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写真でお金をもらうことについて。#写真のハナシ

写真家でもなくて、フォトグラファーでもない。カメラマンの話。そしてお金の話。

【はじめに】
読む人によっては暗い話に感じたり、少し不愉快な思いをしてしまうかもしれませんが、誰かを攻撃したいわけではないんです。この内容は自分への戒めだったりもします。

【本編】
写真を撮ることも、撮った写真をSNSでシェアするのも、すごく良いことだと思う。
でもその写真でお金を貰おうとするのは少し待ってほしい(特にカメラ歴の浅い方)。

カメラマンという肩書きには資格が必要ない分、当人たちの責任感やマナーで信用を作らなくてはいけない。


表現(アート)を除いて、白くあるべきところが白くないことや、肌が肌色じゃないことはあるべき姿ですか?
それがオシャレだというなら、誰のためのオシャレですか?

カメラマンは依頼主が気持ちよくなれる写真を撮ることが最優先なのに、カメラマンが切り抜いた一瞬は依頼主からしてみれば一生に一度の出来事なのに、その上から自分のエゴや自分の色を無理やり上塗りしていませんか?

そう思ってしまうような、写真を見る機会が多くて残念な気持ちになる。


学んで知識になって、動いて知恵にして、数をこなして経験にして、初めて技術になると思う。
今は昔に比べて学びやすくなったから、トータルで技術を得るのにかかる時間は短いと思うけど、プロセスはそんなに変わらない。スポーツに似た部分が大きい。


(言い方悪いけど)稚拙な写真でお金を取るのは、市場価値を落とすことに繋がると思う。

お金を払って写真を撮ってもらった人が「iPhoneで撮ったのとあんまり変わらないな」って思ったら、今後のその人は写真にお金を払うことに懐疑的になってしまう。



こんなこと言ったって、何も変わりはしないけど「料金を頂く」ことの重みだけは忘れないでいたい。



話の軸はズレるけど、機材も大事。
全部プロ仕様じゃなきゃいけないとは言わない。でも、スペックは保険でもある。
秒間のコマ数もスロットもAFの精度も「逃さないため」のもの。

保険の入ってないタクシーに乗りたくないでしょ?って話。


この話、趣味で撮ってるだけの人には全く関係ない。
僕自身、他の方の写真を見るのはめちゃくちゃ好き。
写真で表現にチャレンジしている人も、誰かを救おうとしている人も、本当に尊敬する。


数年前から副業が取り立たされまくって、何か技術があればすぐお金に換えようとするのが、なんか嫌。

本当に人のためを想うなら、侵しちゃいけない場所がある。

ユーザーが責任の代わりに価格を選ぶことがあっても、提供する側が責任を放棄しちゃいかん。


まとまらない。
けど、言いたいことはこういうこと。

カメラマンは絶対に依頼主(お客様)がいることを忘れないでいたい。


プロフィール
名前:ハヤシヒロナオ
生年月日:1994年10月24日
記念日を撮ること、撮った日が記念日になることを目標に日々写真を撮り続けています。

▼SNS
instagram:@hayashi_hironao
Twitter:@hironao1024

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地元で起業し、フォトグラファーとディレクターとして活動しています。 仕事のこと、撮影のこと、ジャンル問わず備忘録として書き残しています。