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Recap: 2023 to 2024

2023年に考えたこと~3つの言葉で振り返る~

💡HIGHLIGHT💡
1.留学で学んだ大切なこと
2.情緒のある人になりたい
3.ジャーナリストを目指しています


1. I felt like so confident to know that I had you by my side. /君が隣にいてくれて心強かったよ。

James(留学中のルームメイト)

半分アメリカ、半分日本で過ごした今年。
後半のハードさにかき消されたけど、実は留学期間の3分の2も過ごした前半のアメリカライフ。
言葉では説明できない楽しさ、大変さ、学びがあった。

そういえば留学の振り返りnote出してなかった。
しつこいようだけど、本当に毎日が刺激的過ぎて、一言でこの9か月間を説明することはできない。
留学どうでしたか?という質問が一番困る。
でも特に感じたことが2つあるので、それをちょう簡単にまとめようと思う。

①日本ってすげー、ということ

飲食店でもホテルでも、安い値段でめっちゃ良いサービスが出てくること。
夜道を独りで歩けること。イヤホン付けてても。
ほとんどの子どもが当たり前のように学校に行くこと。
みんな帰る家があること。職がなかったとしても。
自然や古いものを慈しみ、芸術として大切にする文化があること。

日本にいたら当たり前だと信じて疑わないことが、アメリカ、ましてや日本より生活水準の低い国々では普通じゃないということに気づいた。

テレビや本でなんとなく理解することはできる。
でも実体験としてこれを痛感できたのが良かった。

②日本ってやべー、ということ

日本の良いところは、全部裏目に出る。

昔からあるものを伝統としてあがめ、
新しいものを寄せ付けにくい日本特有の村文化、島国文化。
若い人もそれに呑まれて、なんだか保守的。

日本はだめだ!海外へ行け!みたいなSNSでよく見かける言説は嫌い。
でも結構当たってるところはあると思う。

少なくとも自分が留学した大学の学生は、
何に対しても挑戦的で、遊ぶことと真剣に学ぶことのバランスが絶妙で、とにかく人生楽しそうな人たちだった。
卒業したら、自分でやりたいことがあるから起業したいって友達は両手にも収まらない。
心理学やってたら人間の脳の中が気になりすぎて、医学部編入したわ、ってルームメイト。
中間選挙前に、anti共和党を掲げて路上で毎日選挙活動していた、謎の男。

円安だとか、高齢化だとか、難しいことばかり取り上げられて日本はやばいだの何だのと言われるけど、

辿って行けば、こういうチャレンジ精神の欠如に全部行きつく気がする。

言葉にすると安っぽくなってしまうのが残念だけど、日本のすげーもやべーも経験値として手に入れられた。
そのバランスを見ながら胸張って日本人です、と言えるような人になりたい。

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大きな学びだけじゃなくて、日々の生活を通した小さな学びもたくさんある。

UCLAの授業を受けることができたのは、一生の宝物。
学問をするということが、いかにありがたくて楽しい営みかということを教えてくれた。

特に、国際政治学や国際開発学を、本場で学べたことは、今後のキャリアにも必ず活かされると思う。
日本で生まれ育った自分にとって、
外の世界で何が起きているのかを自分で見て考えて、真っ当な意見を持って行動できる人間になることが、一生の課題だと知った。

本当に国境はないのかもしれないということも。

毎週末欠かさずパーティーに連れ出してくれたDylan
パパのテスラでLA中案内してくれたDante
深夜まで課題に付き合ってくれたAimaine
一番心を許せて、いつでも相談役になってくれたJames

9か月で、心から信頼出来て、自然と笑いながら出かけられる友人ができるとは正直思ってなかった。
素敵なルームメイトたち。学生のうちにもう一回は会いに行きたい。

そうはいっても、思う様に英語を使いこなせないのは大変だったし、日々の刺激は気づかないうちにストレスにもなった。
なんだかんだ病むこともなく、無事留学生活を送れたのは、人種とか国籍とか、言葉とか、そういう隔たりを感じさせない友情があったからかな。
文化の壁は死ぬほどありましたが。

Jamesが、最終日部屋を出るときに、君が隣にいてくれて心強かったよ、と言ってくれた時には、泣きそうになったな。
こちらこそありがとう。幸せ者です。

2. 情緒は論理の出発点

藤原正彦(『国家の品格』より)

今年も相変わらず小説に手を出すことはなかったけど、教養本のようなものはいくつか読破した。

その中でも特に印象深かったのは、
数学者の藤原正彦による『国家の品格』
古来から独自の文化で発展してきた日本が、戦争に負けて以来、いかにして欧米的な合理主義に侵食され、国家の品格を失ったのかを論じた傑作。

