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早池峰山に隠された姫

花巻市の大迫の西には、日本百名山でもある早池峰山がそびえています。
いよいよ早池峰の登山シーズンが始まりますよ!

花巻市大迫から早池峰に登山する時は、大迫の岳集落を経由して、小田越という登山口から登りますが、冬の間、岳集落から小田越までの道路が通行止めとなっていました。

しかし!いよいよ、冬の通行止めが5月17日11時に終了です!

登山口へのゲート


実は早池峰には、この時期しか会うことができない「お姫様」がいる事を知っていますか?

私は全く知りませんでしたが、「早池峰と賢治」の記念館で、そのお姫様について教えていただきました。

そのお姫様には、早池峰山の小田越登山口まで行かなければ会えないのですが、お姫様に会う方法は、次の通りです。

1.大迫の岳集落から、早池峰山の小田越登山口へ向けて進んでください。(現在は、岳集落からの道路が冬季間の通行止めのため、徒歩で歩くしかありません。片道約2時間〜2時間30分!5月17日の午前11時からは、岳集落から河原の坊駐車場まで、車の通行が可能になる予定のようですよ)

2.小田越登山口から早池峰山に登る前に、早池峰山の方を、じっくりと眺めてみてください。

3.登山口から早池峰山を正面に見て、早池峰山の山頂の左側に雪が残っていたら、その雪の形に気をつけて、じっくりと眺めてください。

4.山に雪が残っている形が、色々な模様に見えることがありますが、その形を「雪形」と言うそうです。そして、春の早池峰で見える雪形は、なんと「お姫様」。早池峰の雪形の「お姫様」はあまり知られていないようですし、もう少し暖かくなって雪が溶けてしまうと、会えなくなります。

通行止めが解除される5月17日頃までは、運がよければ「お姫様」に会えるかもしれません。早池峰に登る前に、じっくり一度、山の方を眺めてみてください。

もし雪が溶けてしまっていても、「早池峰と賢治」の記念館の事務室に、早池峰のお姫様の写真が飾られているので、お願いすれば、見せてもらえるかもしれません。

今回は特別に、「早池峰と賢治」の展示館の事務室に飾られていた、早池峰山のお姫様の写真を撮らせていただきました。

下の写真の早池峰山の左側に注目です・・・。わかりますか・・・?


令和元年5月に黒沼幸男さんが撮影された雪形の写真

わかりましたか?

よくわからなかったという方には、さらに特別にアップの写真を。


令和元年5月に黒沼幸男さんが撮影された雪形のアップの写真

お姫様!

雪形といえば、岩手では岩手山の「ワシ」の形や、焼石岳の「ハル」と言う文字の形が有名ですね。雪形は、うまくタイミングが合わなければ、なかなかその形に見えないことも多く、遭遇する難易度が高い気がします。

早池峰の姫の存在感は圧倒的ですが、いかがです?

早池峰は、秘密の女神「瀬織津姫」伝説の地でもあります。
やはり、早池峰には姫が潜んでいるのでしょうか。

いよいよ5月17日の通行止め解除が迫ってきました。
早池峰山の登山を予定されている方は、ぜひ、「お姫様」とご対面してください!


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