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イケアの創業者に触れる🌈

北欧スウェーデンの家具ブランド『イケア』の創業者イングヴァル・カンプラード。

彼の初めてのビジネスは、5才の時に、祖父が経営していた日用雑貨店の手伝いでした。自転車に乗って、マッチを売り歩いていたそうです。

幼少の時から商才を発揮していたカンプラード。

実は、学習障害の一つである『ディスレクシア(文字の読み書き学習に影響をあたえる障害)』を患っていました。

にも関わらず、学校で良い成績を残し続ける彼に感心した父親はある日、ご褒美にお金を渡します。

カンプラードは、そのお金を使って、17歳の時に商店を立ち上げました。

これが、イケアの始まりです。

その後、1943年に雑貨店を始めると、1947年には地元の家具屋と契約し、家具の格安販売を開始。

すると、これが大当たり。

1951年以降は、完全に家具販売店に移行します。

一時、価格競争に巻き込まれ、経営が危うくなった時期もありましたが、自社でデザイナーを抱え、企画・製造・販売まで全て自社でまかなうなど、独自のスタイルを確立していきます。

そして、イケアの特徴でもある『フラットパック』を誕生させたんです。

〈フラットパックとは?〉
商品を分解し、できる限り薄く小さい梱包にすること。そうすることで、大きな家具もそのまま車のトランクに積んで持ち帰ることができる。

実はイケア、1972年と1974年、 二度に渡って日本に進出しているのですが、どちらも業績が上がらず、撤退しています。

その後、日本向けにサイズを合わせ、調整するなど、以前の失敗を生かし、改良を行いました。

このような戦略の大幅な見直しを行い、日本でも「低価格・高品質・デザイン性の高い製品の品揃え」を実現することに成功しました。

テーマパークのように店内を歩き回りながら、実際にイケア製品を手に取ったり、イケアの商品を使ったインテリアを提案するモデルルームを見たりする、日本の家具店にはない陳列スタイルも人気を加速させた要因です。

相まって、人気が高まり、現在に至っています。

「顧客に車で来てもらい、フラットパックされた商品を持ち帰り、自宅で組み立ててもらう」

これが、現在のイケアスタイル。

そして、2015年には、店舗がある全ての国でインターネット通販を展開すると発表。

最初に、アメリカ・ドイツ・イギリスなど、欧米でオンラインサイトを展開し、日本では、遅れて2017年4月にサービス開始しました。

カンプラードの考えである、

「すべての人々が洗練された家具を購入できるべき」

これをインターネット通販という形で実現したんです。


イケアは現在、製品に使用するプラスチックを2030年までにすべて再生可能な素材・リサイクル素材に変えるなど、環境問題を意識した取り組みを行っています。

高いデザイン性・機能的で安全かつ手頃な価格・エコ活動など、未来に向けても進化を続けています。

ちなみに、ブランド名の『イケア(IKEA)』は、

・創業者の名前イングヴァル・カンプラード(Ingvar Kamprad)
・カンプラードが育った農場エルムタリッド(Elmtaryd)
・近所の村アグナリッド(Agunnaryd)

この三つのイニシャルにちなんで、名付けられたそうです😌

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