「3/31までに記事を書けば連続投稿記録を2ヶ月に伸ばすことができます！」とnoteから通知が来ていた。

むしろ2ヶ月前に途切れてたんだ。いいことを３つ数えるやつを投稿したつもりですっかり放置していた。半年前の記憶は思い出せないので、あれはもう続かないと思います。諦めが早い。あと変に完璧主義なので、今月から再開するとかもできない。

とはいえせっかく通知に気がついたので適当に日記を書く。これも多分続かないんだけど…。

ホームズを追え

ヘッダーの画像は、最近完成したばかりのイマーシブフォートにある、The シャーロックというアトラクション(？)に、先日行った時の写真だ。日記って言ってるのに先日とはこれいかに。

エリアの中ではたくさんのキャストがそれぞれの登場人物として行動していて、私たち観客は60分間好きなようにそれを追いかけ、見ることができる。時々話しかけられるが、基本はいないものと見なされていて、キャストはもちろん同行者とも喋るのも禁止だ。

今調べたら48のアクターがいるらしい。ほんと？そんなにいた？
まあいたとしても同時に複数のことが複数の場所で起こっているので、全部は把握できないのも仕方がない。

事前のレビューで、「足元が暗いからキャストさんを追いかけて転ばないように気をつけて！」という情報だけは知っていたのだけど、いやそんな歩かんやろ、と思っていた。
ところがキャストたちが本当に想像の3倍くらいのスピードで歩き回るのでウケてしまった。階段を登ったり降りたり、突然小走りになったり。
道が暗くて狭いのもあって、トロトロしてたらキャストどころか同行者も見失い、4人で来たのになぜか途中1人行動していた。
本当に動き回るので厚底で行くのはお勧めしない。あと暑いので脱ぎ着できる服がいいと思う。バンダナを口に巻いてるのもあって途中から息切れしてた。

でも逆に何人かで行ってバラバラに行動すると、終わった後に見てなかった情報を得られるのは面白いなと思った。映画や小説とは違った感覚だ。

情報を突き合わせても、そういえばあれなんだったんだろう…みたいなのは何個かあるけど、見逃しただけかもしれない。ミステリー要素はそこまでなくて、動きながら観測するのが面白いって感じ。キャストの演技も上手だった！
事件の大筋の謎解きシーンは、よっぽど変なところに迷い込まない限り最後は全員で見られるので安心してほしい。

あと多動気味な人には向いてるかも。その場面に飽きたら歩いてどっか行けばいいから、好きなように楽しめる。同行者には一言断っておく必要があるけど。

イマーシブフォート自体の感想としては、正直言うとアトラクションの数を考えるとちょっと割高かもしれん。
ごめん！金なくて！！でも有料アトラクションつきだとディズニーと同じくらいの値段になるの普通にやってんなって思った！！！有料アトラクションないと多分やることすぐなくなるし！！！！春休み以外はもうちょい安いのかな？！！！！ご飯と飲み物も高い！！！！！！

でも一回行ってみるのはアリだと思う。The シャーロックは体験の形として面白かったし、第五人格のやつもビビりには難易度エグすぎるけど好きな人はハマりそう。
これはさすがにネタバレじゃないと思うから書いちゃうけど、ジャック・ザ・リッパーは知らずに入ったらお化け屋敷くらい怖くてビビった。先頭なのをいいことにめっちゃ走りそうになった。危ないのでダッシュは禁止です。

書いてて気がついたけど、ホラー系のアトラクションが多いというか、ホラー要素がないのが1-2個くらいしかなかった気がする。心臓弱い人は気をつけて！

オリエント急行

ここからが今日の話で、「オリエント急行の殺人」（中村能三訳）を読んだ。アガサクリスティの一番と言っていいほどの代表作でありながら、タイミングを逃して読めていなかった。

（注:この先特にネタバレないです）

ド有名なだけあってド級に面白かったので、読んでない人は人生でネタバレを踏まないうちに読んでみてください。それとも読んでないのは私だけで、みんなもう読んでたのかな。え〜言ってよ〜〜！
登場人物が10人以上いるので、情報量が多いと頭が狂う人はやめておいたほうがいいかも。

ミステリーを読んでいて毎回思うのだけど、ミステリーって登場人物たちがみんな合理的だし記憶力がいいから成り立つものだ。そうじゃないと解く時のスッキリ感がゼロだから当たり前なんだけど。

私がいたら、意味もなく純粋なミスでコップの水を倒して溢すし、鍵も締め忘れるし、アリバイや怪しい人物を聞かれても何も思い出せないどころか偽の事実を言ってしまう自信がある。目も悪いから見間違えも多発する。
名探偵ポアロもびっくりの攪乱だ。共犯と言っても差し支えない。

みなさんが犯人なら、うっかり事件現場に名探偵が来てしまった場合に備えて、私も呼んでおくといいと思う。
でも逆に完全なトリックを実行できた！と思っても、私の非合理的な行動ですべてが無に帰すかもしれない。博打すぎる。
ミステリーに運ゲーは要らないので、やっぱりこんなやつは登場しないほうがいい。ミステリーの登場人物はしっかりしていて偉いなあ。

今週の標語

さようなら。