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ねえ、どう思う? 「中上級」 視線をずらす。前回の終わりくらいからだろうか。打ってくるようになった男は、辿ってみれば私の中でずっと「?」で表示されていた。個人として確立するようでしていない。それはずっと確信を持てぬまま。ただ、この度そのスマッシュを見た時、やっぱり頭の中で何かが引っかかった。 ずっとついて回る「?」 何度も記されている。「うさぎ?」と。 似た背格好。でも明らかに打球の質が違って。メガネ君と打っていたうさぎは、もっと何か全然違って。ただ
テニスにはNTPRやITNといった指標がある。何となく続けているけど、実際今どれくらいの実力なのか知りたい時参考にするものだ。ただ、自己評価と他者評価が一致するとは限らなくて、そういう意味ではハナっからコーチに「自分今どの辺ですか?」と聞いてしまった方が早いのかもしれない。 打てども打てども結局自分は何も変わってないんじゃないか問題。今の自分は本来望むその場所に見合っているのかという観点。例えば こんな感じで評価されたら、凹みながらもちゃんとそこに行くようになると思
テニス以外のスポーツをやったことはあるかと聞かれたロジャーフェデラーは「サッカーとバスケを」と答えた。続けてどうしてテニスを選んだか聞かれると、笑いながら「GKのせいにしたくなかったから」と言う。異国の地に息づく、何の接点もない一般人Aは「どうにかして聞きたいと思う相手の声ならリスニングの上達が早いんじゃないか」として流していたやりとりで、思わぬことにかち合う。偶然にもそれは私がテニスを選んだ理由そのものだった。 責任を負いたかった。本当の自分の輪郭を知りたかった。
ジェットコースター乗れないんだよね。いや、正確には「カエル触るかジェットコースター乗る」だったら、べそかきながら乗るんだけど。手すり握ってがっつり目瞑って耐えるだけで、まさか楽しむ余裕なんてない。だったら同じ人種と並んでベンチでポテト食べて待ってる。乗ってる連中はどうせ「もう一回」とか言ってまた並び直すんだろうから、あるいは観覧車にでも乗って同じような高さから外の景色を眺められればいい。 目が合った。コートに入る前、時間に間に合わず「急げ急げ」と足早に向かった時のこと
今ある力以上の力を求めた時、本来必要となる努力分の代償が欲しくなる。いわゆる「ゴンさん現象」その人の輪郭を超えるもの。「求める」以上、それは衝動。例えるなら横髪が邪魔でボールをロストした時、その場にハサミがあれば迷わず切っていたというような。 後のことなんか知らない。その場における絶対を欲した時、人は人でなくなる。人の形をしたナニカに変わる。 怖さは曲線に集約される。無論、ただ打ち上げたものではなく、天に向かって全力で出力したような。それでいてコートに収まるような弾道
2、先日おぐチャンネルで見た河野さんのダブルス講座が非常に興味深かった。このチャンネル、アタリハズレ多いからあんまオススメしないけど、基本白石くんと河野さんがそれぞれ単体でコラボしてるのはハズレない。ほんでこのダブルス講座、何がいいかって前衛目線で話してくれること。 前衛である。 以前も話に出したが、そもそもボレーヤーは絶対数が少ない。それは誰しもストロークから始めて、けれどもストロークが安定するまでも時間がかかり、それ以前に安定するなんてことないから、永遠ストロークか
クロスラリーが安定して少し、相手前衛が動いたのを確認して流したストレートはシングルスライン内側。相手前衛のポーチと相手後衛が上がってくるタイミングがかち合ったために、抜けた打球は相手後衛のバックハンドボディに食い込む。ストップ。 問題を出そう。この時、味方前衛は何を予測してどう動くか。これはテニスに限った話ではないのだが、その時気づく「分かっていてできない」の多いこと。特に時間的余裕のない状態での体現は難儀を極める。昔バスケをやっていた時に「聞けば正しい答えが返ってくる
