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よみ オブザ もの

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記事一覧

人の死に、思い出すこと

数年前、祖母が亡くなった時の書きつけが出て来たので書く。有料だけど最後まで全部読めます。…

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白蔵主
1年前
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逆噴射小説大賞2021 ライナーノーツ あるいは今回の高橋白蔵主はメキシコでも腕力だ…

今年もこの季節がやってきましたね。 正直、わたしは今年もガバガバに怠惰に生きていました。…

白蔵主
2年前
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風景画杯 全作レビュー

皆様、ご応募ありがとうございます。 ほんの思い付きで始めたこちらの風景画杯、存外いろんな…

白蔵主
2年前
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カクヨム短編 自作自薦集

こんにちは。 これを読んでいる方のほとんどは白蔵主天狗、ハクゾース、という筆名よりも「蘭…

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白蔵主
3年前
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自薦 「ハニカムウォーカー、また夜を往く」

こんばんは。 寝る前に階段から落ちて腰を打って、痛くて寝れないので書きます。 自作「ハニ…

白蔵主
3年前
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過保護くらいでちょうどいい

無抵抗だった少年が、鞄の中から財布を取り上げられた瞬間激しく抵抗した。 「やめろ、それに…

白蔵主
3年前
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セクシーアームズ・トゥ・ホールドユー。

ちょっと聞いてくれよ、と前置きして男が始めた話は確かに驚嘆すべきものだった。 わたしが相槌を打とうと口を挟みかけた瞬間、話題の主が酒場に入ってきた。バネびらきの、すでに幾つか弾痕の開いたウェスタンスイングがばたんばたんと音を立てる。 「手をさ」 やや、もったりとした火星訛り。 「まず手を洗いたいんだよ」 横を見ると、彼について話していた男が軍票を置いて逃げ出すところだった。帽子を被るのもそこそこに置かれた、くしゃくしゃの軍票は一杯のビールにしては多い。 「お客さん、

女には向かない処刑業

確かに売れるためなら何でもするとは言った。言ったよ。確かに言った。 ただ、それは常識的に…

白蔵主
3年前
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「首から下だけあればいい」

例の婦警が一番乗りでその男を保護した、というニュースは一瞬で界隈を駆け巡った。その反応は…

白蔵主
3年前
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『生死不問、男も女も首から上には特に価値なし』

「黙らないと、追手の前にわたしがお前を殺すぞ!」 「怒らないでくださいよォ、だって法律上…

白蔵主
3年前
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『ローグ、ローグ、ローグ』

泥棒だけはやっちゃいけねえ、って、爺さんはことあるごとに俺に言い聞かせた。俺は尋ねた。置…

白蔵主
3年前
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『柔肌は俺たちの墓碑銘』

冴えない女にしか見えなかったがなかなかどうして、脱がせてみるとラァラはボンキュッボン。 …

白蔵主
3年前
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『百合のスケバン、足立区地獄変』

「だからァ!処女膜から声が出てねェっつってんのよバーカ!」 誰かがあたしを嘲り、ゲラゲラ…

白蔵主
3年前
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「普通に」を使った例文

これか? この泥だんごみたいな物体の感想きかせろってのか。 お前ら、女って本当に性格悪いな。いいぜ、完璧に評価してやるよ。よく聞けよ。この持ち寄りお菓子パーティーの完璧な余興にしてやるよ。 そうだな。 おれ、小さい頃から親いなかったけどさ、その分爺ちゃんが金持ってたからさ、高いものばっか食ってたよ。小学生の時にカウンターの寿司屋で一人で食ってたしさ、それが普通だと思ってた。一人で高い飯食うのは当たり前だって思ってたよ。だからクラスで、ギットギトのポテトチップスとかさ、み