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45億あったら何につかう?-資産家の貢献のはなし-

これまでぼくは100万円以上を
発展途上国や難民支援に寄付をさせていただきましたー

もちろん、物を贈ることもできるんですけど、
お金を贈るっていうのは、
その地域の判断でいちばんいいものに替えてもらえるからいいなぁって思ってました。

その土地その土地で、
今、緊急で必要!っていうものはあるので、
役立てていただけていたらなぁって思います。


▷お金は稼ぐよりも使う方が難しい


最近、お金って、稼ぐよりも使う方が2000倍くらい難しいんじゃないかって思い始めました。

自分の健康ひとつ考えたってそうなんです。

どんなものを食べたら、身体にいいのか?
どんなお布団を使ったら、ぐっすり眠れるのか?
どんな旅行をしたら、思い出に残るのか?

知識も大切だし、思いも大切だ。
まあ、何にも考えないで使っちゃうのが楽しい場合もあるんだけどね☺️

▷レバレッジのきく貢献


でさ、
それが地域貢献、世界貢献とかって広がったときに、何に投資をしたら、みんなが喜ぶんだろー?って考えたわけですよ。

これがめっちゃ面白いんですね!
全然分からないの!

例えば、動物が好きだから、
動物保護しようとかってなるけども。
もう何がよくて何がよくないのか具体的にわからんのです。

世界中の子どもたちが教育を受けられるようにしよーっていうのも考えたんですが、
じゃあどんな教育をしたらいいの?
その土地ごとに違うだろうし、個人でも違うだろうから、よくわからんのです。

寄付をしたとしても、
「余計なお世話だー」って言う人もいるだろうし。

国際貢献の世界ではよく聞かれる言葉なのですが
「魚を与えるより、釣り方を教えよう」
なんてね、言われるんですよね。

簡単に言うけどさ、
もし自分がお金を寄付する側でなくて、
使う側だったらどうしよう!?
って。

最近、他に自分がどんなことに貢献ができるのかなぁ、って考えていたんです。

どんな寄付が
レバレッジがきくんだろうかー?

どんな寄付をしたら
世界がうんと楽しくなっていくんだろうかー?

みなさんはどうですか?

▷東京大学FS成果発表会

昨日、今日と
東京へ出張をさせていただきました。

「東大フィールドスタディ」というプログラム。

東大生たち100人のプレゼンを聴いてきました!

めちゃ貴重な体験です!!

・東大生たちがチームを組む

・日本各地津々浦々に行って、地域でいっぱい学んでくる!

・地域の課題を提起して、解決策の提案をする

・あわよくば実証実験する

そんなプログラムが繰り広げられていたんです。

本来なら、東大生のプレゼンに感動しましたー!とか
そういうこと書くんだろうけども、
今日は割愛。

ぼくはもっともっとイメージを広げて過ごしてました。

▷イトーヨーカドー名誉会長の貢献


成果報告会があった会場は、
東京大学内「伊藤国際学術研究センター」。

総長先生が、冒頭のスピーチでお伝えいただいたこと。

「この会場をつくってくださった方にも感謝を申し上げましょう」

聴くとね、
こういうことだった。

この建物を作ったのは、
伊藤正俊氏。

あのイトーヨーカドーの名誉会長。

学問と社会がつながる場になるといいなってビジョンを描いて、
この建物を寄付したんだって。

ただ、
本当にタイムリーなお話だったんだけど、
昨日、訃報が入りました。

伊藤正俊氏が旅立たれたんです。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

▷45億の貢献


そんな伊藤さんが思いをこめて
この世界に残した、そんな建物で、
地方の課題に真剣に向き合った100名の学生たちの発表が、繰り広げられたんですね。

すごいよ。

本当に。

東大生の中にはさ、
地方の魅力に目覚めて、
休学して移住して起業するー!
なんて人もいるんだって。

このプログラムがすてきすぎて、
これが目当てで東大を志望する人もいるんだって。

実際に提案をしたプログラムが
その地域に実装されて
もたらされた効果もあるんだって。

また、この建物は、「国際学術研究センター」って言われるくらいだから、
世界中の人が来てカンファレンスなんかするんじゃないかな?

調べたらね、
伊藤さんがこの建物をつくるのに寄付した金額は、45億円。

45億あれば、
日本が元気になる場をつくれるんだなあ。

大学の学生に貢献しようと夢を描いた伊藤さん、すごーー!!って、
大興奮しちゃった🤩

▷教育の場に貢献するってすげえことが起こる


ぼくは、45億って、
決して大金だとは思っていません。

#この前40億の商談を経験したからかな

とってもすてきな建物だったんですが、
まさか45億で建ってしまうのか!って驚きでした。

日本の人口って1億ちょいでしょ?
ひとり4円出せば、そういう場がつくれてしまうんだなぁ。

日本の私塾もさ、
そこからたくさんの先人たちが輩出されていって、今のぼくらの生活がある。

教育をよくしたい。
そんな思いでやったことが、
何万倍の価値になって実るんですよ。


▷仲間になろーっ


発表会が終わったあと、
ぼくはひとり会場の壇上に立った。

きれいに整頓された座席に
たくさんの人たちがお掛けになられている姿を想像した。

ぼくは、思い描いちゃった。

きっと、自分は、
何かしらの形で、
人が楽しんだり、学んだり、熱狂できる場を
つくっていくんだろうなって。

それは必ずしも、今回のようなホールでなくてもいい。
広場でもいいし、小屋でもいいし。
河川敷でも、ビーチでもいい。

夢ってさ、叶えるのはそんなに難しいことじゃない。
むしろ簡単なんだよ。

思考は現実化する。

ありがとうございました。

一緒に何かしたいって思ってくださった方、
仲間になろーーーっ!




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