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天井知らずで底抜けに


間違えた 間違えた 間違えた!!!!

別に、『普通になりたい』と願っているのではない。
ただ、『普通を分かりたい』とは常々思っている。

わたしは折り紙診断書付きの低IQだ。
予測が下手。人間関係よく分かんない。共感能力が低い。察しが悪い。空気が読めない。
はい。
そうです。
必要スペックを全く満たしていないながら無理矢理エミュレートして、普通の社会ってやつの末席にかじりついています。たのしい。

足りないものは足りないのでしゃーないって思っている。
だって足りないんだもの。
とはいえ、開き直っているつもりもない。
なるべくなら滑らかに、穏やかに、健やかにありたい。他者はわたしが「普通」であるという前提で接してくることが多いから、できる限りわたしも普通っぽく生活しようとつとめている。


……が、難しいものだ。


夫から、ふたりの生活に関わる、彼個人の事情を告げられた。
そうなんだー、と思った。
心配するべきだった!?

退職したいならすればいいし
引っ越し希望なら一緒に探すし
学びなおし予定なら応援するし
好きにしたらいいと思うの
……だめなのかな 「普通」っぽさを目指すなら。

たとえば家族が怪我をして休職することになったとしよう。
怪我そのものについては気の毒だな、かわいそうだなと感じるけれど
わたし自身が負傷しているわけではないのだから
わたしが治せるものではない。
だからそれ以外の何もない。
将来を憂えたところで回復が早まることもない気がするし
仕事については職場の面々で悩んでくれって感じ。私生活で家族であっても、業務に関しては全くの部外者だもの。(わたしは家族の誰とも、仕事上でのかかわりがないからね!)
結句わたしからすると「家族が家にいる時間が増えた」に終始するだけなのよ。
それは、純粋に、嬉しい。
好きな人が家にいるの、ハッピーじゃん。

……というような話を、した。
天井知らずで底抜けに前向きだ、と言われた。
前向きなのか?????
ただ嬉しいことを嬉しいって、にこにこしただけなのだけれども。

なんかこう……そうじゃないらしい。「普通」な反応は。
えぇー…………嬉しくない? 喜ばしい出来事があったとして、その理由は喜ばしさに影響しなくない? 出来事は出来事だもの。
ポケットから100円玉が出てきたら、きっと元々自分のものであっただろうと分かりつつも「ラッキー♪」って思わん?
なんでよ……?

わからん!!!!!!!!


今回については拍子抜けさせこそすれ
傷つけてはいないっぽいから、とりあえず、まぁいっか。
と着地している。

とはいえ、「普通」がどうであるか分かった上で
自分の感じ方を表明しても傷つけないと分かった上で
素直なリアクションをとれるようになりたいなとは思っております。
「普通」が分かっていないと事故るから。

普通になりたい、っていうんじゃなくて
普通を分かりたい、っていうのはそういうこと。
装って嘘をつくつもりはないが、黙るかどうかくらいは変わってくると思うので。

↑傷つけ例。事故。
夫は笑って受け入れてくれたけれど、弁解の余地がなければシンプルに暴言である。

何考えてんのこいつ?って思った方へ
あんまり考えていないです。
(何も考えていないわけではないです。休むに似たりな何かをしてはいます。)
自己紹介代わりに去年遊んだインタビューのリンク貼っときます。
https://note.com/unknowninterview/n/nbb7443a9221f

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