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noteの公式イベントで最所あさみさんの講演を聴き、クリエイティブ系の企画を思いつくなど #notemeetup


昨年まで働いていたBOOK LAB TOKYOの日々が、突然戻ってきたかのようだ——。

エレベーターに乗り込むとギリギリで飛び込んできたのがはあちゅうさん。ブックラボでイベントやったときは出勤してなかったので、初めての動いているはあちゅうさん。しかも、いきなり、エレベーター内で二人という。

あんじゅ先生をよろしく!とか言おうかも思ったけど、「おまえ誰やねん案件」を、密室で生じさせるわけにはいかない。駄目、絶対。

せめてエレベーターの降り際に、ジェントルマンに振る舞おうと思ったのだが……

うまくいかずに先にどうぞと促されて先に出て行く無能なジェントルマン。フランスあたりで修行して出直すべし。

エレベーターを降りるとカメラマンの矢野拓実(@takumiYANO_)が立っていて、顎が外れそうになっている。

「は、は、は、は、はあちゅうさん!!」

彼はミーハーなのです。ただ、矢野っちがいてくれてちょっと安心。心の安定剤。

他にもコルクラボや朝渋に来ていたみなさんも見かけた。忙しそうだから話しかけなかったけど。

そして、昨年BOOK LAB TOKYOのオンラインサロンにてコミュニティーマネージャーをしていた最所あさみさんの講演。

もっとお金の話をするのかと思ったらそれは全然違っていたのだけれど、活き活きと話しているのをみてなんだか懐かしいやら、去年は大変だったなぁと思い起こすやら——。

さてさて、人様のことを書くのも良くないかなと思うのであまり人物評をしたことはないのだけど、今回は著名人の講演なので、感想という体で少し書いてみよう。

最所さんとあんじゅ先生の中には三国志の武将が入っている。

今のぼくのホットテーマは、あんじゅ先生と最所さんのどちらが呂布なのかである。どちらも強い。戦闘力が半端じゃない。しかし、最所さんは曹操なのかもしれないなぁと講演を聴きながら感じた。

視野が広く、複数の方向性を持っていながら、それぞれについて緻密。王者の風格。いや、もしかしたらもっと軍師的で孔明なんだろうか。直接戦闘するタイプではないわけだし……。うーん。ぼくの旅は続く。

そして、あんじゅ先生はやはり呂布だな。

さて、最所さんの講演で一番面白かったのは、小林秀雄を読んでいると言っていたこと。声を出して笑ってしまった。流石にこの界隈の人には伝わらないかなぁと思ったけど、案の定ツイート実況戦士は誰も拾っていなかった。

最所さんは、神を作れる人なんだろうなと思う。

頭の中には常に誰かの思想があって、それを一旦忠実にトレースし、その過程で考えたことを書いていくというスタイルを取れる人だ。

ぼくの知る限りは、mixiの元社長の朝倉祐介さんと勝海舟が神として機能している。そして、彼らが書いたものが「聖書」になっているようだ。もしかしたら最近は小林秀雄も含まれるのだろうか?

聖書とは物事の原理原則、価値判断の基準、迷ったときに戻れる場所だ。

最所さんは常に「こんな時、勝海舟なら」という思考が出きるから強い。

今起こっている諸問題について、一度「聖書」に戻って考えた上で、聖書を引用しながら自分の考えを紡いでいく。

こういった思考様式は、宣教師と同じなんじゃないかなという気がする。布教する気はないとは思うけど、最所さんの文章を通して、勝海舟や朝倉さんの思想を知った人も多いはずだから。

念のため書いておくが、ここでいう宗教という言葉には、カルトなどを含むネガティブな意味合いはまったくない。日本では宗教がネガティブなものと思われることもあるようだが、それは日本の特殊な事情である。

最所さんは宣教師!!

とか書くと悪口に聞こえるかもしれないが、そうではない。戻るべき正典や思想を持ち、それを丁寧にトレースすることで、自分の発言や行動を根拠付けすることが出きるとても強い人、というポジティブな表現である。

また、複数の「聖書」を持つのはかなり高度な思考様式なので、真似しようと思っても出来るものではない。

なんでこんな話しをしたのかというと、実はぼくはまったくもって宗教家ではないのだ。人の思想には簡単には影響を受けない。

いうならばスナフキン派である。

スナフキンの言葉がしっくり来ている。

あんまり誰かを崇拝するということは自分の自由を失うことなんだ。
僕は自分の目で見たものしか信じない。けど、この目で見たものはどんなに馬鹿げたものでも信じるよ。

念押ししておくが、スナフキンのほうが良いという話ではない。あくまでも違っているということだ。

これは研究者をしていたからかもしれない。研究者とは、昔の人が築き上げてきたものを疑い、修正し、時には粉々に破壊することを目的とした思考様式をしているからだ。

ぼくは自由でいたいし、自分で考えたいから、人の思想はなるだけ入れたくない。ノイズだ。ぼくが良い悪いを判断するために、他の誰かがどう考えるのかはまったく影響しない。

