HEALTHY // デンマーク辺境暮らし

2022年夏にデンマークの片田舎に移住した30代デザイナー。たびたび褒め称えられる「幸…

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2022年夏にデンマークの片田舎に移住した30代デザイナー。たびたび褒め称えられる「幸福な国」デンマークに実際住んでみて思うことや、そもそも日本を出てヨーロッパで働くということについて、個人的見解を適度に適当に書いていきます。

最近の記事

デザイン好きのためのコペンハーゲン24時間攻略のススメ:後編【デザイン❸】

前回の続きです。前編をまだ見ていない方はこちらからどうぞ↓ それではランチから続けていきたいと思います。 ランチオシャレなレストランのランチを紹介しようとも思ったのですが、そういうところは座ってからサーブされて食べ終わるまで1時間以上かかるところも。 今回は状況を考えてハンバーガー屋「Gasoline Grill」をオススメしたいと思います。 ガソリンスタンドにしか見えないネタっぽい外見とは裏腹に、旨味の強いバンズと肉の風味がしっかりとあるパティが絶品の実力派バーガー

    • デザイン好きのためのコペンハーゲン24時間攻略のススメ:前編【デザイン❷】

      2023年もすでに後半ですが、コロナが落ち着いたのでヨーロッパ旅行を今年から再開した方も多いのではないでしょうか? 日本人の行き先として北欧も人気だとは思いますが、イタリアやフランスなどのコンテンツ豊富な国に比べると「フィンランド/スウェーデン/デンマークをまとめて行く」みたいな旅程になる例を多く見かけます。 そうなるとそれぞれの都市を観光できるのが24時間しかないという方も。 今回はそんな方のために1DAYトリップでコペンハーゲン満喫するためのプランを独断と偏見にもと

      • コペンハーゲンファッションウィーク体験記【デザイン❶】

        さて私自身、デザイナーだと名乗っておきながら前回までほとんどデザインの話を書いてきませんでした。 しかしそのタイミングでちょうど良いイベントが! そう、それがコペンハーゲンファッションウィークです。 ファッションウィークとは?みなさんも一度はパリコレという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか? やたら権威がありそうで、日本の色んなメディアでもてはやされているのが印象的かと思います。 アレは一体なんなのか? すごくざっくりした言葉で表すと、「色んな洋服のブラン

        • 脂肪が気になるデンマークで、イタリアンを作る日々【食事❷】

          昨今の円安に戦々恐々としながら日本円に換算するクセがついている私にとって、デンマークで外食をすることはかなりの贅沢です。 昼にカフェでコーヒーとハンバーガーを頼めば、1000円と3000円で合計4000円。 夜にお店のイタリアンでも食べようものなら、前菜で1800円、パスタで3000円、グラスワインで1600円という始末。 そして申し訳ないんですがハッキリ言うと、同じ値段を出すなら日本の方が美味しいです。。。 なので私は旅行している時以外は自炊を基本としています。 薄

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          社食と、ジャガイモと。【食事❶】

          北欧やデンマークについて日本人が興味があることは福祉やデザインだとばかり思っていましたが、友人へのアンケートでは「食べ物」がまさかの一番人気コンテンツでした。 わたしの友人たちよ…北ヨーロッパ・ゲルマン系の国に豊かな食文化を期待してはいけない…。 とはいえ日本から8,500kmも離れれば、それなりに語れるくらいの食文化の違いはあります。 社食で見るデンマークデンマークのリアルな食文化を紹介するにあたって、私が平日食べている会社のランチが一番参考になるかと思います。 ア

          社食と、ジャガイモと。【食事❶】

          普段関わる人の半分以上はデンマーク人ではない?

          こっちに移住してきてからというもの、YouTube上の「外国人から見た日本」みたいなコンテンツをやたら見るようになりました。 自分とちょうど逆の立場に置かれた人たちが自分の母国をどう見ているのか興味があるからです。 あるあるネタに笑ったり、誇らしく感じたり、うーんと考えさせられたり。 日本人としてヨーロッパで暮らす上で非常に参考になることが多く、いつも楽しませてもらっています。 しかしながら時折見かけるのが、ほとんど日本人と交流していないorする気がないと思われる外国

          普段関わる人の半分以上はデンマーク人ではない?

          デンマークと言っても田舎のことしか知らない?

          移住することになって色んな友達に幾度となく言われました。 「北欧とか最高じゃん!必ず遊びに行くね!」と。 おそらくコペンハーゲンあたりを想像しながら言っていた人が大半でしょう。しかしそんな友人たちには申し訳ないのですが、私が移住したのはドイツとの国境近くにあるトゥナー(Tønder)という小さな街。 というかもはや村です。 首都と真反対に位置する僻地この地図の赤丸の場所がトゥナー。そして地図の右側に小さい★マークが見えますが、それがかの有名な首都コペンハーゲン。 それ

          デンマークと言っても田舎のことしか知らない?

          書きはじめに。

          6年前。まだコロナの「コ」の字も無かった頃に、オランダの都市アムステルダムで初めての海外生活が始まりました。 当初の不安とは裏腹に、現地で触れる色んな文化や価値観にたくさんの刺激をもらい、1年後に日本へ帰国してからの「世界の見え方」には想像以上の厚みが生まれました。 しかしながら、1年間というのはどうにも短すぎたのと、結局は日本企業に守られた「人生の夏休み」的な体験になってしまったのがどこか心残りでした。 次第にコロナ禍が始まり、いよいよ人生における停滞感が立ち込めてき