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話す事は、考える事

「寧暮」としての初めてのイベントは、奇しくも発酵に纏わるものになりました


先週の日曜日

かねてから私たちのパンをお使いいただいている

「三木町発酵ビルヂング」(旧SANDOYA)さんにて開催された

発酵を知る会「HUB会」に

発酵の一端を担うパン屋という立ち位置で参加させていただきました。


「HUB」とは、How Usualy Brewingの略で

私のイメージでは、

暮らしの中での、発酵との、肩ひじ張らない付き合い方

みたいな感じでしょうか。

三木町発酵ビルヂングさんのオーナー、秋山理絵さんの

古くから暮らしの中で活きてきた日本の発酵食の持つ力を見直し

生活に取り入れていくことで

全ての人に笑顔でいてほしい

そんな思いの発信の場として、HUB会を定期的に開催されてます


参加された皆さんの熱の入ったご様子が大変印象的で

決してそれは、私たち人間だけではなくて

生きとし生けるもの全てが、

生まれながらにして、発酵の神秘に、何かDNA的に惹かれるような感覚があるに違いないと

感じる場でした


そこでわたしも、パンを焼きながら接してきた発酵についてのお話をさせていただきまして

結果、いつものように、狙った笑いはダダ滑りし苦笑

肝心の伝えたいこともモヤっとして

自分の語彙の無さを痛感するに至り撃沈したわけですが苦笑

それはさておき

いつも人の前でお話しするとき思うのは

今話していることが、必ずしも今聞いてくださってる方の中で響き芽吹くわけではないので

言葉は拙いなぁと思いながらも

熱い思いはわが心の中にはあるので

兎に角、くじけず諦めずに、言葉に変換していくんです


僕はもともと、話が得意ではないし、好きでもありませんでした

人が話すのをふんふんと、何時間もただ聞くだけ、そんな人間でした


でもそんな自分に忸怩たる思いを持ってたんですよね

上手に話す人を眺めながら、ただ羨ましいって思ってるだけの自分に

ほとほと嫌気が刺したんです

で、悔しくて考えて気づきました

それは、喋れないというよりは、喋るネタがない、ということなんだなって

生きていく中で、必ずいろんな出来事が起こってるはずなんですけど

無関心、なんでしょうね

いや、鈍感といったほうが近かったように思います

子供の時から人の顔色ばかり見てきたので

自分で考えるんじゃなくて

人の考えに沿う方を選んできたんですよね

楽だったし、勇気がなかったのかもしれません

ここから正そう

で、自分の力で考えることを意識するようになって、現在に至ります

考えるっていうことは、放棄できるんです

でも、それは生きる権利を放棄しているのに等しいかもしれません

世の中、引っかかること、沢山あります

見て見ぬふりしちゃいけないこともたくさんです

情報は得ることもすごく大事だけど

それを自分というフィルターを通して

自分の言葉で発信していく事がすごく大事


でもそれは手抜きをするとどんどん鈍化していく

そのうち情報が目詰まりして、使い物にならなくなるんです

で、何事にも無関心で無気力な自分が生まれます


考えて、言葉にすることは、とても難しいけれど

まずはセンサーを鋭敏にするところから始めてみるといいんじゃないかなって

自戒も込めて、今日ここに記しました


秋山さんから、また今回の続きも!とお話しいただいてます。

私にとって本当に学びの多い会です。

また、皆さんとご一緒できる日を楽しみにしながら

一日一日、パンを通して発酵と向き合ってまいります

最後になりましたが、今回の企画は、秋山さんから昨夏のクラウドファンディングにご支援を頂き、そのリターンとして開催されたものです。

改めまして、ご支援に心より感謝いたします。

秋山さんが話される様子を拝見しながら、

伝えよう、伝えたい、そんな想いを感じました

ありがとうございました。

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