講演会の内容は?」という問いがあり、選択肢が □参考にになった □あまり参考にならなかった の二択だったので、ドキドキしましたが、100%「参考になった」だったので、まずはホッとしました(笑) ・とても楽しく、もっとお話を聴きたかったです。話を聴いていると自分自身が反省することも多く、自分自身の人間力をもっと高めていきたいと思いました。来年も澤田先生のお話がお聞きしたいです。 ・バイタリティ溢

      • 番組名:【NHK地域局発】東海 ドまんなか!「学びたい」を育てるには?~愛知発 教育“新時代”~ 放送日:総合テレビ 2023年5月8日(月) 14:05~14:30(全国) 【NHKプラス】同時配信あり/総合での放送後7日間程度の見逃し番組配信あり

        • 辞めていく先生たち

          自ら考え 自ら判断し 自ら決定し 自ら行動する そういうことが大事だと言い続けてきました。 残念ながら そういう先生たちが どんどん教職を離れていく(悲)

        教えない教育のススメ

          NHK「東海ドまんなか!」に出演しました。

          子どもの「学びたい」を育てるにはというテーマの番組に出演させていただきました。 短い時間で伝えるというのはとても難しいことです。 大学の授業も90分ですし、講演も90分。短くても45分はあります。 今回、与えられた時間は田所哲也アナと二人で合計7分間です。 天下のNHKですから、おかしなことは言えません。 NGワードを使わないように気を遣いながら、言葉を選びながら話したので、いつもの倍以上ゆっくりになりました。 普段の私を知っている方は、そのことを感じ取ったことだ

          NHK「東海ドまんなか!」に出演しました。

          先生が足りない

          あちこちで 「先生が足りない」 という状況になっています。 産休や育休の補充が足りない。 突然、休んでしまった先生の代わりが見つからない。 教員免許を持っていて、即戦力になるような人材が遊んでいるはずありません。 いたとしても、これだけ 「ブラック」 と言われていては、 やりたくなるはずがありません。 「8時半に出勤して、5時には帰れます。持ち帰り仕事も一切ありません。」 くらいの条件ならばやってもいいという人を紹介できます。

          校長しかできない働き方改革

          学校でできる働き方改革は、いくらでもあると思います。 夏休みの宿題をなくすだけで、かなりの改革になります。 運動会のような大きな行事でもやり方を変えればかなりの時間を生み出すことができます。 校長時代、「開会式の予行練習やります」と言うので、 「予行練習って、何するの?」 と尋ねました。 「全部通します」と言うので 「何で、全部通す練習をしなければならないの?」 と尋ねました。 答えが返ってこないので、 「並び方はわかっているの?」 「それならば、あとは当日にち

          校長しかできない働き方改革

          私の人生を変えた先生の一言

          子どもの頃から 「やればできるのに」 と言われていました。 「今から漢字のテストをします。5分後に始めるので、それまで勉強してください。」 こういうテストは満点が取れました。 「明日、漢字のテストをします。お家で勉強してらっしゃい。」 こういうテストは間違いなく不合格でした。 なぜだか分かりますよね。 私はお家では全く勉強しない子どもだったのです。 どんな才能があっても、見たこともない漢字は書けません。 保護者会では担任の先生から 「澤田くんはやればできるんで

          私の人生を変えた先生の一言

          現場でできる学校の働き方改革

          #教師のバトンというのを文科省が作りました。現場の先生たちに教師の魅力を伝えてもらおうと始めた企画だったと思いますが、「教師を辞めました」「学校はブラックです」「無料働かせ放題」等々、現場の大変さを訴える投稿がいっぱい。 そんな中で、「元校長です。」で始まる投稿をしたところ、反響を呼んでしまったのです。 #教師のバトンでは、「文科省が悪い」「教育委員会が悪い」という投稿がとても多いのですが、文科省や教育委員会が動くのを待っていては、何年もかかるのです。ひょっとしたら、何年

          現場でできる学校の働き方改革

          note始めました

          こんにちは澤田二三夫(SAWADA FUMIO)です。 どちらかというと文章が中心で、手軽にできるということなので、noteを始めることにしました。 簡単な自己紹介です。 38年間、公立の小中学校に勤めて、定年退職後、私立の幼保連携型認定こども園の園長をしています。 夏休みの宿題や職員会議をなくすなど、働き方改革をちょっとだけがんばったので、最初は「型破りな校長」なんて言われていましたが、本人は「殻を破りたかった」わけで、「殻破り校長」と呼ばれる方が嬉しかったのです。