日本人は、虫の鳴き声を芸術にしたり、散っていく桜に雅を感じて愛でることができる最後の人種だと。
武士道という独特の道徳観や倫理観を持っており、秩序が異常に整った社会を築いてきた人種だと。

だが戦後、アメリカの占領下で、「二度とアメリカに歯向かわない日本人に」というスローガンが誕生。
アメリカの合理主義的な産業構造や労働スタイルが導入されて、日本人が持っていた品格が失われたという。

失われた日本人の品格こそが情緒で、藤原はそれがアメリカはじめ欧米諸国が大切にする論理の出発点になると言う。

うるさい虫は殺してしまえば静かになる、という論理は簡単に成り立つけれど、

虫の鳴き声に耳を澄ませて、ああ、秋が来たな、と趣を感じること。じゃあ、俳句でも読んでみようか、と。

それが日本人が持つ品格であり、(藤原いわく)ほかのどの民族にもない文化的価値らしい。

もちろん、虫の鳴き声を聞いて俳句を読めるようになれ、と言っているのではなくて。
そういう日常の些細なものや、四季が織りなす自然の産物に美しさを感じられる心を、日本人として大切にしろ、ってことなのではないかと解釈した。
それが国家の品格になるのだと。

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アメリカで、安倍政権の外交について聞かれても、
歌川広重の浮世絵について聞かれても(どっちもルームメイトに聞かれた)、
まともに返事をすることができなかった。

例えばアメリカ人とイギリス人は、英語のアクセントのことでよくケンカをする。
大げさに口を開いて濁った母音で発音されるのは、アメリカの自己主張が強くて、self-made manの文化。
上品に気取った感じで、母音をアエイオウのままにはっきり発音するのは、ロンドンのgentlemanな文化。

それぞれの国には誇れる文化があって、歴史があるはず。
日本人のいわば代表みたいな感じで留学に行った自分が、自分の国のことについて何もしゃべれないのは、なんと品格の欠如したことか。

そう考えると、日本と世界、なんて大きな枠組みの中だけでなく、
自分の生活の中でも情緒ねーな、って思う瞬間増えた気がする。

昔は、汗水流して自転車こいで部活行ったりとか、山とか川で遊びまわって疲れ果てて、みたいなのが楽しかったのに、

今では汗なんか一ミリもかきたくないし、できることなら疲れず寝といた方が良いみたいな感じ。

早く歩いて一秒でも早く前に進みたい。
時間とか効率とか。
人生ってそういうのじゃないってわかってはいるのに、なんか生き急いでしまう感じ。

一方で、相変わらず自然は好き。
オーケストラでホルンを吹いとる時間は、唯一自分の感覚が研ぎ澄まされている時間。
家族と過ごすなんでもない時間が恋しくなったりする。
ちょっと丁寧に時間をかけて自炊した日の満足度は高い。

情緒とか日本人の持つべき品格って、かみ砕いていえばこういうことなんじゃないか。
日常の小さい幸福とか美しさを、もう少し大切にできるようになりたい。

そんなことを考えさせられた本だった。

3. 社会の当たり前を疑い続けたい

矢吹勇斗

ジャーナリストを目指しています。



動物園で働くだの、獣医になるだの、外交官になるだの。
なんだか定まらず、でもある程度好きなことや得意なことを仕事にしたい、って思ってきたぼくのキャリアが、やっと形になりそう。

留学中もその前も、特にTABIPPOでの活動を終えたくらいから、まじで将来何しようと考えてきた。
正直本当に動物園でも働きたいし、外交官もかっこいいなと思う。
6月以降、いろんな会社の説明を聞いて、インターンにも行って、自分で事業を作ったり、何かものを売ったり、誰かのお手伝いをしたり。
どんな仕事も面白そうで、人生100回できるなら全部やってみたいと本当に思う。

でもやっぱり、その好奇心とか、なんでもかんでも首を突っ込もうとする感じが自分らしくて、何よりの生きがいだなと最近気づいた。
毎日毎日自分の知らない場所に行って未知の光景を目の当たりにして、新しい人に出会って話を聞いて、こんな人生あったんだと驚く。
そういう仕事がしたい。記者しかない、と思い、ジャーナリストを志すように。

一応社会貢献的な軸もあります。

社会の当たり前を疑う目になりたいという想い。

日本の中でも田舎の街に生まれて、大学から大阪に出て、海外にも足を踏み出して留学もして。
人一倍、狭い世界を広い世界から見る、っていう経験をさせてもらったように思う。

