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機が熟しました

先週、パンの授業を受け持つ専門学校で、最後の実習として自由課題に臨む卒業生に、毎年恒例のスープとパンを振舞いました

生徒の様子を眺めながらコトコト炊いたアサリと豚バラのスープが好評で、大変に嬉しかったのですが

その隠し味(隠し食感?)がライ麦の玄麦

そのプチプチした食感がただ美味しいだけじゃなくて、噛み締めるたびに、体にも心にもなんだか力が蓄えられる様な感覚があって、やっぱり自然の素材を活かした古から伝わる製法や知恵って凄いなと思いました 

(因みにパンは、パンドロデヴと定期便のパンオセレアル、共に食感が特徴的なパンでした)

話は変わりますが、色んな方からパンのお手紙をいただくのですが、どのパンにも作る方の想いや知恵や背景が映し込まれていて、毎回大きな影響を受けます

去年の末から焼き始めたパンオフリュイや、今熱心に取り組んでるバゲットなどがまさにそうなんですが

そんなものの中に雑穀の入ったパンがあって、みなさん其々に特徴のあるものに仕上げられていてどれも大変美味しいので、是非自分なりに取り組んでみたいなと兼ねてから思ってました

そこに先日、ライ麦をいただいている栃木県の上野長一さんから、いろいろ米が届きました

いろいろ米は、古代米、希少米、黒米、緑米など色々な品種のお米のもみを保存して、約50種を混植して1枚の田圃で、無農薬、無肥料、無除草剤にて育てられた玄米で、我が家の定番でもあります

そこに昨日、東京のチクテベーカリーの北村さんからパンのお手紙が届きました
@cicoutebakery

やっぱり素晴らしく美味しい。。

噛み締めるたびに、そうコレコレ、コレが僕らの大好きなパンであり糧だーという安堵感と共に、心身にチカラが蓄えられる感覚がありました

むむ、コレは、機が熟したんじゃないでしょうか

今週、いろいろ米と上野さんのライ麦の玄麦を練り込んだパンを焼きます
#アサリと豚バラのスープ
#雑穀パン
#いろいろ米
#和歌山パン屋

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