映画記録 『ダンサー イン Paris』



ダンサー イン Paris


セドリック・クラピッシュ監督の「ダンサー イン Paris」
感動と圧巻のステージにフランスで140万人が大喝采。
夢を諦めかけている人、新しい挑戦をする人にオススメしたい作品です。


出典 :映画『ダンサー イン Paris』公式サイト

あらすじ

パリ・オペラ座バレエで、エトワールをめざすエリーズ。
だが、夢の実現を目前にしながら、恋人の裏切りを目撃して心乱れ、ステージで失敗し足首を痛めてしまう。医師から踊れなくなる可能性を告げられたエリーズは、一晩で恋も仕事も失って呆然とする。ひたすらバレエ一筋の日々を送ってきたが、完治しなければ新しい生き方を探すしかない。
そんなエリーズに、ブルターニュのレジデンスで、料理係のアシスタントを務める仕事が舞い込む。そこで、未知なる人々や今を時めく注目のダンスカンパニーと出会い、踊る喜びと新たな自分を発見していく——。

クラシックバレエとコンテポラリーダンス

クラシックバレエは「見せるダンスを踊る身体」を作り上げるための厳格な規律=〈ダンス・クラシック〉技法を学んだダンサーが踊る、劇場芸術です。

コンテンポラリーダンスは、まったくその逆。決まりはなにもありません。
自分が表現したいと思うこと、また、その振付家がどう表現したいのかにより踊りはどのようにでもなります。
コンテンポラリーダンスは、クラシックバレエと違い、決められたポジションは動きがないので、自由に自分自身を表現できます。

印象的なところ

※ネタバレ注意となるので、お気をつけください。

・オープニングの違和感とエンディングの爽快感
オープニングが主人公と多くのバレリーナ達が登場するのだが、流れている音楽がクラッシックとは真逆の激しめな音楽。
これから見る映画はサイコスリラーものなのか?と不安になるほど。
また、物語が終わり新たな人生を歩み出した主人公のエリーズ
エンディングを見ると、解放的で清々しい締めでした。

・完璧と弱さ
バレエは完璧主義だが、コンテンポラリーは弱さや悲しみを表現する。
私も10年間バレエを習っていたことがあり、決して間違えてはいけない、客席から完璧を求められる視線に苦痛は感じていた。
そして、コンテンポラリーに対する羨ましさを感じていたのを思い出した。
鑑賞後、自分は何か表現したい気持ちが強くなり、noteを始めてみました。

・これからの人生
エリーズは怪我を理由にバレエを辞め、偶然にもコンテンポラリーのダンスカンパニーと出会い新たな挑戦に進む。
長年続けたバレエだが、怪我をしてからは意外にもあっさりと次の目標を探そうとしていた。そのエリーズの前向きな姿勢やポジティブな性格を見習いたい。

私も前職ではSESの会社で働いていたが、退職し諦めようとした。
だがご縁があり、現在はITベンチャーでフロントエンドエンジニアを目指し、自分の弱さと向き合い新たなチャレンジをしている。

どんな人にも夢を諦めたくなることは1度はあると思う。
だがその後どうするかが大事で、次にどのような目標を持ち、それを達成するための努力が必要。この映画を通して新たなチャレンジに背中を押してくれる作品になりました。

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