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専門医に聞いた40肩の予防法🌈

『四十肩(しじゅうかた)』は、関節痛の一種。

肩が上がらなくなり、痛みも伴います。

昔は『五十肩』といわれ、50歳以降に発症しやすいとされていました。

しかし、近年、40〜50歳に多く見られるようになり、『四十肩』と言われるようになりました。


痛みの原因となるのが、関節の炎症。

関節は、関節包(かんせつほう)という丈夫な筋に包まれています。

四十肩は、腱板(けんばん)という組織が炎症を起こし、関節包に広がることで起こります。

加齢や運動不足による衰えが、主な要因です。

私もそうですが、最近では、スマホによる筋肉の緊張も、同じく要因としてあげられます。


では、衰えが要因なのであれば、四十肩を防ぐことはできないのでしょうか?

知り合いの専門医に聞きました。

「ある方法で、誰でも、簡単に四十肩の予防は出来ます。四十肩が発症する前の予防法にはなりますが、『ゆっくりと肩の筋肉を動かす』これだけです」

実際に、どのように行えば良いのでしょうか?

「まず、両肘を90度に曲げ、肘を腰に当て脇を締めます。そのまま手をゆっくりと前に動かし、ゆっくりと元に戻す、を繰り返すだけです」

  1.  両肘を90度に曲げる

  2.  肘を腰に当て脇を締める

  3.  ゆっくりと前へ動かす(1分)

  4.  ゆっくりと元へ戻す(1分)

これを往復5〜10回行います。

このストレッチを行うことで、小さな細い筋肉を鍛えることになるんです。

四十肩が発症するタイミングのほとんどが、重たい物を持ち上げるとき。

このとき、大きな筋肉では上げきることができず、小さな細い筋肉を使ってしまい、それが切れることで起こるのが、四十肩です。

小さな細い筋肉は、何のためにあるのでしょうか?

「細い筋肉は普段使うことはありません。ゆっくりと体を動かすときに必要なんです」

つまり、ゆっくりと行うストレッチが、細い筋肉を鍛える唯一の方法。

実は、このストレッチ、プロのスポーツトレーナーが発見したストレッチなんです。

プロ野球選手に怪我防止のため、このストレッチを考案したところ、パフォーマンスが劇的に向上したそうです。


体をゆっくりと動かすことに特化したものが、中国武術にもあります。

『太極拳』です。

全身の細い筋肉を鍛えるだけでなく、さまざまな効果が期待できます。

血行を良くして、臓器全体の機能も高めてくれます。


実はウォーキングよりも効果があると言われていますので、四十肩予防に限らず、ぜひ試してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈

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