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個人的高校駅伝攻略法

こんにちは!
前回の記事では違う予告記事だったと思うのですが、そこまで詳しく書く内容がないと思ったので急遽違う記事を投稿することになりました。
題して「個人的高校駅伝攻略法」です。

書こうと思った経緯

先日、僕と同じ関西創価駅伝部に所属する弟が記録会に出場するということで父と一緒に見に行きました。弟は前日にスピード練習をさせられる悪条件の中ベストを5秒更新。後輩たちも頑張っていて僕自身良い刺激をもらいました。

レース後、弟や後輩たちと交流している中、2年生のある選手が積極的に話しかけてくれました。彼は1年時に14分台をマークした実力者。僕が高3時の合宿にも参加してくれていて2年ぶりの再会でした。ただ、故障も多く今回のレースも故障明けとのこと。かなり悩んでいる様子でその中でも自分自身、そしてチームが駅伝で勝てないことを気にしている様子でした。彼だけでなく今の関西創価駅伝部は意識が高い選手が多く、チームで都大路を大きな目標にしています。そんな彼らのためにも何か少しでも助けになればと思いこの記事を書こうと決意しました。

1.高地トレーニングや距離踏みは不要。スピード力を磨け

高校駅伝は1区10km、2区3km、3区8.1075km、4区8.0875km、5区3km、6区5km、7区5kmの7区間と決められています。多くの学校が駅伝に向けて夏合宿を行い1日20㎞以上など距離を多く踏みますが正直意味はほとんどなく、故障のリスクが高くなるだけです。高校駅伝の最長区間は10km。トラック種目の最大距離も10000mであり高校駅伝と同じになるので合宿期間もトラック種目中心の練習を行った方が確実に駅伝で勝負できます。僕自身も高校時代、夏はたくさん距離を踏みましたが、効果を感じたことは一度もなく、逆に疲れが溜まって動きが悪くなり、中途半端なペースで練習した弊害でスピードが全く出なくなりました。また夏合宿は御嶽山や菅平高原といった標高の高い場所で練習する期間がありますが、高地トレーニングの効果が出るのは標高2000m以上で長期間滞在して練習を行った場合であり、標高1500m前後の御嶽山や菅平高原で短期間の合宿を行っても低酸素トレーニングという面では効果は期待できません。それなら地上で練習をしたほうが暑い分設定タイムは落ち気味になりますが、心肺に負荷を掛けた練習ができるので効率的にも良いと思います。

2.ピークをずらさない

持ちタイムが良いのに駅伝で走れないのにはそもそも駅伝にピークが合っていない可能性があります。合わせるべき試合は駅伝なのに直前まで追い込んだ練習をしたり、記録会に多く出場したりすると当然身体に疲れが溜まったり、モチベーションが持てなくなって肝心な駅伝で上手く走れなくなってしまいます。試合や記録会に出場する頻度はあくまで目安ですが1か月に1回、多くても2回までが上限だと思います。僕も5週連続で試合や記録会に出させられた経験がありますが、タイムが良かったり悪かったりと全く安定感がありませんでした。勝つべき試合が駅伝なら大会や記録会は絞って出場し、上手くピークを合わせることを心がけましょう。

3.各区間の特徴を確認しておく

トラック種目の場合、全て同じ400mトラックなので違いはありませんが、駅伝はそれぞれコースの特徴が異なり、事前にそれぞれの区間の特徴を把握する必要があります。どこにアップダウンがあるのか、どのあたりで仕掛けるかなどコースを見て確認しておくだけでも安心して試合に臨みやすくなります。3㎞区間は短いのでそこまで気にする必要はありませんが、10㎞や8㎞区間は距離が長く、少しのミスが後半の大幅ペースダウンにつながってしまうのでコース確認は欠かさず行いましょう。ちなみに後輩たちが走る大阪駅伝は1周2.8kmの長居公園周回コースで、アップダウンもほとんどなくこれといった特徴はありませんが、北東入口から競技場入口あたりまでのコースは何故かペースが落ちやすく、リズムを崩しやすいので参考にしてみてください。

長居公園周回コースの図
右端が北東入り口です

4.いつも通りを心がける

これは駅伝に限らずの話ですが、大事な試合だからといって直前にいつもと違う練習や行動は絶対NGです。あくまで練習の延長線上だと考えていつも通りリラックスしてレースに臨みましょう。周りはとやかく言うかもしれませんが、聞き流して自分自身の走りに集中することが大切です。チームのブレーキになったらどうしようとか考えず、メンバーに選ばれたことを誇りに自信をもって最後は走り切ってください。

MLB屈指の安打製造機・イチロー選手
毎日同じルーティンを繰り返し、いつも通りを心がけて行動していたそうです。

おわりに

今回は珍しく駅伝肯定気味な内容となりました。
駅伝は過去の記事で述べたように僕自身あまり好きではありませんが、高校駅伝は距離もそこまで長くないし、見方を変えれば開催しても全然ありなのではと思っています。しかし、高校駅伝の結果が良い選手はほとんど箱根駅伝出場校に流失してしまうので今のところは正直疑問符が付くところです。

本来は後輩たちと一緒に練習したり、今回の内容も直接伝えたかったのですが、色々事情があるのでnoteという形にさせていただきました。
関西創価駅伝部を始め都大路や駅伝を目標にして頑張っている後輩たちのご活躍を願いつつ、この記事を終わりにしようと思います。

次回は「尼崎中長距離記録会  5000m」です。
乞うご期待ください!

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