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私の考える私鉄3.0


こんにちは、ハヤカワ五味です。

最近なのですが、めちゃくちゃ”私鉄”にハマっています。

そもそもは先輩から借りた森ビルの都市開発について書いてある本を読んで以来、デベロッパーと呼ばれる職種に特に興味がありました。そこから派生して私鉄も面白いなあと。特に特徴的なのが、旅客向けの私鉄という概念が日本以外だと殆ど見られない珍しい仕組みという点です。

鉄道というのは基本的なインフラだとされていて、国のやるべき事業だと考えられている場合が多いみたいです。知人のデベロッパーがアメリカの人に「a private raiload」と私鉄のことを説明すると「そんなんじゃ儲からないだろ」と言われるそうです。

ただ私が私鉄の本を読んで感じたのは「これは、やりきれば確実に儲かる…!」ということ。個人的にはそれだけユニークで優れたビジネスモデルなあたりに、とても強く魅力を感じるのです(今やれってことではないですよ)。今回はそんな私鉄について話していけたらと思います。

・私鉄のビジネスモデル

まず私鉄のビジネスモデルはどんなものなのでしょうか?

サクッと一言で紹介したいところですが、私鉄のビジネスモデルの面白いところは一言だと説明しきれないことにあります。

私が調べていく中で、特に収益において重要とされてそうな点が4つありました。

①電車やバスの”運賃”
②地域全体の物件売買
③終点駅の観光施設
④始発駅の百貨店(と各駅の関連施設)

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