感謝といらだちは両立する
わたしは、恵まれた母親だと思う。
両親は健在で、里帰りができて、育児の手助けをしてくれる。わたしは家事を一切する必要がない。実母に至っては、早朝2時の授乳後に交代してくれるから、朝8時の授乳まで約5時間は体を休めることができる。
夫も育児に積極的。金曜夜には仕事帰りに来てくれて、土日はしっかり育児。夫がいる期間は、哺乳瓶を握ることはまったくないし、抱っこすらほとんどしない。私は母乳をあげるだけの生活だ。
本当に、ありがたい。すごく恵まれている。もし周りのサポートがなければ、とっくに我が子を殺していたかもしれない。今元気に我が子が寝ているのは、周りの人たちのおかげだ。
でも、私の心には、いらつきが宿る。
丁寧といえば聞こえがいいが手際が悪い夫、病院で綿棒浣腸を勧められたのに可哀想だと言い続ける母、耳が遠くてただの独り言を何度も聞き返してくる父。
ささいなことなのに、私は受け流すことができなくて。どんどん語調が荒くなる。そしてそんな自分に、自己嫌悪する。
産後だから仕方ないよね。
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはふるさと支援メディアをつくるための活動費に使わせていただきます!