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世界大会を終えて。

2022年、各地の大会に出場しましたが思うような結果が残せず、
ずっとモヤモヤしていました。(今も悩んでるけど。)

学校とバイトと練習で遊びに行く時間もお金もないし全てにおいてモチベーション無くて萎えてましたが、よく周りの大人の方達に

「10代、20代で頑張れたら30代になってから楽になるよ。」

と言われていました。逆に捉えたら

「今頑張らないで今後頑張れる訳ねぇじゃん。」

って言われてるみたいで、悔しくて、自分を奮い立たせてその年の秋頃から世界大会の構想を考え始めました。


当時はmowlに正式加入出来た事もあり、昔から支えてくれていたオーナーのエイジさんに恩返しの意味も込めた演技がしたいなとずっと考えていました。

そんな時、2007JNのエイジさんの演技
(https://youtu.be/vtYK8fsHjic?si=YvsvlTbIEXt1_Ae_)
を見て

「この時の会場の熱狂を超えてやる!!!」

と心が燃えてきて、使用曲を決めました。



そんな感じで決まったので早速ざっくりした構成を作って、
とりあえず体にフリーを染み込ませる練習をしていましたが、
曲早すぎて自分の技全然追いつかなさすぎて凄い大変でした。

とりあえず最初は0.9倍速にしたりして練習してました。
めっちゃ怪我したしこの時点で心折れそうでした。(毎回だけど)



それから2週間くらいめっちゃ練習してなんとか技が追いついてきました。
(1日最低3時間、多くて10時間を週5くらい)

動画を撮ってあんちょさん(john andoさん)に構成を見てもらい、
技の組み合わせなどや振り付けにアドバイスしていただきました。
最初の構成からガラッと変わった構成を見て、また1からやり直しかぁ、と思いつつ残りの1ヶ月半程鬼練してました。(本当に超頑張った)


その他にも色んな人に見てもらったりしましたが、
ほとんど上手くいかなくてモチベ上がらず、でもとにかく練習して、
本番決められるかずっと不安なまま1ヶ月はあっという間に過ぎました。


予選と準決勝はいつも通りの構成だったので練習は毎日1時間弱くらいしかしてませんでした。
でも毎日ノーミス出せてたしいけるとかちょっと余裕な気持ちだったのもあるのか、いざ本番前に急に不安になってきて鬼グダリしてしましたね。
ギリギリ通過して良かったけどちゃんと予選準決勝も練習しなきゃと思いました。結果発表の時にもうあんなに緊張したくないです。
多分あれだけで寿命かなり削られてます。



決勝のステージ、思ってたよりステージは広くて、知ってる声、知らない声、カタコトな日本語が聞こえたり、色んな人が自分の名前を呼んでくれて、頑張れって沢山聞こえて、やっとここまでこれたんだなって演技前から楽しくてしょうがない気持ちとちゃんと決めれるか不安な気持ちでいっぱいでした。

曲が始まって、歓声が沸いて、二ヤけてしまう自分を頑張って抑えて、でも歓声が沸くたびに嬉しくてしょうがなくてニヤけてしまって、人生で一番楽しかったステージでした。
リカバリーでも盛り上がって、自分のフリースタイルをこんなに大人数に見られてる実感が凄くて、なんかもう世界大会凄いですよ(語彙力)


最後の技は3〜4年くらい前に作った技なんですけどマジで難しくて、世界大会の構成の練習始めから本番直前まで成功率50%もないくらいの大技でした。
フリー中もやるかどうか迷いながらイチかバチかで挑戦して何とか決めきれました。マジでまぐれだと思います。本当に決まって良かった、、、


演技後の歓声もステージから見えたスタンディングオベーションも全部が最高すぎて、本当に頑張ってよかったなぁって、心から思った瞬間でした。


1Aが終わった後色んな人に「凄かった」「感動した」って声掛けてもらったり写真を撮ったりして、国籍とか言語は違うけど自分のやってきたことは間違いなかったんだって嬉しくてしょうがなかったです。




世界大会が終わって3ヶ月が経った今でも動画見返したりして歓声ににやけてしまう自分がいます。
過去を思い出してにやけてる自分は元彼、元カノ思い出して泣く奴みたいでなんか気持ちが悪いけど、でもそれくらい僕の中ではこの世界大会への熱量はありました。
好きなアーティストのライブとか映画とか行くの諦めて、バイトのシフト削って、友達との遊び断って、練習しまくって、また今日も上手くいかなかったって病んでも次の日にはまた練習してて、体調崩してもとりあえず3時間は練習して、とにかく諦めずにコツコツと頑張って良かったです。
なんか振り返ってみると意外と僕ストイックだったのかも。



まだまだ僕は上にいきたいです。
もっと色んな人に自分の技、フリースタイルを見てもらいたいし色んな人に歓声を浴びたい、誰かの憧れになりたい、僕の承認欲求は止まらない。

もっとビッグなプレイヤーに、なるぞ!
                            イタニハヤト



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