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【イベントレポ】あなたを”場づくり”に向かわせるものはなんですか?~場づくりという冒険オンラインスクール【第3期 第1回】~

このnoteは、2020年10月から12月にかけて開催された『【第3期】場づくりという冒険オンラインスクール』のイベントレポを、約1年経ったタイミングでアーカイブ映像を観ながら今さら書いているものです。当時のメモを頼りにその時の学びをアーカイブしようという気持ちで書いておりますのでご了承ください。

>>>  第二回はこちら
現在、【第6期】の参加者を募集しております。気になる方はぜひこちらのリンクを覗きに来ていただければと思います。
※申し込み締め切り…9/12(日)
※無料説明会…9/1(水)・9/9(木)


第一回:自己紹介「あなたを場づくりに向かわせるものはなんですか?」

「そろそろ始めましょうかね。皆さん一旦ミュートを外してもらって『こんばんは』から始めましょう。こんばんは!」

「「「「こんばんはー」」」

と30人弱の声が重なる、今後恒例となる形でスタートした場づくりという冒険オンラインスクール 第3期

参加者の顔合わせも兼ねていた第一回は、まずはスクールのオリエンテーションから始まり、ファシリテーターを務める藤本遼さんと渡辺直樹さんの簡単な自己紹介へと続きました。

○藤本遼さん(りょうちゃん)
株式会社ここにある代表取締役/場を編む人

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自分の生い立ちに触れつつ、「いろいろと馴染めない人生」だったことから、「馴染める『場』をどう生み出すか。」、「生きやすい場をどうデザインするか。」という問いに向かっていたと話します。

実際にされている活動をいろいろと紹介してくれました。
みんなの尼崎大学カリー寺といったまちづくりや地域の交流を生む活動をされていたり、障害福祉に関するイベントなど、市民の方とともに作っていく地域プロジェクト、『場づくり』を行ってきたそう。

「すべての人が楽しみながら私としての人生をまっとうできる社会」に向けて動いているという言葉が強く印象に残っています。



○渡辺直樹さん(わったん)
株式会社studio-L/コミュニティデザイナー

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第1期の参加者であり、コミュニティデザイナーとして活動している渡辺さん。「コミュニティデザインとはなんぞや」と思っているとすぐに説明してくれました。『コミュニティと一緒に何かをデザインすること』、言いかえて『デザインの力を使って、コミュニティが持つ課題を”一緒に”解決すること』だということ。

地域の人達と”一緒に”という言葉を何度も使われていて、時にはファシリテーターとして、デザイナーとして、プランナーとして、そして一緒にイベントを起こす人として、主体になりすぎないことを意識してらっしゃるのかなという印象を受けました。

事例紹介としてあがったのはstudio-Lとして関わっている、
大阪の「泉佐野丘陵緑地パーククラブ」

地域の方と手作りで公園を作っているとても「良い感じ」の活動です。


・・・

その後、ユニット(運営さんによっていい塩梅に分けられた小グループ)で15分くらいのブレイクアウトセッションをつくり、簡単な自己紹介をしました。

(当時のざっくりメモが残ってました(笑)↓)
こんな皆さんと同じユニットでした◎
【さみちゃん】
三重県桑名市の市議会議員さん
まちづくり、場づくりに興味
医療情報システム18年

【つねさん】
薬局でコミュニティスペース
2期も受講
他人にどう見られているかを気にしている
自分の感情を深掘りするということはしてこなかった
自分との対話の重要性を感じた

【野口さん】
農家さん 百姓
豊前
タイワーズ(対話を練習するグループ)
田舎に住んでる
場はあるのに、楽しめていない人が多い(自分も含めて)

そしてこの後、ほぼ同じ面々でインタビュータイムを行いました。
テーマは『あなたを”場づくり”に向かわせるものはなんですか』

これをブレイクアウトセッションで、一人がインタビューし、一人がインタビューされ、一人がメモをするという活動。初めに遼さんが渡辺さんにインタビューをするデモンストレーションを見た後、グループに分かれて実践します。


