紅葉が見られる国と見られない国🌈
秋になると、葉は黄色や赤みを帯び、色に深みが出てきます。
なぜ、秋になると葉が黄色や赤色になるのでしょうか?
葉は、光合成をするときに、光を吸収し、緑色になります。
葉の緑色なのは、『クロロフィル』という色素が原因。
秋になり、気温が下がると、光合成ができなくなり、緑色ではいられなくなります。
木が葉の養分を吸収するため、クロロフィルが分解されてしまうんです。分解されると、葉の色は、黄色や赤色に変化します。
これは、冬に備えて、葉から水分が逃げないように、葉を落とす準備に入るため。
木にとっても、冬は乾燥しやすい季節なんです。
ただし、一気に気温が下がることが条件。
気温が8度以下になると色づき始め、5度以下が続くと紅葉シーズンになります。
紅葉といえば、京都の嵐山、栃木の日光、大分の耶馬渓が、日本三大紅葉名所として知られていますが、紅葉が見られるのは、日本だけなのでしょうか?
カエデが国旗のシンボルにもなっているカナダの高原では、毎年9〜10月に、世界最大規模の紅葉が見られます。
360度全てが紅葉。
高原の中にあるメープル街道は、オンタリオ湖とセントローレンス川沿いを通る世界最大の紅葉街道です。
ケベックシティとナイアガラを結ぶ、約800キロメートルにも及ぶバスツアーも人気のスポットです。
チェコの首都プラハでは、中世ヨーロッパの雰囲気を眺めながら、紅葉楽しめます。
ヨーロッパの歴史と紅葉が重なり合う最高のロケーションです。
紅葉は、日本を始めとした東アジア沿岸部と、ヨーロッパの一部、北アメリカ東部と、限られた地域でしか見られません。
氷河期に、大陸の大半が氷河に覆われて広葉樹が死滅してしまったからです。
そう考えると、日本は自然に恵まれていますね😌
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