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日出づる処。

「反日的な人が、五輪に反対している。」
と、某元大臣が発言されているのを
ネットのニュース記事で見かけたけれども。
そういえば、ぼくは
「反日的」とはどういうことなのか、って、
よくわかっていない。

『広辞苑(第七版)』によれば、「反日」とは、
【日本に反対すること。日本や日本人に反感をもつこと。】
とあるのですが。その「反日」に
「的」を付ければ、つまりは、
【日本に反対する的なこと。
 日本や日本人に反感をもつ的なこと。】
的な感じでしょうか。

そして、たとえば、某発言での
「反日的な人が、五輪に反対している。」
というのを言い替えれば、
「五輪に反対しているのは、反日的な人だ。」
とは言えるのだろうか。さらにはさ、
「反日」の反対が「親日」なのだとすれば、
「五輪に『賛成』しているのは、親日的な人だ。」
と言い替えられるのでしょうか。

ここで言われる「反日」や、はたまた
「親日」ということばは、
ぼくのイメージで思えば、どちらも、
外国人をしめすことばだと思うのですが。
「日本人」自身が、
「反日」だったり、「親日」だったり、
「反日的」だったり、「親日的」だったり、
することもありうるんだろうか。

日本人が、
日本に、日本人に、反感する。
というのは、どういうことなのか、
ぼくは、いまいちよくわからない。

じぶんが、じぶんで、じぶんを、反感する。
的なこと?????

もしくは、
「日本人」の中でも、
「日本人的な人」と「日本人的ではない人」に
分けられる、ということなのだろうか。

なんだか、こう考え出すと、そもそも、
「日本人」とは、「日本」とは、
「国家」とは、なんなのか? さえも、
よくわからなくなってくる。

「日本人」とは
だれのことで、
「日本」とは、
どこにあるのだろうか。

日は出づりながら、
和をもって尊しとなす。的な。。。

令和3年7月7日


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