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あなたが死にたいのは、死ぬほど頑張って生きているから

7つの習慣®アカデミー協会プロデュースメンバーからご推薦を頂き、購読させていただきました。言葉遣いや表現がやさしく非常に読みやすいうえ、期待以上の内容で、あまり読書が好きでないわたしがめずらしく一気読みしてしまいました。(笑)

わたしは精神医療は初心者で、むしろ麻薬や免疫が専門なので、うつがウィルス感染とかかわっているというお話は、ひじょうに興味が湧くところです。しかし、その点は今後の自分の研究課題にするとして、今回は個人的な興味よりも全体的な感想を述べさせていただきます。

全体的な印象として大きく2つ。著者ご自身の実例も踏まえて引用される内容が非常に理解しやすく、内容に良い意味で引き込まれやすいという点と、今わたしが勉強している「7つの習慣」とリンクするところが多いという点です。

本文中にこのようなお話があります。
大切なことは、何かうまくいかないことがあった時に、良い・悪いの2択で悩まないこと。
ただ合わないだけということがあるのです。
(中略)
違和感を感じたり、何かがうまくいかなくなったりする時。
「正しいか正しくないか」の判断に固執せず、自分も否定せず、周りも否定せず、ただただ「違うんだなあ」とその違いを味わってください。

「7つの習慣」では、その第6の習慣「シナジーを創り出す」において、「シナジーは、原則中心のリーダーシップの神髄である。」「シナジーの本質は、お互いの違いを認め、尊重し、自分の強みを伸ばし、弱いところを補うことである。」とあります。お互いの違いを認めることが、良好な人間関係の第1歩であることがよくわかりますね。得てして自分と違う考え方を否定的に捉えたり、疎んだりしてしまっている自分を恥ずかしく思います。

また、このような記述もありました。
前のページでは、「男女の違い」を超えるための方法をお伝えしました。
それぞれの心の構造をうまく理解できるようになったら、その次にできること。
それは「相手を理解し、相手のしてほしことをさせていただく」ということです。そう、「させていただく」のです。
(中略)
これは男女間の問題だけではなく、すべての人間関係にいえること。
この、「感謝」と「共感」ができたら、どんな人間関係も問題が起こるはずがありません。

「7つの習慣」では、第5の習慣として「まず理解に徹し、そして理解される」があります。そのなかで、「共感とは、相手の視点に立ってみることである。相手の目で物事を眺め、相手の見ている世界を見ることである。それによって、相手のパラダイム、相手の気持ちを理解することである。(中略)共感して聴くには、耳だけではなく、もっと大切なのは、目も心も使うことである。」とあります。平先生はこの感覚をすでに体得しておられるのだとつくづく感心させられました。

幸いわたしは周囲の人々に恵まれ支えられて、これまで50年間生きてまいりました。同級生が自殺したり、親友が病死したこともありましたが、自傷行為に及んだことはあっても、自殺を企図したことはありません。これからは、今までの経験を踏まえ、周りの方々を支えられる存在になりたい。そのために現在、スティーブン・R・コビー博士の薫陶を受けております。

わたしのこの世に残された時間は、(順当に行っても)あと30年ほどです。もしかしたら、もっと短いかも知れません。この本を読んで、わたしに残された貴重な時間を、終わりを思い描きながら大切に生きていこうと思いました。

最後にわたしの好きな平先生のお言葉を紹介します。
どちらが正解かではなく、どちらも正解です。
自分の選んだ正解を楽しんで進んでくださいね。

この本に興味を持たれた方は是非読んでみてください。

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