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皇太子を銀座へ連れ出した友人🌈

現在、上皇となられている、第125代天皇の明仁さま。

天皇陛下になられるまでの教育は、日本を背負う人物となるために学び続ける、非常に厳しいものでした。

その教育は、幼少期から分刻みで毎日行われます。

自由に行動することも許されません。

そんな毎日を送っていた明仁さまには、こんなエピソードがあります。


皇太子として、学習院に通われていた時のお話しです。

明仁さまは、学習院へ通われている間、他の生徒と同じ学生寮で生活していました。

ある時、彼がこんなことを友人二人に伝えます。

「銀座へ行きたい」

当時の銀座は、『銀ブラ』という言葉が生まれていたほど、人気のスポットで、当然、その情報は明仁さまの耳にも入っており、明仁さまにとっても憧れの場所でした。

そして何より、自由に行動できる時間がほしかったそうです。

明仁さまの願いを叶えようと、友人二人は動きました。

「明仁さまに、目白をご案内したい」

二人で画策し、周囲に嘘を言って、銀座へ向かったんです。

三人は無事、銀座に到着しました。

しかし、次の国民の象徴であることに代わりはありません。

もし、明仁さまの身に何かあれば、打ち首などでは済まされない問題。

事の重大さは、当然、友人二人も分かっていました。

実は、あらかじめ、行き先やルートを側近に説明してから銀座へ向かっていたんです。

そうとは知らず、明仁さまは、銀座を自由に歩き、観光を楽まれていたそうです。

三人は常に、一般人に紛れたたくさんの私服警官に包囲されていました。

友人二人と側近たちは、命懸けで、明仁さまの意向を叶えようとしていたんです。

そして三人は、当時、高級喫茶として有名だった『花馬車』へ入ります。

三人でお金を出し合って、1杯99円のコーヒーを頼みました。

「ようこそお越しになられました、皇太子さま」

すぐに店員にバレてしまったため、急いで場所を移します。

今度は、日本初のフランス洋菓子店『コロンバン銀座本店』へ入店。

この店では、アップルパイと紅茶を召し上がられたそうです。

その後、店側からのリークも広がり、人だかりができ始め、20~30メートル間隔で警察官が緊急配備される事態となってしまいます。

その光景を目の当たりにした明仁さまが、「もう、これ以上は大丈夫です」と仰られ、銀座観光は終了したそうです。

後日、明仁さまと連れ出した友人二人が関係者に大目玉をくらったのは、言うまでもありません。


その後、明仁さまと友人二人がどのような関係でおられたかは、明らかになっていません。

大きな騒動となることを承知しながらも、希望を叶えてくれた友人二人の行動には、明仁さまも胸を打たれたのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈


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