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"ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会"に物申す

※1期13話まで観た時点で書いています

アイドル?しゃらくせえ!と思っていた時期がありました

リアルのアイドルは追っかけていないし、アイドル物のアニメやゲームもデレステをちょっとやってたりシンデレラガールズのアニメを観たことあるくらいだった。

アイドルというのがどこを向いて何をしたいかが抽象的すぎるという印象が強くて、その状態で「夢を与えたい」「みんなを笑顔にしたい」とか言われても、そうなるかはこっちが決めるんじゃボケ!というような謎の反発心があった。

私は部活を頑張ったことも何か1つのことに打ち込んで成し遂げた事もないので、レッスンや自主練でくじけそうになっても乗り越えてこのステージに立てた・・・!みたいなアイドルソングあるあるの展開も別に全く共感できない。

押し付けがましいんだよそういうの、しゃらくせえ!


ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会?ふーん

実はものすごく大昔にラブライブ!の1期を(多分)2話くらいまで観ていて、その時は前述の通り「部活頑張る青春物みたいな感じね・・・そういうの共感できないんで・・・」という感じで最後まで観ていなかった。

他のラブライブシリーズも例に漏れずそういうのなんでしょ、という感じで敬遠していた。

しかしいざ蓋を開けてみると、想像していたものと全く違うものが出てきた。「タバコの22番」って言ったらレジにカレーパンが出てくるくらい全然違うものが出てきた。


アイドルやらないんかい

主人公が二人、初めて(スクール)アイドルを見て憧れる。ほうほう。

え・・・?片方はアイドルやらないの!?その流れで、っていうか作品的にアリなの!?(この後OPのダンスパートに高咲侑さんがいないことに気がつく)

アイドルにならないが、アイドルと同じ立場から俯瞰で見る主人公という構成に思いっきりハートを掴まれた。この時点で最初に述べた「こっちが決めるんじゃボケ!」の感情が排除された。(以下に続く)


若い女が集まって協調性なんて生まれるわけなかろう

仕事柄アイドルくらいの若い女が集まってうまく纏まるわけねえだろうが!と思っていたし、アイドル=アイドルグループという概念が自分の中だけでなく世間の先入観も強い(だろう)と思っていた。

しかしニジガクはグループ活動が失敗してしまった後の状況から始まる。

これに対して「グループじゃなくていい、みんな個別に好きなことをソロで活動すればいい」という話になるのだが、これを元グループ内の人間が言い出すとまた「しゃらくせえ」という感情が出てしまう。しかしそれを言い始めたのはそれを目の当たりにした高咲侑という「アイドルをしない、アイドルと同じ目線の人間」だったのだ。衝撃。作家は天才なの?

これはかつて詩人の金子みすゞの「わたしと小鳥とすずと」でうたわれており、多分誰もが知っている「みんな違ってみんないい」というものである。

この提案をした高咲侑がなかなかの強者で、メンバーの中で何か思うところがありそうな奴に対して真っ先に勘付き、1対1になった時に悩みを聞いたり、誰かが飛び出していったら真っ先に追いかける等リーダーシップを遺憾なく発揮している。このあたりの細かい人物描写がもしなかったとしたら多分これも「部外者がわかった気になって、しゃらくせえな」という感情になっていたかもしれない。

自分がどうしたいか、の話へ

ここからストーリーは各メンバー自身がソロの活動としてかなり大儀な意味で「己が何をしたいか」というか「君たちはどう生きるか」みたいな話になってくる。

それを立て続けに見せられたら人間はどうなっちゃうでしょ〜か?(最悪なクイズ)

今からやり直しても遅いと諦める者、自分が嫌いで向き合うのを避けて来た者、自分が嫌いで自分を演じていた者、自分の柄じゃないとやりたい事を避けていた者、など多種多様な変化球をすべてデッドボールがクリーンヒットするような1000本ノックを受けた。

しかもそれに直に影響を受けるのが一番近くでその様子を見守っていた高咲侑という存在になっており、視聴者に投げかけるような押し付けがましいものではない。

TAGがKONAMI退職するのも頷けるねー。


観る前の各メンバーの印象

※Wikipedia順
上原 歩夢・・・印象が薄い。
中須 かすみ・・・印象が薄い。
桜坂 しずく・・・印象が薄い。
朝香 果林・・・印象が薄い。
宮下 愛・・・印象が薄い。
近江 彼方・・・印象が薄い。
優木 せつ菜・・・印象が薄い。
エマ・ヴェルデ・・・髪型と顔面はめちゃくちゃタイプ
天王寺 璃奈・・・印象が強い(何このキャラ?)

13話まで観た後のメンバーの印象

上原 歩夢・・・一番女の子らしくて純粋。高咲侑さんへの感情がデカすぎる。薄々感じてたけど11話で急に感情を爆発させてきやがった。ゆうぽむ派の人は2話から10話までの記憶が飛んじゃったんじゃないの?大丈夫?


中須 かすみ・・・かわいいし可愛がられる素質がある。一番印象的だったのが「これからどうしよう」みたいな全員ネガに陥りそうな雰囲気が全体で出た時に真っ先におちゃらけて空気を和ませようとするところ。意外と周りの感情をよく読み取ってるかもしれない。


桜坂 しずく・・・印象薄いと思っててごめんな・・・嫌われないように演じてたんやな・・・どんなしず子でもしず子はしず子やで・・・


朝香 果林・・・部外者のお姉さん!!!!エマちゃんとのエピソードで味が5億倍になった。ポンコツでかわいい。


宮下 愛・・・衣装がセンシティブなのに団地で踊る過激派。youtubeの公式動画は一応BANされずに残ってた。実家のモデルになったもんじゃ焼き屋が門前仲町にあるらしい。門前仲町からレインボーブリッジまでランニングする筋力ビルドのスタミナ極振りギャル。


近江 彼方・・・なんかいつも眠そう、みたいなあるあるキャラのすべてを過去にした女。世界中の男性が近江彼方との結婚を望んでいます(海外エロサイトのバナー広告)


優木 せつ菜・・・すべての元凶。こいつがいなかったらこの物語は始まらなかった。生まれてくれてありがとう・・・


エマ・ヴェルデ・・・歩く楽しいムーミン一家。衣装が可愛すぎる。ほんとに・・・好き・・・

天王寺 璃奈・・・「変わらなくてもいい」「やり方を工夫すればいい」という人類に対する肯定の権化。顔での感情表現が下手なだけで、思ったことはちゃんと言える素直ないい子・・・エピソードが一番刺さった


高咲侑・・・この作品の立役者。この世に存在するグッズやキービジュのラインナップを見ているだけでどデカイ感情に包まれる。お前〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!このーーーー!!!!!!!!!!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会を立て直してくれてありがとう・・・・・




特につぶやく予定もなかったので

Twitterでニジガク観てる事を全く言ってなかったのでこれだけは言いたいんだけど、本当に全部良くて悪いところほぼないんだけど、

部室棟の真ん中吹き抜けのフロアがバカでかくていつも笑う。あんなにスペースいる?(ビックサイトがモデルなのは知ってる)

あと実在の場所は何度も何度も出てきたけど、最終話のガンダムのカット目立ちすぎじゃない?



じゃ、2期は3話から追いつくので・・・


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