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とびだせ北海道旅行2022年夏 vol.2 2日目/白老〜鹿肉パラダイス編

北海道旅行記第三回目、今回は白老/国立アイヌ民族博物館〜札幌鹿肉パーティ編である。
前回の記事はこちら vol.1 1日目/札幌時計台〜アイヌ料理居酒屋グルメ回
前々回の記事はこちら vol.0 旅立ち前夜、旅程や移動手段について 

札幌〜白老へ

昨晩の晩御飯は夢だったのだろうか…?そんなことを思いつつ、二日目は通信大学の研修を受けに、白老のウポポイ民族共生象徴空間へと向かうのであった。

特急北斗に乗って行きます

札幌〜白老は約1時間で移動できる。ちなみに特急北斗は函館行き。

激渋看板。白老駅への到着をお知らせする車内アナウンスは、アイヌ語でもお知らせしてくれる
駅前に突然現れた蒸気機関車にドキッとしちゃった
ウポポイ入口のポストもアイヌ紋様&カラーでかわいい

駅前の自動販売機で飲み物を買った時も、自動音声がアイヌ語でありがとうと言ってくれた。感激である。

ウポポイ 民族共生象徴空間

研修開始時刻より早めに到着。なぜならこちらでもアイヌ料理を食べられるからである。もうお分かりの通り、この記事を書いている人は、かなりの食いしん坊である。

このひとは、PRキャラクターのトゥレッポん。イベントなどの時にはでっかい着ぐるみも登場するらしい
かわいいのでもちろん仲間に入ってもらった
オハウブランチ

ウポポイ内にはレストランが3店舗あり、それぞれ店舗によってメニューの個性が異なる。私が入ったのはカフェスタイルのお店だ。
昨晩の居酒屋オハウとはまた趣が変わり、こちらは鮭のオハウ。あっさり塩味で味付けされている、優しいセット。いなきびごはんが美味しい。
他の店舗はガッツリ系や定食系である。胃袋が3つあれば全部回っていたところだが、これから研修なのでフードファイターになってはいけない。

ポロト湖のほとりで。ポロトとはアイヌ語で大きい湖という意味。

大自然に囲まれた施設、あの向こうに見える山には、熊や鹿がいるそうだ。温泉も沸いていて、最近向こう岸には星野リゾートの高級旅館が出来た。大富豪になったら泊まりたいものである(スッゴイたかかった…)

チセだ!
チセが「家」という意味って、みんな最終兵器彼女で学んだよね
これは、湧水

のんびり散策を終え、いざ研修である。
国立アイヌ博物館研究員の先生による、大学の授業で言うと半年分くらいの講義を受ける。
アイヌ文化を学ぶにあたり一番大切なことは、アイヌ民族の過去と現在と未来を、混同しないこと。
研修内容についてはここでは省略するが、本当にたくさんのことを学んだ。

えらいクマちゃん
針仕事を生業としているとどうしても、こういう民具に注目してしまう。針は大切な道具である。
人形やぬいぐるみのルーツ的な存在にもよわい
このもふもふの靴かわいいよねえ…
外には植物もたくさんある。これは実を食べすぎると肛門がかゆくなるやつ

研修終盤の質疑応答タイムが大変に学びが深く、しかしそれによって研修時間が延長し、帰りの電車に乗り遅れそうになるというハプニングが発生する。北海道の電車は、一本逃すとまじでやばい。
ダッシュで駅に向かう最中、駅近くのお土産屋さんのショーウインドーの中からめちゃくちゃかわいいシマエナガのぬいぐるみがこちらを見ているではないか。どうしてもここに入らなければいけないと直感で感じた私は、1分以内ならここにも寄れる!と駆け足で入店。それによって、わがやのぬいぐるみにピッタリサイズのマタンプㇱと運命の出会いを果たしたのであった。

マタンプㇱ(鉢巻)を巻いて、ごきげんなひと

さらばウポポイ、わたしは今夜も札幌で大爆発をする。

すすきの晩ごはん 鹿肉&オイスターバル 鹿肉SLOWDOWN

昨日に引き続き友人と合流。二日連続で遊んでくれるなんて、ほんとうに愛しかない上に今夜のお店も予約してくださった。もう一生遊ぼうね…
道中お土産屋さんで月寒あんぱんとべこ餅と鮭とばを買ったら、「山で遭難するひと…?」と言われた。山で、遭難、したくない。

せっかくだから北海道っぽいもの食べたい!ということで、事前に鹿肉&オイスターバルを予約していた。まさか昨日の一切れの鹿肉が、今夜のフラグになっていたとは気づかなかった。

お通しの蟹を何かしたクラッカー、鹿ハム、鹿レバーパテ。この時点でこのお店はやっべーぞという確信を得る。本当に美味しい
たこ山わさび。山わさびってなんでこんなに美味しいの!大阪にも生えてくれ
あほほど美味い牡蠣。秒で溶ける。
鹿カルパッチョ山わさび。鹿肉の色気にもう夢中である
仔鹿のロースト季節の野菜盛り。永遠に口の中にいて欲しい
鹿レバーバルサミコ酢ソテー。これは夢か?
鹿脂ガーリックライスで〆

今まで数えきれないほどの外食をしてきたが、今の所人生でナンバーワンに美味しかった。それは大好きな友達と一緒に過ごしているからというのももちろんあるのだが、美味しいのその先を表現する言葉が欲しくなるほどの、舌の上でくちのなかで、しあわせだけが炸裂していくあの感じ、こういう類の幸福は、他では体験できないものだと思う。ちょっと泣いたかもしれない。
「色気が…」「セクシーな味が…」「マスターに弟子入りしたい…」「北海道の鹿はおれが全部食う…」などもはや感想が制御不能となる。
そしてお店のひとに明日網走行くんですよエヘヘって言ったら、「ザワ…ザワ…」ってなった。
ありがとう鹿肉マスター、お付き合いくださった友人。

就寝

はよ寝るヤデ!

次回はいよいよ札幌〜網走編である。始発で出発!灼熱の網走監獄!!暴走する愛情と激情!!帰りのバスの時間を確認し忘れた私は…?!!
引き続きよろしくお願いいたします。

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