物事を考えることは必ず自分の感覚と経験に根ざして考える。そこで、吉田松蔭がどうこう言っていたということを思い出したとしても、それは全力で排除する。

それは他人の話だし、その人になってみないと本当のことはわからない。そして、他人に制限されると、思考と感性の自由が失われてしまう。

宣教師の喩えと対照させるならば、ぼくは教祖なんだろう思う。

もちろん宗教家になりたいわけではない。宗教とは、感性や表現ではなく、ハードなビジネスでありハードなマーケティングなので、どちらかというと苦手分野なのだ。

ぼくは、この人はどういう人で、どういう思考様式で、どこへ向かっていくのだろうかと考えるのがどうやら好きらしい。最近気づいたのだけど、クリエイターにクリエイティブな示唆を与えたり、一緒にビジネスの企画を考えたりすることがどうやら好きらしい。

この前考えたのはクリエイティブとビジネスとスポーツを三本柱にして、その「あわい」を強みにしていくということ。クリエイティブ×ビジネスとか、スポーツ×クリエイティブとか、そういうこと。



そして、その強みというのは自分が戦うだけではなく、誰かに示唆するためにも使えるなと今日思いついた。

というのもですね。meetupなんですが、今日はへばっていて18時頃まで使いものにならなかった上、若い人も多いので社交的に振る舞うのがしんどくなってしまったので、全然ミートアップしなかった。

自分が登壇者の時は突っ立ていれば誰かしら話しに来てくれるものの、そうじゃない場合には、話し相手を探すのが実にしんどい。何らかのスイッチが入っているときとか、場の雰囲気が特殊なときには出来ることもあるのだが、こういう大規模な懇親会で結果を出したことがない。

せっかく懇親会に来たのだから、盛り上げないと悪いなという気持ちもあるんだけど、話しかけた結果「あんた誰?」と言われるところから始まる会話は体力がある時しか出来ない。

とか思いつつ端っこのほうで、メールを打っていた。最所さんがよく引用する某氏から「原稿まだですか?」というメールが来ていたのだ。なかなか面白い状況だけど「ごめんなさい」が先なのである。

としていると、同じようにあぶれている社交性不足型カメラマンの矢野っちが現れた。

「やばいっすね。いやー、こういうところやばいっすね」

と、いつもの口調で、輪に入れないと嘆いている。いつものように矢野さんの肩でも揉んで帰るかなと思っていたところ、矢野氏が誰かを呼んでいる。一緒に来た人のようだ。

ライターの鈴木しのさん @/shino74_811 

ご飯を取りに行った後、1対1で話していると、この若いライターさんはいけそうだなぁという感想を持つ。さて、自分はどうしてそう感じたのだろうか。話を聞いているうちに、段々と押しつけキャリア相談のような形になってしまって、結局「なんて有益なアドバイスを!!」とまでありがたがられてしまった。

その言葉が嘘ではないことは、最初に矢野さんと一緒に喋っていたときと、目のキラキラ度が違ったから間違いないはずだ。いや、矢野さんといるとつまらないとかそういう話じゃなくて。

クリエイターにアドバイスをするためのある種の正典が、僕の中にも出来てきたのかもしれない。アドバイスしている暇があったら自分のことをやれというのもは大正論なんだけど、どうにも気になるところではあるし、自分の経験が人に役立つなら、それ以上に嬉しいこともないなと思う。

ましてや、表現で生きていこうとする人は心から応援したい。

とはいえ!お金で大きくサポートするのはぼくには難しいので、脳への刺激とヒント、成功事例などを提供する。

見返りなくてもいいかと思っていたんだけど、半分仕事化しちゃえばいいやと思い立つ。

ちょっと前に思いついた「頭の整理屋」と掛け合わせる。

この記事の趣旨とは関係ないんだけど、バズ記事はこちら。
ハリルホジッチ解任でサッカークラスタが発狂している理由

そういえばあんじゅ先生にも「しんたろーと話すと整理できてちょーいい!!(大意)」と言われたことがあった。この間もブックラボ時代の同僚で、センスの塊なんだけどどうやって表現したらいいかわからないと常に悩んでいる子と2時間くらいがっつり話したら、非常に面白い展開になった。

