尊敬する方からの言葉の大きさ
先週の金曜
私が会社勤めしてる頃からお世話になっている、隣町のお山の上にあるビストロ様に、パンのお届けに行ってきました
ここ最近、お使いいただいてるパンの上がりが思わしく無く、気になっていたのですが
私の想いと同じく、当然先方でも感じておられて、ご指摘をいただき
幾つかの改善点を落とし込んで焼き上げたものを、試していただこうと持参しました
いつも大変可愛がっていただき、いろんなお話を聞かせていただくのが楽しみで
お店のあるお山の上からは、和歌山の海が一望できる、それはそれは素晴らしい場所なのですが
結構傾斜のきつい山道を登るような、自然に囲まれた人里離れたところでして
元々は町場でお店をされていたそうですが
そこから何故今の場所に移ろうとお考えになったのかは、ここに立てば凄く理解できる、それくらい素晴らしい所です
だけど、そこに至るまでには、それはもう並々ならない決意があっただろうし
周りにはきっと口を挟む人も多かったはずで
お店を構えるのも大変な上に、いざ開業して、この山の上に人を呼ぶなんて、それはもう想像を絶するご苦労と努力をされたんだろうと、ずっと思ってました
試作のパンを届けて、お話を聞く中で
移転されてから今に至るまでのお話を、ご自身の口から聞くことができて
物凄くジーンとしたんです
僕らなんかは、到底足元にも及びませんが
やっぱり挑戦をしていて
頭の中にあるイメージに向かって、この3年歩いてきました
やっぱりいろんな苦労が当然あったし
いろんな意見に気持ちが揺れたり
思わぬ困難が起きて、眠れない日々もいっぱいあって
だけども、一度たりとも諦めたことはなかったんですよね
踏ん張ってこれたのは、こんな素敵な先達がいてくれたからこそで
その背中を、今も現役で見せてくださるからこそだなぁって、改めて思いました
そう、帰りがけに、何気なくかけてくださった言葉があって
「最近、貫禄出てきたなぁ
まるでイタリアのパン屋さんみたいや」
ほんと何気ない一言だったんだと思うんですけど
それに僕なんてまだまだなことは、自分が一番わかってるんですけど
だけどね、そのお言葉が嬉しくて、嬉しくて
涙堪えきれない自分がいました
また、前に進む力をいただきました
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