その中で、
あれってやっぱりおかしかったんだなとか、
自分が普通だと思っていることって全然当たり前じゃないんだ
と思うことがたくさんあった。

自分が周りの押し付けてくる当たり前に苦しんできたこともあったし、
逆に自分が押し付ける側になっていることにも気づいた。

ここ半年、何人もの記者の方に出会って話を聞く中で、
記者っていうのは、社会でいわゆる普通と呼ばれているものにメスを入れて、それに縛られている人を開放したり、社会の膿を出して改善を促す仕事だということを学んだ。

自分の好きなことと、
経験から導いた自分の社会貢献に対する意欲。
うまくマッチしそうな仕事を見つけたように思う。

ただ、社会人になっても、一度は海外の大学院で国際政治・国際開発やジャーナリズムを専門的に学んでみたい。

いずれは国連の報道官とか、国際機関のジャーナリストポジションに就いて、国際社会の最前線を世界にお届けする人になってみたいなとも思う。

世界を知って、実際に自分がアクションを起こしたいと思えば、青年海外協力隊なり、自分で事業を立ち上げるなりして、国際協力にも携わってみたいと思う。

いずれにせよ、自分の関心領域は国際政治とか国際開発とかだけど、まずはジャーナリストとして世界を飛び回って色々知りたい。
そして、発する言葉に教養と説得力がある人になってから、新たなことに挑戦したい。

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まだまだ解像度は低いけど、
あれだけ働きたくないとほざいていた自分が進みたい道を見つけられたのは、
2023年の大きな成果だと思う。

それは、夢や目標を持ちながら、あるいは明確なものがなくても毎日楽しそうに、自分の軸をぶらさずに活躍している社会人が、周りに沢山いたおかげでもあります。
社会人かっこいいな、と思わせてくれた該当者の皆様、ありがとうございます。

旅の話

2023の旅

1都2府6県: 鳥取、東京、大阪、栃木、京都、兵庫、愛知、愛媛、静岡
5カ国2地域: アメリカ(LA, NY, New Orleans, Houston, San Francisco & Yosemite)、カナダ、タイ、香港、マカオ、ベトナム、インドネシア

旅と呼んで良いのか?というものも含めても含めなくても、今年も色んな場所に行った。


1月: New Yorkで史上最も過酷な年越し

14時間、飲まず食わずトイレなし立ちっぱ
でも世界の中心でのHAPPY NEW YEARは最高だったな

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2月: 念願のNew OrleansとHouston

サックスをまた吹きたくなったジャズの街
スペースセンターは知らないことだらけで未知の空間

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3月: 2人の友人に会いにVancouverへ

山×海×街のバランスが個人的にどこよりも👍

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4月: LAの街をふらふら

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5月: 圧巻の自然!ヨセミテ国立公園

また必ず来るだろう場所No.1!
アメリカの壮大な自然をもっと見てみたいと思った

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6月: 帰国して日本中をふらふら

初栃木!宇都宮の餃子美味しかった

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7月: 東京、大阪、鳥取を転々。旅暮らしも悪くない

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8月: 真夏の京都

就活の合間にホッと一息。死ぬほど暑いけど日本の夏は美しい

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9月: バンコク&香港・マカオ海外旅行ラッシュ

インターンから走って関空向かったの良い思い出
こちらもセントレアから東京に直行したな、、、

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10月: 大阪に引きこもり。こういう月もあるから旅行きたい欲が途絶えない

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11月: バリへちょこっとバカンス +ちょっとベトナム

みんな何も変わらないのが素敵。
社会人になっても旅し続けたい

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12月: 道後温泉&年末富士山

みきゃんにハマる。
富士山を初めて間近で見た



2024年 行きたい&したい旅リスト

  • 山形・銀山温泉

  • 岩手・中尊寺金色堂

  • 新潟・長岡の花火

  • 大分・別府温泉

  • 鹿児島

  • 週末ふらっと韓国ご飯旅

  • 北京で中国史やり直す

  • インド行きたい!

  • 東南アジアまだの国(特にカンボジアとラオス!)

