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最強の相棒と率いたプロ集団で作った舞台は

BackpackFESTA2022

2.24@大阪

3.2@福岡

3.6@東京

約3カ月に及ぶ、長いようで短かった日々がようやく閉幕した。

まだちょっとふわふわしてる。実感がない。

でも記憶が新鮮なうちに、この3か月間で、3カ月を終えて、感じたこと、そしてそんな毎日を常に隣で過ごした相棒のことを綴ろうか。

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昨日の朝バスの中で書いたnoteには、

自分以外の誰かに「旅で世界が素敵になる」と実感させることができたかどうか、そんなことは分からない

と書いた。

分からない、それは間違いない。

でも、実感させることが「できたかも」と信じることは、今ならできる。

少なくとも、そう思わせるためにこの3か月間を費やした。

BackpackFESTA2022 大阪 のステージ

そこが、僕に与えられたチャンスだった。

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「旅で世界はもっと素敵になる」

はちょっと大きすぎる。

舞台チームのみんなでめちゃくちゃ考えて、まとまったのは、もう少しラフで、具体的な言葉。

「知らないところに行くのは、不安もあるけどめっちゃおもろい!」

「自分にも何かできるかも!」

2つ目は一見旅とは無関係。でも、旅は(旅以外のことも含む)何かに挑戦するきっかけになるはずだと、みんな思っていた。少なくとも自分は、学生支部での活動を通してそう実感している。

この2つを、2月24日、尼崎の会場に来てくれたお客さんのうち、できるだけ多くの人に伝えるための3カ月だった。

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3か月間、常に横で僕を支えてくれた相棒がいる。

戸根明音

はやとね

くだらない恋愛バラエティで成立したカップルの呼称みたいで正直気持ち悪い。

はやとととねちゃん、は長いからと誰かがそう呼び始めたのだろう。

それくらいのニコイチ。


舞台監督に任命された後、補佐を誰にするかで相当悩んだ。

悩んで悩んで選んだのが、

セゾンのカード発行で審査落ちした人

そのくらいの関係性だった。

それまでの活動の様子、特に組織開発での活躍ぶりというあいまいな決め手。

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これが大正解だった。

最近よく思うこと、


何かを成し遂げるためのパートナーは、

同じだけど違う人が良い

ということ。


基本的な価値観は同じ。

分かりやすいことで言えば、夜に行われる、そして長時間にわたるMTGが嫌いなこと、思ったことは口に出して言いたいこと、など。

こだわりたいポイントも、大体一緒。

そして両方口が悪い。


違うのは、僕にない能力があること。

褒められるのが嫌いなのを知っているからあえて褒めるけど、この人は本当にすごい。

シンプルに仕事ができる。

ぼくが求めるものを120%のクオリティで持ってくる。

盛り上げ隊長になれる。

場を回せる。

明音の名に相応しく、明るい。

声を張れる。

などなど、文字面だと浅く見えちゃうけど、ほんとに、ほんとにすごい。


ちょっと熱くなって突っ走りそうになる時は、僕の冷静さで温度調整。

ぼくが埋めたとねの凹はそのくらい。

そのくらいすごい。

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だったら私が監督に。

そういうこともなく。

ただただ僕の凹を彼女の凸で埋めて、監督にしてくれた。

助けられてばっかりだったのが少し悔しいけど、

そのバランスが良かったのかもしれない。


だからみんなも僕たちについてきてくれたのかもしれない。

2人で作ったチームはプロフェッショナルになった。


うまくいったことばかりではなかったけど、2人だから乗り越えられたと思う。


最強の相棒


ありきたりな言葉は嫌い。台本を作るとき、いつもそう話した。

「最強」はありきたりすぎる言葉。

だけど一番的確。

ぼくが隣にいてもらうべき、最も強い人。

ぼくを最も強くしてくれた人。

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2人で率いたプロ集団で作った舞台は素晴らしかった。

舞台のプロ、ホールの人から見たらそれは高校の文化祭とさほど変わらないものだったろうと、自分でも分かっている。

でもどうだろう。

ゆうとさやかが選んだ音楽。

あきとゆきのがタイミングまでこだわった照明。

きほちゆの過去最高クオリティと呼ばれたスライド。

はばさんが作った、Bブロ全員の想いがこもった前座。

当日来れないにも関わらず、必須アイテムの発注という形でみんなを支えたみつきの努力。

なおこがDREAMに出場しながらも一生懸命はやとねと共に作った台本。

会場に来た人の耳を虜にしたももの影アナ。

ゆうが全部作った動画とオリジナルソング。

急遽、カンペという大役を全うしてくれたあきの根性。

最後まで「僕らのやりたいこと、伝えたいこと」を見守り、一緒に前に進んでくれたたくまさんの優しさ。

そして、はやとねの最強のコンビネーション。


「知らないところに行くのは、不安もあるけどめっちゃおもろい!」

「自分にも何かできるかも!」


みんなのそれぞれのポジションでの頑張りが作り出したものは、このふたつを伝えるためのこれ以上ない舞台だったと思う。

舞台としてのクオリティではない。

旅はめっちゃおもろいことを伝え、それをきっかけに挑戦することの後押しをする。

そのために僕たちができる100%の舞台を作り出したこと。

そこにぼくはめちゃくちゃ価値を見出している。



だからこそ、

イベントに来てくれた誰かに

「旅で世界がもっと素敵になるんだね!」

って言われた訳では無いけれど、

きっとそう思ってくれている。って信じることが今はできる。


想いは言葉にするとちょっと浅いものに感じられてしまう。

もっともっと溢れ出るのに。

バイトの休憩が終わる。

今回はこの辺で。

ありがとう、みんな。

ありがとう、とね。

ぼくを監督にしてくれて、ありがとう。

素晴らしい舞台が出来て、幸せ。楽しかった。

舞台監督のはやとでした。

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