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念願のガラスペン購入! インク沼へようこそ【2022.11.18】

遂に、やっと、ガラスペンを買った。気軽に色々なインクを試せるその存在を知ってから約2年。どれがいいかずっと調べていて、HASE硝子工房のガラスペンに決まっていたけれど、腰が重かった。

オンラインショップがあるけれど、出品されても抽選で当たらないと購入できない。実店舗のある工房は首都圏にあるとはいえ、繁華街からはかなり遠く、ふらっと立ち寄れるところにはない。ちょっとした覚悟と意気込みが必要だった。作家さんのTwitterで、くるくると回りながら光を放つガラスペンの動画を眺めては「ほしいなあ~」とため息をついていた。

ところが、コロナワクチンの4回目接種を受けた翌日、静養のためにもらった休日に、「ガラスペンをいつ買いに行く? 今でしょ!」という思いがふいに浮かんだ。

思い立ったが吉日! 目指す工房は、最寄り駅から徒歩12分。geogleマップだけを便りにずんずん進む。商店街が途切れて住宅街に入って、本当にあるのかなあ?と不安を覚え始めたころ、工房にたどり着いた。

緑や赤、紺色や青など、色とりどりのペン先のないペン軸が何本も壺の中に入っていた。お祭りの模擬店で売られている棒状の飴を連想。どれもおいしそう!

「月曜日から水曜日まで製作した作品がお店に並ぶので、木曜日が一番本数があるんですよ」

その日はちょうど木曜日だった。所狭しと並ぶガラスペン。目移りするけれど、長いこと品定めをしていたのでお店に入って即決。私の運命の1本は、写真の「波紋ショート」のディープブルー。

手にしてみると、重くもなく軽くもなく絶妙な重さ。波紋のところがちょうど滑り止めになっている。ライトや紙の色でガラスの色合いが変化する。中細字にペン先を仕上げてもらっている間、店内を回ってみた。

私は以前、ブルーブラックの万年筆インクの話【2021/11/21】の記事を書いた。ガラスペンを買ったとたん、インク沼が引き込まれた。

グラデーションが好きだという私に、店員さんがすすめてくれたのは、色がセパレートしていくタイプのインク。寒色系で選んだのが、上の写真左から、「Happy Ending -soda-」 と「DEEP SPACE」。単色では大好きなグリーンの「都道府県シリーズ 秋田」。

少しずつ入れて楽しめる、鳥形のインク壺も購入。書き味の違いが楽しめる紙も。

ガラスペンをきっかけに趣味が広がりそう。いくつになっても、新しい世界との出合いは心がときめく。ペン習字も習いたいな。

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