隼人

東北学院榴ヶ岡高校陸上部OBです。 (2児のパパ) 陸上部での思い出や、そこから学んだ…

隼人

東北学院榴ヶ岡高校陸上部OBです。 (2児のパパ) 陸上部での思い出や、そこから学んだことなどを書いていきます! 読んでいただいた方の何かプラスになれれば嬉しいです。

最近の記事

おわりに

約1年間続けたnoteはこれで終了です。本当にありがとうございました。 最後なので少し振り返りをしようと思います。 2021年3月21日に最初の記事を投稿したのですが、実はこのアカウントを作成したのはそのさらに1年前になります。(2020年6月頃) なぜ記事を投稿するのにこんなに期間が空いてしまったのかというと、文章を作成するのに時間がかかってしまったからではありません。 (質はさておき、文章はスラスラ書けます!) それは単純に怖かったからです。 陸上部のみんなには

    • 「思考は現実化する」という体験談

      約1年にわたって毎週投稿していたこのnoteですが、いよいよ最終回となります。 引退ミーティングを終えた俺は不思議な光景を目にした。 3年生ほぼ全員が泣いていて、男女関係なく一つの輪ができていたのだ。 俺はこのとき、こう思った。 「あれ?この光景見たことある...」 これは俺がずっと頭の中に思い描いていた光景でもあった。 そして自分はその輪には入らず、一歩引いたところから見ていたい...とも思っていた。 本当にその通りになっていたのだから、自分でも驚いた。 俺

      • 引退ミーティング

        うちの陸上部では、総体最終日に引退する3年生が全員に向かって話をする機会が与えられる。 これを引退ミーティングと呼んでいる。 これまでの先輩達を見ていると、この引退ミーティングで話をしながら泣いてしまう方も多く、感動的な恒例行事である。 今回は、この引退ミーティングを振り返りながら書いていく。 3年生が1人ずつ順番に前に出て話すのだが、歴代の先輩達は部長が最後に話していた。そのため俺が最後に話すのは暗黙の了解で決まっていた。 それ以外は特に順番が決まっているわけでは

        • 陸上の神様がいるとしたら、恨みます

          少しエッジの効いたタイトルにしてみたが、これは自分自身のことではなく、ある部員の気持ちを代弁したものである。 総体県大会は最終日(4日目)を迎えた。 俺を含めてほぼ全員の敗退が決まっており、この日にレースがあるのは寺田のみだった。 そのため、この日はみんなで寺田の応援に徹した。 寺田は高校時代の3年間は怪我に悩まされ続けた分、この総体では悔いなく終わってほしいという思いが強かった。 寺田の専門である、110mハードルの予選が始まろうとしていた。 寺田は新人戦で準決勝

        おわりに

          最後の仕事

          部長としての仕事を今振り返ってみるとそんなに多くはなくて、代表して挨拶したり、ミーティングで一言話したり、それくらいだった。 あとは、体操ストレッチを行うときに最初に 「いっちにーさんしっ」と声を出すくらいだった。 --- マイル(4×400メートルリレー)準決勝が終わり、俺たち榴ヶ岡の敗退が決まった。 決勝に残れるのは8校のみであり、多くの学校がここで敗退となっていた。 だが嬉しいことに、決勝に残った学校の中に俺たちと同じ地区(仙塩地区)の高校があった。それは「仙

          最後の仕事

          ラストレース

          陸上部に入り、様々なレースを走った。 俺にとって人生最後のレースとなったのは、マイル(4×400メートルリレー)だった。 今回の記事では、ラストレースを振り返りながら書いていく。 --- この記事でも書いた通り、以下の走順でラストレースに臨んだ。 県大会3日目の最終種目(マイルの準決勝である。) 基本的に、まず女子の種目が終わった後に男子の種目が行われる。 そのため俺たちのレースは、女子の準決勝が終わった後だった。 残念ながら榴ヶ岡の女子は準決勝で敗退が決まった

          ラストレース

          偽りの志望校

          前回はちょっと真面目な記事でしたが、今回は打って変わってクソふざけた記事です(笑)どうかよろしくお願いいたします。 --- 地区予選が終わり、あっという間に県大会がやって来た。 県大会初日は4継(4×100mリレー)だった。俺たちは新人戦と同様、準決勝までは進めたが、やはり決戦の壁は厚く敗退が決まった。 (これで4継を走ることはもうないのか...)と思うと少し切ない気持ちにもなったが、翌日・翌々日は個人種目、マイル(4×400mリレー)があったため、すぐ切り替えるしか

          偽りの志望校

          空中分解

          2016年に解散したSMAPが、解散騒動の渦中にあったときのこと。 番組内でキムタクが「このままの状態だと、SMAPが空中分解になりかねない」と話していたのが印象的だった。 実は陸上部も、空中分解しかけたことがあった。 --- 高総体の地区予選が始まった。3年生の俺たちにとっては最後の大会である。 県大会では4日間で全種目が行われるが、地区予選は2日間で行われる。そのためみんなの走りをゆっくり応援する時間はなかった。 地区予選2日目。 全種目が終了した。俺は個人種目

