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八極拳の「心技体」!!李書文八極拳の小八極拳、大八極拳、六大開拳

八極拳では、複数の套路(型)を練習します。

当流の李書文系の八極拳の練習では、小八極拳、大八極拳、六大開拳の3種類の套路が中心となります。

日本の武術や武道には、「心技体」という言葉があります。

中国武術にも、似た意味の言葉がありますが、ここでは、解りやすいように、この言葉を使いたいと思います。

この「心技体」とは、一般的には、「心」は精神力、「技」は技術、「体」は体力をそれぞれ総称しています。

上記の八極拳の套路の練習要求は、この「心技体」にあてはめる事ができます。

即ち、「心」は六大開拳、「技」は大八極拳、「体」は小八極拳です。

ただし、六大開拳は、厳密にいうならば、「心」と「技」のどちらにもまたがる技法だと言えます。

また、中国武術での「心」の考えは、一般的にいう精神力のような、曖昧な意味ではなく、明確な精神の活用の技術だと言えます。

現代の八極拳の練習では、「体」の練習である、小八極拳に重きをおいている人が多く、そこから生まれる、発勁の威力を求める傾向が強いようです。

また、当流の李書文の晩年の八極拳では、「心」の練習である、六大開拳を研究する人が多いと言えます。

しかし、小八極拳や六大開拳に比べて、「技」の練習である、大八極拳の研究に、重きを置く人は少ないと言えます。

本来、「心技体」の練習は、バランスが重要です。

どれか一つだけを重視しても、どれか一つが欠けても成り立ちません。


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