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琥珀集25.

この故郷の荒れ屋の
古い畳の上に眠っていると
大地そのものの上に横たわっているように
感じられる
月光や山影が直接心の地つづきとなり
夢の諸象が押し寄せる
私はもう影となって漂うだけ
どことも知れぬ野にさまよいいでて
誰とも知れぬ影のひとりとなって
何とも知れぬ混沌の意識に混ざって
生とはこのように広く
命とはこのように軽いものなのか



■画像はヤフー、琥珀画像より。

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