          空中分解

          悔しさよりもプレッシャーからの解放感

          冒頭でお礼を伝えさせてください。 私が前に書いた「パラレルワールド」が先週、 #部活の思い出  の中で最もスキを集めたそうです! ここまで読んだ方の中で、こんなふうに思った方はいないでしょうか? 「ん、これ前回の書き出しと同じじゃね?」 「あれ?前回の記事間違えて読んじゃったかな...?」 そうなんです。前回と全く同じ書き出しなんです。 なんと、2週連続で表彰されちゃいました! (前回とは「CONGRATULATIONS」のイラストが違うのでご注目ください) 皆

          悔しさよりもプレッシャーからの解放感

          直談判

          冒頭でお礼を伝えさせてください。 私が前に書いた「パラレルワールド」が先週、 #部活の思い出 の中で最もスキを集めたそうです! 読んでいただいた皆さん、ありがとうございます。 そもそも、#部活の思い出 について書いている人が少ないというのはあると思いますが、このように評価をいただけたのはとても嬉しいです。 個人的にもかなり好きな記事で、不思議な体験をした話でした。 まだ読んでない方は、ぜひ読んでください!! そんなこんなで今週も書いていきます。 立場など関係なく

          直談判

          俺ら史上最大ドッキリ

          これまで俺たちは数多くのドッキリを実行してきた。(もちろんターゲットにされることもある) 『對馬、ブチ切れドッキリ』 『寺田、秋保おばけ事件』 など挙げたらキリがない(笑) 中には忘れてしまったものもあるだろう。 だが、今回書くドッキリはなぜかみんな覚えていて、何度振り返っても笑ってしまう。 ただ、このドッキリは少し内容が複雑なので、言語化するのが難しいのですが頑張って書いていきます! --- 俺たちにとって、最後の大会となる総体地区予選も近づいてきたある日。

          俺ら史上最大ドッキリ

          パラレルワールド

          パラレルワールドって本当にあるか分からないけれど、ファンタジーの世界って感じがして好きなフレーズである。 高校時代にも、もしパラレルワールドがあったら...なんて考えたことがあった。 --- 夏合宿のときと同じように、同じ地区の高校が集まってトレーニングを行う「合同練習」が冬に何度か行われた。 宮城野原陸上競技場で定期的に行われていたのだが、内容はなかなかハードだったと記憶している。そのため、帰りにみんなで行くマックを楽しみに頑張った(笑) 時には、近くのデイリーヤ

          パラレルワールド

          ボイコット騒動

          あるとき、顧問の先生に反抗して男子メンバー全員で部活をボイコットしようと試みたことがある。 それは、2度目のクロカンだった。 --- こちらの記事でも書いたが、 クロカンとは小さなマラソン大会のようなもので中長メンバーのための大会といっても過言ではない。そのため、短距離メンバーにとっては若干憂鬱でもあった。 そんな中、マネージャーから「今年は中長メンバーだけの参加になりそう」という話が流れてきた。 昨年は、短距離メンバーも含めて全員で参加したが、先生たちも今年はど

          ボイコット騒動

          謹賀新年

          2022年あけましておめでとうございます! お正月ではありますが、毎週土曜日に執筆するということを掲げておりますので、休まず投稿させていただきます。 毎週見ていただいてる方はお気づきかもしれませんが、私が書いているこのnoteは陸上部での思い出をただ書いているだけではなく、入部当時〜陸上部引退までの出来事を時系列に並べて描いています。 今現在、高校2年生の冬あたりを書いていますが、どんな形で引退を迎えるのか、ストーリーとしても楽しんでいただければ嬉しいです。 (ここから

          謹賀新年

          自分が楽しいと思ったことに時間を費やす

          今日はクリスマスですね! 昨日はクリスマスイブということで、私は色々な任務をこなしました。家族で夜にクリスマスパーティーを行うための準備や片付け、子供達を寝かせた後はサンタさんから来ていたプレゼントを枕元にセッティングなど... 世のお父さんお母さんは、みんな今ごろほっと一息ついている頃ではないでしょうか? 「ギブ&テイク」という言葉がありますが、私はあまりテイクを求めない性格だなとつくづく思います。 昨日にしても家族のためにいろいろと動きましたがそこに「テイク」なん

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          mistake

          前回の記事では、俺と聡汰が喧嘩?した話について書いた。これはどちらが悪いというわけではなくて、お互いに悪いところがあったと思う。 前回に引き続き、俺と聡汰の話を書くが、今回は過失割合10対0で俺が悪かった話について書いていきます(笑) --- いつもの土曜日。 部活の練習メニューを終え、疲労が少し残る中、気持ちいい風が競技場に吹いていた。 あとはダウンをして解散という中で、俺はめちゃくちゃふざけてしまった... 水を飲んでいる寺田を笑わせてやろうと思い、俺はある話を

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