  • トルコ

  • バルカン半島縦断

  • 中東欧をゆっくり!夏休み候補!(ハンガリー、オーストリア、ポーランド)

  • 卒業旅行はアフリカへ(ケニアやボツワナ、ザンビアのサバンナや、コンゴのジャングルに行きたい)

今年は、一人旅も、誰かとの旅も半々くらい。
1人で色んな考え事をしながらマイペースに楽しむ旅も良いけど、
隣に誰かがいると、それだけでその旅が、後々思い出として一層輝くような気がする。

ということで来年も旅のお付き添い、よろしくお願い致します。

大切にしたいことと2024年に向けて

💡HIGHLIGHT💡
1.コツコツ努力すること
2.自分を飽きさせないこと
3.狭く深い人間関係
Bucket LIST 2024


地道にがんばれることが自分の何よりの強みだと最近感じる

努力できるのも才能という話もあるけどそれは一旦別の話で。

周りを見渡せば、
何でも器用にこなせてしまう人
何とかなるでしょうと楽観視して本当に何とかなる人
何でもお金で解決してしまう人

自分とは全く逆のやり方で人生を戦っている人がいて驚くことも。

時々うらやましいなと思ったりしつつ、
どう頑張っても自分にはできない、向いてないやり方だな、に行きつく。

なんかすんなり手に入れてしまうものは、
名誉とかお金とか、輝いているけど中身がなくて軽いものになってしまうけど、

コツコツ努力して手に入れるものは、
泥臭くて小汚いけど、その過程に重みがあって好き。

  • 毎日必ず1時間、ディクテーション、シャドーイングをすること(留学中)

  • 毎日、新聞を3紙読み比べること(帰国後)

  • 就活中に学んだことはすべてノートに手書きで書き留めること

  • ニュース検定2級に向けて勉強すること

今年コツコツ頑張ったと思うこと

日々自分にノルマを課すことは、
本当にストレスだし、
そこまで必要かな?と唆す自分との戦い。

資格とかは別としても、なかなか形になって成果が見えにくいのがコツコツ努力の難点だけど、
来年も目標を決めて努力し続けたい

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大統領のように働き、王様のように遊ぶ

大好きな高嶋ちさ子の言葉。

留学前と相変わらず週5~6のタリーズバイトを今年も。
稼いだお金は全部旅など、自己投資へ。

親にはちょっと申し訳ないけど、
学生時代に貯金したり、生活費に回す選択は考えてない

甘えられるところはとことん甘えておきたいし、
学生時代にしかできないことをできるだけしたい

自分で稼いだお金のも、
ただの遊びだけじゃなくて
旅という名の経験だったり、就活関連の費用だったり、
決して無駄ではないことに使っているので悔いはない

親に小遣いをせびって遊び惚けている人もいる
それに比べれば、生活費を甘えることくらい許してほしいと思う

社会人になったらちゃんと稼いで孝行するので!!!

ただ最近少し気になっているのは、
毎日がルーティーン化され過ぎて、刺激が少ないこと

就活という人生の中でも特殊な時代を生きているので、
仕方がないと思う反面、ちょっと飽きたなって思うことがある

退屈は犯罪。ネットフリックスさんの名言

2024年はおそらく学生最後の年。
TABIPPOでコミュニティ活動やイベントづくりを経験したり、
アメリカに留学したり、
学生時代じゃないとまとまった時間をとってできないことを達成してきたとは思う。

最近は就活を言い訳に新しいことに挑戦できていなかった。
海外旅行だけじゃなくて、学生にしかできない何か新しいことに、
最後に一個、挑戦してみたい

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つくづく人に恵まれてきたと思う人生

皆さん、今年も本当にお世話になりました。

年を重ねれば重ねるほど、人間関係が断捨離されていくようだけど、

やっぱり素敵だなって感じる人との関係はこれからも続いていく気がする。

特に留学を挟んでも、
それでも自ら会いたいと思う、
向こうも声をかけてくれる、
そんな人が周りにいることが幸せ

地元の友人
大学の友達
TABIPPOやバイトなど外のコミュニティの人
そして今年は就活を通して出会った、同じ夢を追いかける友人!

それぞれ、
なんだかんだ会うな、
久々に話し聞きたいな、
ちょっと呑みたいな、

そう思える人たちが、
多くはないかもだけど
自分の人生を彩ってくれることに感謝

意味とか理由を感じられないことが嫌いで、
冷淡でめんどくさがりな自分の人生が、

はやとくん、いろんなことしてるよね、本当楽しそう

と周りから言われるように見えているのは(見えているだけじゃなくて実際そうってことね)、

間違いなく
そういう自分に良い影響を与えてくれる人がいるおかげです

そういうみんなに共通するのは、
全然挑戦していることとか好きなことは違うけど、

目標とか野心を持って毎日生きていること

そういう人の話す言葉には説得力があります。

ぼくもみんなにそう思われるように、
良い影響をgiveしていけるように、
がんばりたいと思います。

来年も仲良くしてください!!!

・・・・・・・・・・

Bucket LIST 2024

  1. 行って良かったお店はGoogle mapでピン止め

・・・・・・・・・・

はあ、疲れた。7,429文字!
皆さん、良いお年をお迎えください🐰🐲

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