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golden hour

これは、私にとってどれだけCARATが大切かの話。


231207~231210

SEVENTEENが伸ばしてくれた縁の糸を慌ただしくクルクル巻いて引き寄せて掴みにいく4日間だった。


今回のFollowツアーも相変わらず、どの公演にも入らず、京セラドームにせっせか足を運んで、大好きなCARAT友達たちを見送った。

3日間とも夕日が落ちる頃に会場から離れた。だんだん暗くなる中、私は太陽とCARATに囲まれて、 皆と離れる時間を待っていた。徐々に赤く燃えて消えていく太陽がCARATみたいだった。高鳴る心臓を太陽の色が表していた。
ゆっくりと私の前から消えて、私の知らないところで輝き、大切な人たちを照らす存在になりにゆく。

じゃあ、私はなんなんだろう。太陽は見送ったものの、月や星に照らされ夜を包み込む空でも、夜を告げる冷たい風でも、道を示す街灯でも、なんでもなかった。その場に流れる時間のようにひとつずつが過ぎていくのを見ていた、だけ。

私が輝けなくても、皆が輝くための準備の手伝いをしたい。
「楽しんでね」と背中を押して、次会えることを願って別れる。

大切な人たちが繋げてくれた縁を全て掴む勢いで会える人達と会った。会場で走りながら移動してたのは私だけだろう。「どうしよう、どうしよう」と前日の夜中まで準備したたくさんの小さな贈り物と手紙とを詰めて、寝たかどうか分からないままドームへ急ぎ、皆に会えることが嬉しくて会場に近づくごとに緊張して、会場に着けば約束した人達と会うべく走り回り、私を中継して縁と縁を繋げるためにまた走った。本当に、正しく文字通り「Run to you」だった。

SEVENTEENに会えないなら、せめてでもSEVENTEENが繋げてくれた人達にたくさん会いたい。会えて嬉しい、会ってくれてありがとう、楽しんできてね、またね、そう伝えたい。

CARATから幸せを貰うことは、私がCARATとしての存在が危うくなる時の救いになる。勝手に救いにしちゃってごめんね。


きっと、彼らを照らす光の1つになることこそが、最大の「彼らに愛を伝える手段」なのだろう。

歳も精神年齢も今より未熟だったときは、妬み僻みに塗れて醜いったらありゃしなかった。まだ縁の大切さに気づいていなかった頃だった。醜さを重ねる度に私の前にその醜さが鏡のように、「ほら見ろ、これがお前だよ」とでも言うように立ちはだかった。

それは、「私の大切な人を同じように大切だと思っている人の中には、私の大切な人の炎のような面影が強く灯っている」ことに気づいた途端、引き潮みたいに消えていった。確実にCARATの中にSEVENTEENを見た。なんて素敵な世界。
What a wonderful world___

一気に、私が光になれないことが、なんてことないやと思えた。

でも、それは私が、自らをCARATとして懐疑することの始まりだった。
果たして自分を自分でCARATだと認められるのか。「CARATって呼べるのか…?」 の時もあれば、「いや私CARATだし!」 の時もある。
気持ちだけ一丁前で行動が見合ってない、自称CARATなんじゃないかと。でもこの気持ちと、過ごしてきた時間は嘘じゃない、CARATにしか持っていない、と。

いつまでも勝手な疎外感と、私が話せば白けるんじゃないか 皆の幸せに水を差すんじゃないかと思う気持ちが消えない。でも皆が私に向けてくれる大切な気持ちを無視してるわけじゃない。ちゃんと私のことも輪に入れて大切にしてくれる人がいることは分かってる。だからこそ私が皆に追いつけないこと、私が報われないとかいう悲観は話せない。きっとどうだっていいだろうしね。


大切なこと

今ここでは、私がSEVENTEENに会えないことは重要じゃないし、その理由もここでは話すべきじゃない。別にミステリアスでいたいとかではなく、間違いなく皆の幸せな記憶に水を差すから。皆に伝えたいことは、決して慰めて欲しいとかでもない。

これを読んでくれるCARATに知って欲しいことは、私にとってCARATはSEVENTEENと同じくらい大切ということと、絶対に私よりも幸せでいて欲しいこと。
皆の幸せが私の幸せだし、皆の悲しみも苦しみも怒りも、私も同じように悲しくて苦しくて怒りがこみ上げてくる。変な話ね。

このnoteでも書いたこと、ずっと変わらない。綺麗事に見えるけど、本当に心から思ってるよ。

SEVENTEENが皆と巡り合わせてくれたこと、きっと一生大切なものになる。

ミンギュには、いつか会えたら、それでいいよ。私のことを愛が足りないと思うならそう思ってくれてもいい。会えなくても、会えても、私がSEVENTEENに費やした時間、長い時間を費やそうとした気持ちとその時間を絶とうとしなかった気持ちは、消えないから。ミンギュもSEVENTEENもCARATも幸せでいてくれたら私も幸せ。





皆は大切な人に気持ちを伝えられた?
あなたと大切な人だけの時間があった?
伝えられたなら、よかった。
あったなら、よかった。

その時間は何色に輝いてた?
私はね、皆との時間が黄金色だよ。
日が沈む頃の、ゴールデンアワー。





p.s: このnote、皆から貰ったお菓子を食べながら書きました。会ってくれた人たち、ありがとうございました。また会ってね。



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