見出し画像

自分とともに歩んでいくうた。

先日、とは言っても、
昨年の終わりごろなのですが、中古CDで、
大貫妙子さん、奥田民生さん、鈴木慶一さん、
宮沢和史さん、矢野顕子さんがメンバーとなって、
2000年の夏に開催されましたコンサートのライブ盤
『LIVE Beautiful Songs』を購入いたしまして。
今年の始めごろのブログでは、
このCDを聴いたことをしるしました。

それからまたこのまえもね、ドライブがてら、
『LIVE Beautiful Songs』を聴きまして、
やっぱり素敵だなあ。

この素敵さとは、ぼくは
音源でしか聴いていないので、
なんとも言えないですが、なので、
なんと言えばよいかうまく言えないんですが、
やはり、素敵なんだなあー。

ぼくは、
奥田民生さんの音楽が大好きでして。
たとえば、民生さんって、
ご自身のソロやユニコーンだけでなくって、
いろいろなユニットやバンドやコラボをされていて。
そんな、あらゆるご活動が、
毎回、楽しかったり、かっこよかったり、
驚きもあったりするけれども。
今回聴きながら、たとえば、この
『LIVE Beautiful Songs』のことが、
関係されているのかなあ、
とも考えてみたり。。。

セットリストについて、
以前のブログにも書いたのですが、
やっぱり、民生さんの曲のことを
よくよく想いながら。たとえば、
『LIVE Beautiful Songs』の1曲目で演奏される
『たったった』って、
すばらしい歌だなあ! って、
あらためて想っていた。

日々のくらしを うたっていたんだな
聞いていただろ
誰のくらしを うたってもいいんだな
出来心だな 軽はずみだな
【たったった/奥田民生】

民生さんのアルバム『GOLDBLEND』収録の
『たったった』とは、つまりはさ、
「歌を歌う」ことについて歌われていて。
それは、まさに、なんとゆうか、
『LIVE Beautiful Songs』に
ぴったりの歌、と申しますか。そして、この
『LIVE Beautiful Songs』で聴いたことによって、
『たったった』がさ、ぼくは、
いちだんと好きになったんだった。

はたまた、そう言うともすれば、
ライブ終盤、
民生さんの『さすらい』を
メンバー全員で歌われるのですが。
この『さすらい』でも、、

さすらおう この世界中を
転がり続けて歌うよ 旅路の歌を
【さすらい/奥田民生】
さすらいの 道の途中で
会いたくなったら歌うよ 昔の歌を
【さすらい/奥田民生】

「旅路の歌」や「昔の歌」を、
「歌うよ」と歌われているので、
こう、なんだか、
「歌を歌う」こと、というのを鑑みると、やはり、
『LIVE Beautiful Songs』の歌だなあ、
と感じられるのよね。

今年の始めごろ、
『LIVE Beautiful Songs』を聴いて以来、
ほぼ日刊イトイ新聞で当時連載されていた
『5人のBeautiful Songs』
というコンテンツを読んでおりました。

『5人のBeautiful Songs』のコンテンツでは、
メンバー5人のインタビュー、
糸井重里さんのことば、
ほぼ日読者の方々の感想メール、などなど、
『LIVE Beautiful Songs』のコンサート開催について、
まとめられているのですが。
これを読みながら、たとえば、
2000年当時に連載されていた記事を、
今、読む、って、
なんだか不思議だなあ、と感じたんだった。

たとえば、紙の雑誌だったらさ、
2000年に発売されていた雑誌を、
今、読むのは、
この手に取るだけでも大変だけれども、
インターネットだったらば、
それも簡単にできるわけだし。
しかも、なんだか、
CDを聴いた今のぼくが、
今、読むべき記事だ!
のごとく感じられた、というか、もしくはさ、
これは、ネットならでは、やもしれないけど、
どことなく、その記事を
リアルタイムで読んでいるかのごとく、
すこし不思議な感覚を想ったんだよね。

この『5人のBeautiful Songs』のね、
いちばん最後の回では、
ある読者の方が、、

だから、あらゆる年代の人に、
この「Beautiful Songs」を聴いてほしい。
そして何年もかけてくりかえし聴いてほしい。

わたしも、何度でも、何度でも、くりかえし聴きたい。
何年も、何年も、くりかえし聴きたい。
自分とともに歩んでいくうたが、ここにある。

今の時代に、そう思えることが、とてもうれしい。

『LIVE Beautiful Songs ~ほぼ日読者レビュー その5~』(2000-10-17)より引用です。)

‥‥とおっしゃっていて。

ぼくもなんだか、たとえば、
じぶんとともに歩んでゆく歌を歌うようにして、
「Beautiful Songs」の歌を、
何度でも、何度でも、
何年も、何年も、
くりかえし聴きたい。

今の時代に、そう思えることが、とてもうれしい!

って、この方のことばを読みながら、
感じました〜。

浜辺の唄 牧場の唄 誰かと誰かの恋
なんでもうたう

令和4年10月28日


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?