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一度でも対象を見なければ。

(今回のブログではいろいろねたばれの箇所があります。)

先月発売されましたNintendo Switch用ゲームソフト
『不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録』をね、
先日のブログですこし申しましたが、ストーリーをクリアして
クリア後のストーリーまでを終えてから、
これまで開放されてきたダンジョンを
すこしずつプレイしているのだけどね。

今のところクリアできましたダンジョンは、まずは、
『シレン6』で初登場の「デッ怪」という
名称の通りでっかくて怪しい敵キャラのみが出現する
【デッ怪ラッシュ】、そして、
「不思議のダンジョン」シリーズでは草や杖や壺や巻物などの
いろいろなアイテムを入手することができるけれど、それらが
「こげちゃ色の草」とか
「ヒッコリーの杖」とか
「はんげつ形の壺」とか
「ニワトリの巻物」とか、みたいにして
何のアイテムかわからない、いわゆる
「未識別」のアイテムが登場して、これらのアイテムを
いかに識別をしてゆくか、ということが
ゲームクリアにおけるひとつの鍵となっているですが、
『シレン6』のとあるダンジョンでは、この
未識別アイテムを入手すると、画面の中で
「以下のうちどれか」と三つのアイテムが表示されて、
そのうちよりそのアイテムを推測してゆく
【推測の修験道】及び【鬼木島】をクリアいたしました!

今はね、これまでクリアしてきた冒険で使っていた
武器や盾やその他のアイテムを持ち込める、いわゆる
「持ち込み可」のダンジョンをプレイしよう、と、
【仕掛けの修験道】をもぐっております。

『シレン6』、めちゃくちゃ面白い!!!!!!

この面白さはなんだろうなあ、と思えば、
そこには「シレン」シリーズ自体の
面白さもあるんだろうし、あとはね、
ゲーム操作がとっても快適で、
ゲームを触っているだけで、つまり、
プレイしているだけで楽しい、
というのもある気がするなあ。
そしてはたまた、
ゲームのストーリーも面白かったなあ〜。

『シレン6』のオープニングでは、
ゲームの舞台となっている「とぐろ島」に到着して
冒険を開始した主人公「シレン」が、
突如、記憶喪失みたいになっていて
はっと気づけば島の最奥部に到達していて、
相棒の語りイタチ「コッパ」より
それまでのことについて多くない説明を受けながら、
いきなり、最終ボス戦がスタートする。

この戦いは、負けイベントとなっていて
(YouTubeではこの戦いで勝利されるプレイ者もおられて、
 勝てば、ここでエンディングとなる。)、そこで
「不思議のダンジョン」シリーズのごとく、
最初の町である「宿場浜」へと戻される。

ゲーム開始直後、突然、ラスボス戦が始まるんだから
とっても驚いたのですが、あとで考えてみると
ゲームクリアのためには、また、
この場に戻ってきて、このボスと戦うわけで。
これまでの「シレン」シリーズではさ、
なんにも知らない初見では、
手強いボスもたくさん登場していて、
ボス戦が案外むつかしい印象なのですが。
『シレン6』では、ストーリー上、
こうして最初でボスが登場するのだから、その
ボス及びステージの雰囲気もちょっとわかるし、
そこからボス戦の対策も立てやすい、というか。
つまり、予想外のストーリー展開で面白い、かつ、
シリーズ初心者及びぼくみたいにその先がどうなるのかを
不安がってしまうようなプレイヤーに対しても、
やさしい仕様だなあ、って思うのよね。

そして、このことって、
なにかに似ているなあ、と思ったのが、
ぼくが先日映画館で鑑賞いたしました
『ゴジラ-1.0』の最初のシーンなのでして。

『ゴジラ-1.0』では太平洋戦争末期、
神木隆之介さん演じる特攻隊員「敷島」が、
自身の乗っている零戦が故障したと言い
「大戸島」という島の基地へと着陸する。
ある日、この島でゴジラと遭遇して敷島及び
青木崇高さん演じる橘以外の人たちは、
ゴジラの襲撃によって殺されてしまう。
おそらく敷島は、ここで
ゴジラと出合ったことによって、
ゴジラがどのような生物なのか、を垣間見ながら、
ゴジラをどうすれば討伐できるか? というのを
考えることができた。
とのようにも想像をするのですが。

ここで考えられるのは、
一度でも対象を見なければ、
対策も、方法も、アイディアも、
考えることはできない。
かと言って、どんなことにおいても
「一度見る」というその最初の瞬間において
安全なままで見終えることができるのか、というのは、
そこには偶然や運もあるのだろうし、
非常にむつかしいことだとも思える。

映画『ゴジラ-1.0』を観終えてから、
『風来のシレン6』のストーリーも思い出しながら、
このようなことを考えておりました。

令和6年2月7日


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