関ジャニ∞という「6人」

東京に行ってきたよ、という、長い長いコンサートの感想です。マジで長くて引く。キモい。

おいてけぼり、私は確かにそう思った。

7月から6人でスタートした関ジャニ∞のコンサートは、9月8日が私にとっては最初で最後、つまりこの日しか参加出来ない日程だった。
今ツアーはたくさんの災害に見舞われてしまった関ジャニ∞、参加できなかった方たちには早く映像が届くといいなと思うし、被災者の皆さんには早く楽しいことを心から楽しめる平穏な日がくるといいなと思っています。

さて、この日は7年来くらいの友人たちと月島で集合したりと楽しい時間を過ごしてから一人で東京ドームに向かった。有楽町から都営三田線に乗るのに迷子になんか、なってない、なってないぞ…。
月島組はエイト関係ないので、東京ドームまでは1人だ。着いてからも1人。基本的に友達が少ないのだ、私は。

ここでコンサートのことを書く前に、先に書いておきたいことがある。
すばるくんの脱退についてだ。

私は正直、脱退を決めてしまったすばるくんの心の欠片ひとつも理解することが出来なかった。
きっと人生をかけた決断、それも、長きに渡り過ごしたグラウンドを一歩出て未開拓の地に踏み込むすばるくんを責めるつもりはないけれど…。
だけど、それを見ている私達が「応援する!!」と言い切っていいものか、というと、そうでもないよな、とも思うのだ。
彼らは普段「チーム」で仕事をしているはずで、どれだけみんなが「よく話し合いました」といったって、私にとっては安田くんが病気を患ってしまった以上、すばるくんは今の段階で決断を下すべきじゃなかったんじゃないのか、って思うのだ。いくら名前が売れてきたからって、まだまだエイトは個別で仕事をしても「ああ、ジャニーズね。」となってしまう。嵐やV6、SMAP、トキオ、キンキ…みたいに、チームとしての名前で活躍することはまだまだ不可能で、これからっていう時なのだ。今脱退なんかしたら、脱退というレッテルが張り付いたままになってしまう。チームであるということの責任は、すばるくんにとってどこにあるの?と思わざるを得ないタイミングでの脱退だった。
イチファンがこんなことを考えても仕方ないとは思いつつ、私にとっては彼らは仕事人で、その彼らの時間をお金で買っている。それを考えるとどうしても、「なんで?」と思ってしまっていた。

そんな6人になった彼らをどんな気持ちで見たらいいのか分からなかった。不安で仕方なくて、欠けたピースを埋めるような仕事(コンサート)を見ることになったらどうしよう、と。
欠けたピースは何をしたって埋まらない。それだけは明白だからだ。穴埋めの仕事なんて誰も見たくない。

そんな不安は、幕が開けた瞬間吹き飛んでしまった。力強い錦戸くんの歌声を聴いた以上、そんな不安を持つこと自体失礼だった。
気付いたら私はタオル(グッズのあの馬鹿でかいタオル)を握りしめてオイオイと泣いていた。
安田くんの楽しそうな顔を見てまた、泣いた。
きっと病気を患って不安だったであろう安田くんの笑顔は嘘でもなんでもなくて、本当に心から楽しめている笑顔だと思う。それはファンの声援もあるだろうけど、なによりもきっと他のメンバーがいるからこそ生まれた笑顔なんだろう。完全にエンターテイメントのプロだ。今安田くんが思いっきり楽しんでいるのに私は何をメソメソ…と思ったらまた泣けた。

ステージ構成は安田くんのことを配慮したものになっていたのだと思う。それがまた泣け(ry

エイトのコンサートではおなじみになりつつある、ムビステでのバンド演奏が序盤にあった。どんどん近付くムビステ。
ここで史上最強に「生きてて良かった!!!!!!!」と叫んだ(マジで叫んで隣の人がびっくりしてた)瞬間がある。

大倉くんの生ドラムが聴こえてきたのだ。

そんなことってあるだろうか。
何度も身を乗り出した。
危うく下に落下するんじゃないかという勢いで身を乗り出した。

確かに聴こえる、音響とは明らかにずれたドラムの音。
大倉くんをしっかり見て、本当に自分が聴いてる音と大倉くんの動きが合っているかどうか何度も何度も確かめた。
「今目があったよね?!絶対私たちの方向いてファンサくれたよね?!!!きゃーーーー!!!」なんてレベルじゃない。
もう、自担が生きている、生きている音を聴かせてくれている、しかも生音。
これ以上のファンサある???!!!!ねえな!!!!!!生きてる!!!!大倉くんが生きてるヨォ!!!!!!!!
丸山くんからもらったファンサよりも、横山くんと握手したことよりも、錦戸くんがお辞儀し返してくれたことよりも、安田くんがうちの子に微笑みかけて手を振ってくれたことよりも、今までのどんな接触とファンサよりも、何よりも嬉しかった。(ここまで書いて気付いたけど、マジで大倉くんと縁がなかったんだな私…)

Heavenly psychoで泣き、BJで嗚咽、もう昼に食べたもんじゃを吐きそうだった。とにかく泣いた。
クローバーとtornでは胃酸が込み上げて思わず万札を投げつけそうになった。(ただし財布には5000円札しかなかった)
パンパンだはふつうに踊ったし何なら丸山くんの奇行がなくて物足りなさを感じた。
高槻ングではノリ過ぎてしまい、なんとか立たないように(着席指定だったので)しかし踊りたい欲を発散せねば…!!と苦肉の策で腰が浮かしながらノるという、側から見たらトイレ我慢してる人みたいななんとも怪しい動きをした。
楽しい、楽しすぎる、キングに仕える錦戸くんと大倉くんやばい。語彙力なくなるほどのヤバみ。顔面偏差値…って呟きながらペンライトを床に叩きつけそうになった。

今、私が見てるのは、欠けたピースを埋めようとしている6人じゃない。
足りないものなんて、今ここに何1つないのだ。
6人で出来ることを最大限に魅せようとしている瞬間を、確かに6人と共有している。これはきっと生でしか味わえない。皮肉なものだか、すばるくんがいないこの状況でしか完成しないのだ。
そんな今この瞬間が、私をおいてけぼりにするくらいのスピードなのだ。失速することはきっと、ない。

きっと私は彼らがどこにいたって、最大限のエンターテイメントを作り上げてくれる限り、彼らに向かってペンライトを振るだろう。その光が例え何色になろうが、それは変わらないんだろうな、と、帰りの夜行バスでまた泣いた。

まあここからふざけたことを書くと、今回は着席指定だったので膝から崩れ落ちることはありませんでした。よって怪我ゼロ!!!大人になったな〜〜〜!!!!(毎回コンサートでは膝から崩れ落ちて青アザ作る民)

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