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英国チャリティショップ、売上減少。でも今後の展望は...

英国はじめ欧米では、非営利組織が運営するチャリティショップが街中に点在します。日本でもAARさんやアムネスティインターナショナルさんなど、e-siteで関連グッズや寄付付き商品を販売していますが、欧米では路面店も。ちなみに、Cancer Research UKだけでどうやら約600店舗あるらしい。

さて、このコロナ禍で、英国の主なチャリティショップでの売り上げと利益が減少しているという調査結果がでていました。

年間利益としては、2018-19年のシーズンと比較して、Oxfam GBで12.7%減少、Cancer Research UKで15.3%減少。30のサンプル団体全体でみると、収入は3.1%増加・経費が4.9%増加、結果として利益は全体で1.4%の減少。

これだけ世界的に景気低迷状態ですので、予想できた範疇ではあるのですが、ちょっと気になるのは今後の展望というかチャリティショップの可能性について。

失業や景気の低迷から考えると、バザー品等を置いてあるチャリティショップの需要が今後高まる(=売上上がる)可能性があるのではないかということ。過去の経済危機でも同様の傾向がみられてきたらしい。

なお、英国全土に11のショップを持つTraidは、利益が14%増加。←こちら、衣服が捨てられるのを防ぐために活動しているところらしい。ここの利益が上がっているということは、今後の展望もあながち外れることはないだろうなと思われます。

アメリカの実情のように、寄付そのものの減少は否めない。

けれど、非営利組織の起死回生の一手は、こういうチャリティショップにある。
かもしれない。

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