クリエイターの頭の中を整理してやりたいこと、実現するために必要なことを整理するサービス。

とはいっても、駆け出しのクリエイター相手に商売してもしょうがないので、料金は安めで出世払いも出来るようにすればいいかな。完全に趣味でやっていると続かないので、ある程度コンテンツ作りに活かせたり、多少のお金になるくらいには枠組みを作る。しかし、そこで大儲けするのは不可能だし、目指さない。

思いつきなんだけど、せっかく思いついたのでラフスケッチをしておこう。

1.noteのマガジンを作る。タイトルは『注文の多いクリエイティブ相談所』にしよう。しのさんと話してて思いついた。まずは無料で始める。

2.『注文の多いクリエイティブ相談所』は、基本は対面でミーティング。場合によっては電話やスカイプでもいいかもだけど、初対面でやると精度は落ちそう。心労がたまるので、料金を上げる。

3.得意なこと、好きなこと、苦手なことをディスカッションしながら整理していく。

4.どういった知識や技能をつけていくべきかを検討する。

5.夢を描く

こんな流れがいいのかな。

ぼくのところに会いに来ると、クリエイターとしての未来が切り開けるというような流れが作れるといいんだけど。ちょっとやそっとじゃどうにもならない人もいるし、今日話した鈴木しのさんみたいにほぼ流れは出来ていて、後はアイデアだけという人もいる。

大手術が必要なケースもあるだろうし、全然言うことを聞いてくれない人もいることだろう。

『注文の多いクリエイティブ相談所』(仮)
・1~2時間、対面式
・メールサポートは基本なし(メールが得意なクリエイターなどいないという暴論)
・料金は、なんか面白い感じに出来るといいんだよなぁ  

あんじゅ先生&ナツメさんと一緒に始めたラジオ『クリレコ ~Creaters Recording~』ともうまく連携出来そうな気がする。ちなみにこちらは、noteで展開しているラジオ。

クリエイターとしての活動と体重を1~2月に1回集まって記録していくという趣旨の番組。

あと関係ないんだけど、文章のインテンシブな添削も出来るな。自分がどういう文章を書いていて、その文章からどういう人間に見えるのかというのは、無自覚であることが多い。

先ほどの鈴木しのさんの文章見たら、ここをこう直すとこうやって印象変わるよとか、ロジックの流れをこう組むと……とか色々言えるなと気づく。

文章というのは非常に面白い表現形態なのだ。

そのへんをじっくり添削して、その上で、より良い文章が書けるようにする講座。こっちはちゃんと収入になるといいんだよなぁ。同時に展開しようかしら。

あ、そうそう。深津さんとだけは話したかったので、気合いを入れて人混みをかき分けて話しに行ってきた。想像よりもずっと優しくて温かくい感じの人で、やっぱりnoteの人だなぁと思った。

何も用意していなかったので次にお会いするときには何か面白いものを持って行こうっと。

クリエイターに対しては柔らかく接しないといけない。そうじゃないと才能が詰まれてしまう。

逆に潰したかったらこうしたらいい。

「ああしろ、こうしろ。おまえのここがダメだ。おまえの人格的欠点が足を引っ張ってるから直せ。締切早くしろ、早くメール返せ。請求書をさっさと作れ。時間に遅れてくるな。俺の電話に必ず出ろ。」

noteは、クリエイターに対して面倒なことを言わない。使い方も簡単。課金システムも簡単。明朗会計。

PVも1日2回しか更新されないから、どのくらい読まれたかをあまり気にしなくていい。インターフェイスがシンプルで、とても使いやすく、発想が次から次へと湧いてくる。

これ以上に優れたテキストエディターは存在しないと思っているくらいだ。note以外に投稿する記事の下書きをnoteで作っていることもある。そのくらいnoteは優れている。

フォントやレイアウトのバランスを作った人は天才だと思う。Wordpressのテキストエディタ作った人に爪の垢を送りつけて欲しい。

というわけで、ある程度成立しているスポーツと、強みはそこまでないけど仕事にはなっているビジネスと、最後の柱として立てようとしているクリエイティブがここに立てられると楽しくなりそうだなというところ。

ニコニコ超会議のトークステージにも出たし、W杯関係のクリエイティブ系の仕事も一つ決まったので某大きな広告代理店の会議に行くことにもなりそうだし、こっちもなかなか賑わってきた。

あ、そうだ。「相談所」で会った人を集めて飲むみたいなことを定期的にやるのもいいなぁ。そういうのも楽しそうだなぁ。

というわけで、マガジン作りました。毎日書くのはぼくのスタイルではないので、週1くらいを目処に書いていこうかと。

最所さんの講演の感想とは言い難い内容になったけど、そこから派生して考えたことなので、まぁいいかというところで。

文章や音声コンテンツが面白いと思った方は、是非サポートをお願いします!コンテンツづくりのための経費や投資に使わせて頂きます。用途については不定期でnoteに公開します。