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雑草詩句短歌 ブランデー詩41.

父と母の営みに宿りし部屋に寝起きし

この世界に生まれて来た部屋で詩を書き

変わり果てた青春の頃通った田舎道を

ともすれば不安に脅かされつつ通る

心臓手術に大量の輸血をくれた人々の土地で働き

遠く墜落した人生から復活する友と郷愁の火をかきおこしつつ

ただ前方の幻想めがけて匍匐前進をする

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