例えば管理職になれない人がいる。それは能力云々ではなく、イチプレイヤーから視点を変えることができず、創造できない人。もう少し噛み砕く。忙しいからと、結果8割以上イチプレイヤーの仕事しかしていない。ただそれなら最低限仕事をしていると言い訳する事ができる。その事自体、会社の求めるものとは無縁。故に業績は伸びない。 逆に仕事できる人間ってのは抜き方が上手い。それをするのが自分である必要があるか。不要なものを極力任せ、代わりに結果に責任を負う。結果は後からついてくる分、初見では生
何が最も困るかってテニスができなくなることで、だから余計に必死だった。これでもかってくらい時間と金をかけてメンテナンスして、けれども事態は悪化する一方。足底筋膜炎のごとく、直接その部位が悪いのではなく、そこにつながるどこかに負荷がかかっている説から、大腿の裏、膝、ふくらはぎ、背筋、肩、首全てのストレッチを網羅してきた。けれども事態は悪化する一方。 生理、ホルモン、立ち仕事、上級トップスピンと打ちすぎたせい。いろんな仮説から、けれどもその全てを排除して残る腰の重だるさに、い
にわかに耳にするのが「真面目に生きていると人生詰む」というもの。 内訳は多々。融通が効かないと取って代わられる、優先順位を考えないとキャパオーバーする、結果病気になる。 そもそも今の日本において、終身雇用が崩壊しつつある訳だから、常にアンテナ張ってた方が精神衛生上もいいに決まってる。このこと自体、今いる場所の足元の高さも確認できるため、実は一石二鳥。今ある当たり前は当たり前じゃない。 何よりいつだって変化していく世の中で、全てを自責にする必要はないが、他責にする割合
【チャンネル】 ・スタテニ ・ジュエインドアテニス←打球音だけ集めた動画があるw w w ・ぬいさんぽ ・日本一テニスチャンネル←むしろ撮影係の試合をよく見る ・松尾友貴プロのテニス塾 ・OGUチャンネル ・坂根ダブルス日記←volley ga suki 【個人的に張ってる】 ・松井俊英 ・内田海智 ・白石光 ・清水悠太 ・伊藤あおい ・瀬間詠里花 ・上唯希 ・宇野真彩 (敬称略) 最近伊予銀行が入ってきてる。そろそろ松田康希くんも追わなきゃいかんか。うう、目が幾つあっ
根本冷めかけていた。単純に気持ちが。けれどリターンでストレートを抜かれた時、それまでてんでバラバラだったものが、突如集って一つの形を成した。 それは偶然ではない。きちんと狙って仕留めた一本。 それは初めて受けるものではない。いつか同じ太刀で殺されたことがあった、ストーカーが爆誕した時の。 耳を塞いでいた。遮断していた。傷つかないように。 自己肯定感を下げるような人に自分を取られたくなかった。 いつだって気づくまでにタイムラグがある。オンタイムで発生する行動の理由
天沢聖司ストーカー説について。 知ってる? 天沢聖司って検索かけると一番上に「天沢聖司 ストーカー」って出てくるの。ジブリの中で最も好きな作品が「耳をすませば」なKPには口が裂けても言えない、ウソ、口裂けるくらいなら言うわ。 耳を塞いでいた。遮断していた。傷つかないように。 自己肯定感を下げるような人に自分を取られたくなかった。 いつだって気づくまでにタイムラグがある。オンタイムで発生する行動の理由は、後からついてくる。 あれから2年が経った。今の私は「あの時
松竹梅の話をした。ただの区分に過ぎないと。 けれど明確に違うのは包括か限定か。できる人はどこへでも行ける。己が一存。一方できない人は望んでも行けない。理想では。 できる人、少数にとっての不利益。それは商売のにおいが強くなる。惚れた弱みに漬け込んで結構なストレスを強いられていると感じるのは、何もなんちゃって中級の私だけじゃないはずだ。だからこそ純製は煌めきを増す。こちら側の飢えがそっくりそのままバフになる。 目が合った。 偶然ではない。ぺこりと下げられる頭。 「