見出し画像

『戦争とオカルティズム〜現人神天皇と神憑り軍人〜』 藤巻一保著を読む。 序2.

『〜〜現人神天皇というイデオロギーを“国策”として創作した明治国家
第二章「古神道系団体の周辺」では、儒教や仏教が日本に入る以前からこの神国に存在していたと主張された「古神道」という名の新神道と、神憑り軍人との密接不離の関係に焦点をあてている。現人神天皇・神国日本信仰は、言説としては古代から存在していた。けれどもそれは、国ぐるみで衆庶に強制されたものではなかったし、現人神天皇や神国日本説を相対化してあまりある仏教という巨大な権威が並存していた。その中では、日本の神祇信仰はあくまでローカルな地域信仰であり、世界宗教である仏教に従属するものとする理解も、広くおこなわれていた。天皇自身が、幕末の孝明天皇の代まで一貫して仏教信者であり、天皇霊の供養も仏式でおこなわれ続けてきたのである。この状況を精算し、現人神天皇・神国日本信仰を国民統治の方針として組み込み、徹底した臣民教育を通じて国民の意識に深々と植えつけたのは明治国家だった。明治国家は
現人神天皇というイデオロギーを、“国策”として創作した。その創作を側面から支え、よりスケールアップさせて物語化した最も有力かつ強力な補完勢力が、神道および古神道だった。神社神道にとっての絶対的な神典は『古事記』と『日本書紀』のほかはほぼなかったが、そこに描かれている神代史はあまりに素朴であり、中国、インド、エジプト、シュメールなどの古代文明と比べると、明らかに新しすぎた。世界最古の神伝を受けつぐと称していた古神道の正統性を証明するためには、それらの文明圏よりはるかに古い歴史、アダムとイヴよりさらに以前に遡る歴史が“発見”されなければならなかった。
そこで古神道家たちは、降霊による神霊からの直接伝授や、竹内文献などの偽史を用いることによって世界最古の神代史を創作し、それを記紀神話に架上して、世界総帝としての天皇像および神国日本像をつくりあげた。〜〜』

O⁠_⁠o
古事記と日本書紀が世界神話に対してあまりにも素朴で新しすぎたということは、すなわちさらに古代の時期に、この国や民族達の創生神話がいじられていたか、或いは国家的な創生が2000年前くらいから、おそらく大陸半島からの民族らによって開始されたということに他ならない。シュタイナーが予言したように、最末期の日本には世界中から大邪神や神々が集まりつつある。今や世界中の民族の遺伝子はスーパーコンピュータによって解析済であり、民族の移動〜融合、孤立〜混合などの流体力学的解析もなされている。したがって現在のグローバル支配層達には自分達自身を含む民族の来歴と歴史特性を把握済なのは当然だ。その秘密の中に決して彼らが許容できない科学的事実があったとしたら、数千年前からの選民思想に凝り固まった彼らには堪え難いものだろう。自分達が滑稽な偽物だと、突きつけられるのだから。そこで彼らは脱DNA、脱歴史、脱民族を試みて成功しつつある。ユダヤ教を奉ずる者たちがユダヤ民族であり、さらにその中で能力によって厳正な人間選別がなされている。彼らの中ではパレスチナの人々(彼ら以外の全ての人類)は、“亜人間、サブヒューマン”と呼ばれていることがすべてを語っている。今最も最先端のグローバル支配層の勢力分析として、有力なユーチューバー達によって公開されているのは、世界中の政治〜産業〜金融経済〜官僚〜軍人〜情報組織〜科学者〜宗教教団などに秘密君臨する、選び抜かれた1400万人のユダヤ人層の存在だ。当然彼らには劣等人類“サブヒューマン”の持つ国籍や民族の誇りや人類愛などは脱却すべきものだろう。彼らが自分達は偽物で、自分達を偽物にした神もまた偽物にしてやるという、カインの末裔としての本能から永久に脱却できないことは言うまでもない。世界中から大邪神が日本に集まるとは、縄文文明DNAを濃厚に受けつぐ日本民族を永久家畜(従順かつ効率的な体内発電バッテリー化)とすることで、日本を彼らの千年基地化する者たちがすでに来てしまっているということに他ならない。かのロスチャイルド家が淡路島に土地を持ち、人類殺戮者ゲイツ氏が長野に要塞を建設し、ロスチャイルド家が縄文文明を研究する、そういうことに他ならない。しかし同時に世界中から神々もまた日本列島にやってくる意味を日本人は恩寵としてとらえられるだろうか。日本式の人間の霊性に基づく愛のグローバリズムを模索しなさいということに他ならない。


■画像はヤフー、清流画像より。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?