先日、すごく大事なお友達にすごく雑な扱いをされました。
いや、されたように感じて、とても傷つきました。

彼は、まったく悪気なく、ふと言ったひとことだったのですが、
昨年 １５年やってきたことを、いちど全部捨てて そこから数ヶ月、我慢して、我慢してようやく光が見えるところまで環境を作りこんで来た、今の私の精神状態がそれに耐え切れず、
珍しく壊れてしまいました。
タイミングが悪かった、としか言いようがないのですが・・・

どれだけ壊れたかというと。

ひとりになると勝手に涙が出てきて、手の震えが止まらず、気がつくとボーッとしている、っていう状態です。
１５年やってきましたが、初めてミシンで自分の指を縫いました！！（笑）

一応受験生の母でもあるので、家族のこともあり、
そうとうストレス溜め込んでいたのね、っていうのと同時に
自分がこういう精神状態であるという事を周囲の人にも気づかせない、っていうことの自分の演技力（？）を褒めるべきか、反省するべきか・・・
（もちろん、精神的にギリギリのところで今、やってるな、ってことは自分では認識していたのですよ。）

彼を責めるつもりは毛頭ないのですが、
（とはいえ、実はあとで久しぶりに他人に感情をぶちまけて困らせましたが。）
なにが私をこんなに悲しませているのだろう、と思ってよく考えたら、

「応援してほしいな、って思っている人に応援されない」

っていう事ほど悲しいことはないのだな、と。
彼は私より知識も経験もあり、頼りにしていると同時に本当に信頼しているので、心ない一言で傷ついてしまったのです。
（何度も言いますが、タイミングが悪かっただけなのですが・・・）

そんなときに。
経沢香保子さんのこのnote。めちゃくちゃタイムリーだったので、シェア！

わかります、ものすごーく共感しました。
レベルは違えど 私も「ゼロからイチ」の人であり、新しい文化を作ることに挑戦し続けてきましたし、パイオニアであるという勝手な使命感に駆られてやってきましたので・・・

でも、実は「応援してほしい」って気持ちって、もしかしたら女性特有のものなのかな、と思うことも度々あります。

グループ文化で育っている私たち世代の女子にとって、”受け入れられること”って重要なファクターなのかな、って。

私は東京と新潟を行ったり来たりしているので 東京の事情と地方の事情をある程度は分かっていると思うのですが、
特に地方は「地元の人にいかに応援してもらうか」って、すごく重要です。

先月から東京にも拠点を作りましたが、
「やっぱり、新潟を捨てるのね・・・」って言われるのです（笑　いや、笑えない！）。

なので、わたしは地元の人たち（特に女性）に応援してもらえる私であるために、地域貢献をしてきたのかもね、って今、思います。

PTAもやれることは全てやりました。それも誰もが嫌がる「長」のつく仕事を引き受けて。
私の代で思い切って辞めた事業もあるし、今まで全校で15人程度しか集まらなかった行事を、120人集まる行事にしたものもあります。

子供たちの部活の応援に行き、学校行事には全て顔を出し、
”仕事をしている事を理由にして、子育て周りを何もしない” って言われたくなかった、ってのが正直な気持ちです。
（同時に、子供にとって１２０％やってきたよ！って言える状態でありたかった私もいます。）
おかげで最高のママ友、パパ友に囲まれて、むしろ感謝しています。

地元の地域活性化事業では、実行委員長もやって、主婦であることをウリにしてメディアにも相当出たし、講演も何度かやりました。
「かとうはとこは目立ちたいだけだろ」っていう人もいましたが、
「この地域には、こういう人が今、必要だな」って思ったので、本当は裏でコソコソやってる方が好きなのですが、やりました。
全国から視察が来るほどのイベントになった後は、次世代メンバーに引き継いでいるので、結果は出せたと思っています。

そして、母校である地元の高校の同窓会のお手伝いをして、
４月からは地元の商工会議所青年部の役を受けることになっています。

別な言い方をすれば、
「文句を言わせないために、頑張ってきた」
とも言えるかもしれません。

私が私のやりたい事をやるために、女性であるためにこんなにも努力しなくてはいけないのか！ っていうのが、地方でキャリアを守ろうとあがいてきた、私の率直な感想です。

昨年、子どものドレス専門ブランドをはじめました。
私の今の知識と技術をなんとか形にしたと同時に、地方で眠っている女性たちの能力を発揮させれるプラットフォームでありたいと、

そして、メイドインジャパンを守る企業のひとつでありたいと、
ちょっと欲張りですが、思っています。

職人も育てたいし、ビジネスウーマンも育てたい。
結婚、子育てを経て第一線から遠ざかると、経済的な自立だけでなく、精神的な自立心をも失っていくものなのね、
っていうのは身をもって感じたし、
そんな仲間もたくさん見てきたので。

私のできる力は小さなものだし、
別に私がやらなくても良い気もするけど。

今、１５年前の私と同じようにあがいている後輩たちのためにも、
子供達のためにも、
そして、これを乗り越えた時の自分自身と、周りがどう変わっているのか？っていう興味もありながら.

どうぞみなさま、その日まで応援していただけたら嬉しいです。(
経沢さん風に）

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