いきなり「自分との対話」のような時間ですが、質問を重ねてくれることで割とすんなり言語化できたような記憶があります。もしかすると、この一見難解になりそうなテーマに対してすっとでてきたそれこそが、今の自分をつくる原体験なのかなと思っています。


・・・

ここから自分の話。

このテーマで最初に思い出すのは、学生時代に過ごしたつくばにある、家から徒歩4分のお酒とごはんのお店。ひとつ行きつけになると、隣も、その隣も好きになる、そんな楽しくて人との出会いのある2階建てのビルでした。

そしてそのビルの2階にあたらしくできたコワーキングがまるで「まちのリビング」と言えるような場所で、そこに集う人たちと出会ってから、まちづくりや場づくりへの関心が生まれていったのだと思います。

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そういう場所に共通してあると感じるのは、「偶然と必然のバランス」と「プロ常連の存在」だと思っていて、それはもしかしたら人の能動性を引き出してくれるのかもと思っています。そして暮らしの中で能動性が発露できていると、人は「暮らしている」という実感を得るのかも。

ああ、そうだ。僕は「暮らしている」という感覚を大事にしたいのかも。それも、そこに暮らすあまねく人にその感覚と能動性の発露を促せることができて、自分の家族や大切な人たちがその中で生きていればいいなと思っています。

そういう原体験からくる思いが、”場づくり”に向かわせるものなのかなと、インタビューを通して思いました。


というこの辺の話、noteになってたりしてますね。僕の書いたもののなかで、場づくりっぽい話を書いたnoteたちです。

ちなみに、当時のチャットに残された僕のインタビューの記録(ノーカット版がこちらです)

きっかけは、徒歩4分までの居酒屋の常連。2階建てのビルが好きだった。そこに入ったコワーキングスペースにコアに出入りをしていたことが、楽しく、人との出会いがあった。ヨーロッパにてゲストハウスに泊まったことでゲストハウスの良さを知った。「まちのリビングがそこにある」地元の人がカフェ利用して旅人と出会うことの素晴らしさを知ったことがきっかけ。カウンターがあるお店が好き。隣の人と何気にお話ができるから。「偶然と必然のバランスがいい」と楽しいし安心感がある場所になる。プロ常連がいるお店は面白い!混みだしたら帰るなどの配慮できる技がある。まちの人の能動性が生まれる場。そういう場所では、このまちで「暮らしてる」感覚が出てくる。ちゃんと自然な関わりを考えている人がいることを知った。場所の色をなるべく消すのは大切。(お年寄り若者などの壁)元気な人だけが使う場所というのはセンスない!ベンチを置く想定工夫などもほしい。まちでコーヒーを配っている!人と人が繋がる場所を。

(このインタビュー、今ならもっとうまく聞けるしうまく話せる気がする。)

・・・

45分というたっぷりした時間をつかって、お互いの原体験、原風景を共有して、メインセッションに戻ってきました。表情はさまざま。少人数で、じっくりと話せたグループが多かったような感じ。人によってはかなり深いところまで語れたのかもしれません。

各グループでどんな話が出ていたのかを少し全体にシェアをして(チャットにもそれぞれ流し込んで)、その後、最後のセッションとして2人一組で今日の感想や印象に残っていることを3分ほどで共有してフィニッシュ。

渡辺さんも最後に話していたことにすごく共感したんですが、初対面なのにちゃんとコミュニケーションが取れるし、共有しているその場への貢献があるから楽しいし、というのは「場づくり」に関心をもって集まっているからこそなのかなと。

貴重な場だなということを改めて感じた初回でした。


第二回


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現在、場づくりという冒険オンラインスクールでは【第6期】の参加者を募集中です。詳細はこちらのリンクから…!

※申し込み締め切り…9/12(日)
※無料説明会…9/1(水)・9/9(木)

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▲第6期のゲストティーチャー

企画づくり・ハードからの場づくり・ソフトからの場づくりといったラインナップで、「具体的にはまだ何とも言えないけど、何かやりたいと思ってる‥‥!」という方にも、得るものが多いかなと思っています。



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