選手権まで残り1ヶ月をきり、ついに最後の勝負の時が近づいてきました。課題も伸び代もたくさんあって、僕らはもっと強くなれると確信する毎日です。

そしてやっぱり僕は芦屋学園が大好きだと、改めて感じています。

なぜなら、僕らは誰かの後ろを着いていく集団ではないからです。どんな道を進むときもチーム全員で一緒に前を目指します。
キャプテンに押し付けることもしないし、監督コーチに言われたからやるわけでもない。全員が先頭に立って、責任を持って行動できるチーム。それができるのが芦屋学園だから好きです。

だから自然と"チーム芦学"と言う言葉を口にするようになったんだと思います。

でも最近、少しそれが崩れています。
遠慮がちな選手がいます。じゃまをしちゃいけないと感じているのか、できないから芋っているのか、やる気がないだけなのか。

焦りは人を成長させると僕は思います。

試合に出てるやつと出ていないやつ。試合に出てていないやつが死ぬ気でスタメンを取りに行くから、危機感が生まれてそれが成長に繋がります。

でも、最近はスタメンの方が意識も高く自主練もしています。
これでは危機感は生まれません。

選手権までの残りの期間でいくらでも成長できますが、それは全て僕ら次第です。チーム内での競争を激しくしないと、成長に限りが出てしまいます。

スタメンの11人と交代選手で全国に行くじゃなくて、チーム全員で全国に行くんです。
本気で全国を目指してこの一年やってきましたが、いざ試合に出たとき自分が自信を持ってプレーできるかを考えて毎日の練習にと組むべきです。
ピッチの上で信じられるのは“自分”と、そして"仲間"だけです。大舞台でも臆せずに自分のプレーを貫けるように、積み上げ続けるんです。

試合までの準備が結果を物語る。
試合が始まってしまえば後はぶつかり合いです。

去年の選手権の準決勝で何もできなかったあの気持ちを忘れたことはありません。

あのピッチでもう一度自分が信じてもらえるように、自分を信じれるように、まだまだ上を目指してやります。

"今年でサッカーを辞めるからやりきろう"ではなく、"今年でサッカーを辞めるけどプロを目指す"そういうモチベーションでやります。

今の課題は守備。そして決め切る。

死ぬ気で走って闘って、全国にでます。

選手権まで、残り24日