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パンダのタンタンに夢中!【2021/09/22】

動物が苦手な家族がいたので、犬や猫を飼ったことがなかった。ペットと言えば、金魚くらい。動物園も水族館も、生き物が閉じ込められている印象が強く、幼い頃からあまり好きではなかった。私の生活から、動物は遠い存在だった。

それなのに。突如、パンダのタンタンにハマってしまった。きっかけは、毎週火曜日に配信される上野動物園の双子パンダ赤ちゃんの近況映像だった。毎週毎週大きくなっていく姿にほっこり。成長を見守る叔母のような心境だ。

最新版で、体重計測でバケツの中に入れられてまんまるになっている動画は、仕事帰りの電車の中で見ていて思わず吹き出してしまった。双子でも、性格が明らかに違う。うつぶせで寝ている1頭の傍らで、ガサゴソと動くもう1頭。ベッドの柵の間に頭を入れて、逃走を試みようとする。見ていて何ともほほえましい。

パンダつながりで先日、NHKで再放送していた「ごろごろパンダ日記 ~タンタンと飼育員の日々~」を見た。

神戸市の動物園にいるパンダのタンタンは人間でいうと75歳をこえる高齢だが、かわいらしい姿から“神戸のお嬢様”と呼ばれ大人気。しかしタンタンにとって神戸での20年は決して平和な日々ばかりではなかった。赤ん坊を生後3日で亡くし雄のコウコウも急死。竹を赤ん坊代わりに抱く偽育児という行動をとるように。そんなタンタンに寄り添ったのは2人の飼育員だった。まもなく中国に帰国するタンタンに密着する感動ドキュメント(NHKサイトより引用)

赤ちゃんも連れ合いも亡くして、ひとりぼっちになったタンタン。でも、飼育員さんや神戸のファンの人たちに支えられて、頑張っているんだね。亡くなった赤ちゃんの代わりに竹を抱く「偽育児」をしているシーンで、涙腺崩壊。分かるよ、すごく分かる。でも、誰にも分からなくても、赤ちゃんはちゃんといるよ。お母さんが想っている限り。そして、赤ちゃんはいつも見守ってくれているんだよ。そう信じて、毎日頑張っているんだね。

コロナが収束し、直行便が復活すれば、タンタンは中国に返還されてしまう。その前に、会って、「お疲れさん」と言ってあげたい。

*すてきな画像は、神戸市立王子動物園の公式ツイッター @kobeojizoo さんの画像を引用させていただきました。ありがとうございました。

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