ピクニックライブをやるよ

今年は、季節に沿った行事にすこしだけ力を入れていきたい。とひそかに思っていて、一月は「春の七草とおんじゃおんじゃ(鬼火焚き)」をやった。来月は「にがつみっかは節分だよ」と称して、豆まきをやったり、恵方巻きを作ったりする予定。三月はなにをしようか。と考えるずっと前のとある朝、目覚めたら、窓から差し込む陽光が柔らかくて「裏の畑でピクニックライブをやりたい」と思った。それで、三月はそうしようと思った。二十坪もあるしろうとには手にあまって仕方がない裏の畑をこれからどうしていこうか、とかねてより考えていて、一年目は「鳩麦農園部門」と名付けて、いろいろなくだものやおやさいを植えた。とってもたいへんだった。わたしはけっこう序盤に頓挫して、ハハが部門長になった。二十坪は家庭菜園の領域のずっと向こうにあった。F1種にこだわって、発芽からやってみたら、芽がでてくれないものもたくさんあった。間引きや立ち作りがわからなかったから、へんてこなおやさいがたくさんできた。一年やってみて、わたしはおやさいをつくることにはあまり興味がないことに気がついた。おやさいより、草花を育てたいと思った。いろんな草や花を見て楽しんだり、摘んで楽しめる原っぱを作ろうと思った。だから名前も「鳩麦園藝部門」に変えよう。そして春には、いろいろな草花がいっぱいある原っぱにしよう。ときどき摘んで生けたり、束ねたりして、ひとにあげたりなんかしよう。そんなことを考えていたら、不埒にピクニックライブをしたくなった。三月は、ピクニックとおんがく。佐賀にある「RITMUS」というおみせをやっている北島さんに相談をした。北島さんは、齋藤キャメルさんと笹倉慎介さん、二人の音楽隊を連れてくると言ってくれた。せっかくなので、と佐賀で焙煎所を営んでいる「ハバナイスコーヒー」さんも呼んでくれた。北島さんはすごいと思った。北島さんに相談してよかった、と心から思った。はじめてライブを企画する、なんにもわからないわたしに、手取り足取り教えてくださった。「雨が降った場合はどうするの?」という北島さんの質問にも、わたしは「雨のことをすっかりわすれてた!」。根気よくお付き合いくださった北島さんのおかげで、実現するこのピクニックライブは3/31(日)正午より。前売り3,000yen(当日3,500yen)。要事前予約でピクニック弁当1,500yenもあります。なんと、唐津の「料理屋あるところ」謹製。「ふだん、お弁当はやっていないけど、特別だよ」と言ってくれて、つくってくれることになった。ひとりでも多くのひとに来てもらいたいから、すんごくお得にしています。いちおう、雨天時はハトムギソウの中で、と今のところ思っていますが、人数によっては別のところも考えようと思います。齋藤キャメルさんと笹倉慎介さんの二人によるピクニックライブは3/31(日)正午より。チケット前売り3,000yen(当日3,500yen)。料理屋あるところ謹製ピクニック弁当は要予約1,500yen。お申し込みはinfo@sagaguesthouse.comもしくは0955-80-0597まで(おなまえ、人数、ご連絡先、ピクニック弁当の有無を添えてお送りください)。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?