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SKZ-REPLAY メンバーソロ曲感想

SKZ-REPLAYがとうとうリリースされましたね!トラックリストの画像がめちゃくちゃオシャレですごく楽しみにしていました。

ルーズリーフをこんなにかっこよく使えるのすごすぎる


今回はその中のA-SIDEに収録されているメンバーのソロ曲について書きたいと思います。いつもの如く私個人の解釈です。よろしくお願いします。

※歌詞は各国STAYが書き起こしたものを翻訳機にぶち込んで読んだのでニュアンスや受け取り方にズレがあるかもしれません ご了承ください


はじめます



Connected(Bang Chan)

バンチャンの得意分野全部乗せ!と言いつつスキズにあんまり無い曲調のような気もする。ちゃんとラップも入れてるの心憎い。表題曲ではほとんどやらないですからね。
というか普段はグループのために曲を書いているバンチャンがいざ一人になったときに生み出したのが「Connect」という言葉なのかと思うと……。「公」のバンチャンは沢山の人に愛を与えて沢山の人から愛をもらっていますが、「私」のバンチャンが欲しいのは自分の欠けた部分にぴったり嵌って離れないような存在なのかもしれない。なんとなくヘドウィグ・アンド・アングリーインチのOrigin of loveを思い出しました。人間は元々4つの腕と4つの足と2つの顔を持っていたが、神の怒りに触れて2つに引き裂かれてしまったというプラトンの話を元にした歌です。その引き裂かれた片割れを見つけて再び繋がったあと、一体何が待っているんでしょうね?

나지막이/Limbo(Lee Know)

나지막이(そっと)Limbo(忘れ去られる)という意味からしてもう少し暗い曲だと思っていたんですが、優しくも力強い曲でした。別れの歌だし悲しみはあるけど、不思議と悲壮感はありません。リノの歌声はスモーキーで失う痛みを和らげてくれる気がします。というかめちゃくちゃ歌上手くなりましたよね!?リリースのたびに上達してませんか??特に最後に向かって少しずつ盛り上がっていく表現力が凄まじい。腹の底から湧き上がってくるようなリノの歌声を聴くと、リアルに振動が伝わってくるんですよ。体もひとつの楽器なのだなあと改めて思います。もう二人並んで歩く未来はないし、後悔は多々あるかもしれないけれど、立ち止まることで見えてくるものもあるのでしょう。去りゆく者に感謝を。


DOODLE(ChangBin)

ダークラッパー〜〜〜〜!!!今回B-SIDEに収録されているSKZ RECORDのチャンビンの曲がソロやユニットも含めて割と情感のある曲が多めだったので、ここで原点回帰だ!という意気込みを感じました。ゴリゴリのダークなヒップホップですが、「落書き」というタイトルにもあるようにどこか楽しそうな雰囲気すら感じます。「自分の好きなこと」と「自分の得意なこと」が完全に合致したときのパワーといったらない。抽象的な言葉が少なく、線、円、三角、四角と固有の単語をふんだんに使っているのも特徴的です。俺の言うこと一字一句そのまま刻み込めという非常にチャンビンらしい曲だと思いました。一歳の誕生日にペンを掴み取ったその手でチャンビンは今日も落書きをし続ける。


Love Untold(Hyunjin)

私、ヒョンジンってなんだかんだで根っこの部分に「明」がある人だし、アーティスティックではあるけれど、投げっぱなしではなく作ったものをきちんと的に当てるクリエイターでもあると思うんです。でなければこの歌詞にこの曲調は持ってこないだろうし、「あなた」は架空の誰かではなく、聴いた人すべてに受け取ってもらえるようにしている。そして主役はその「あなた」なんじゃないかなと思いました。ちょっとこの曲、深掘りしていくとどこで致命傷を食らうかわからないのでふわっとした感想になってしまうんですが……。
あと前から思っていたんですがヒョンジンは歌声が非常に独特で、多分他のアーティストとシャッフルしていきなりこの曲が初めて出てきてもヒョンジンだとわかる気がします。たとえ語られなくてもちゃんと伝わってるよ〜大丈夫だよ〜と言ってあげたい。

RUN(HAN)

もうタイトルだけで完全解釈一致です。ありがとうございます。ハニペンやってて本当に良かった。最初歌詞(の訳)を見る前に曲を聴いたとき、水中、それも海ではなく誰もいないプールの中で息継ぎもせず一人で泳いでるような印象を受けたんですよ。で、歌詞を改めて読んで、い、行かないで……となってしまいました。ここにいてとは言わないけれど、世界の外まで行ったら戻ってきて……。そしてハンといえば高音ボーカルですが、この曲ではめちゃくちゃ低い音域で歌っていて、それもあって何だか別人のようでした。あと翻訳機頼みなので正確ではないかもしれませんが、ハンの歌詞には「あなた」という二人称が出てこないんですよね。やっぱり誰もいないじゃないか……。私はその走る姿を見守る観衆にすぎないのだなあと思いました。ならばせめて良き観衆でありたいものです。


Deep end(Felix)

フィリックス・ヨンボク・リーさん、優勝だった………………。
思わずなんJ構文が出てしまうくらいには優勝です。この曲嫌いな人間いる??????とても美しい曲で、映画のエンドロールのようです。フィリックスってやっぱり英語圏の人なんだなあと感じました。普段得意な低音も凄く効いてるし、かと思うと音域が広くて高音も聴かせてくれる。でも私が一番響きがいいなと思ったのは中音域です。とは言ってもフィリックスは地声が低いので中音がみんなの低音くらいの高さなんですけどね。曲も歌い方も静かで優しい分、その喪失感をクリアに感じます。魂に触れるという歌詞、フィリックスってこういうことを表現したかったのか……と初めて分かったような気がしました。今回の曲の中で私はこのフィリックスの曲が一番好きです。


내려요/Stars and Raindrops(Seungmin)

正直ラップで来たらどうしようとほんのちょっとだけ心配していたんですが、ちゃんとボーカルキムスンミンです。(?)スンミンは愛を失ったとき、「空」のイメージを持ってくるのか、とちょっと驚きました。フィリックスが深く深く沈んでいくのとは対象的です。上を向いていたいのかも。星、雨粒、二人の思い出……スンミンなりに思い描く心象風景があって、言葉は通じなくてもそれを共有できるのはとても嬉しいです。歌詞と同様きらきらした歌声で、やっぱりメインボーカルなだけあって歌詞の世界観をしっかり歌声に反映させられる人だなあと感じました。目に見えるものだけが光り輝くわけじゃない。


안아줄게요/Hug Me (I.N)

イエンちゃんの曲、あったかいな〜〜〜冬に時折訪れる、よく晴れた日のような曲です。毎日寒いけどこれ聴いて暖かくなってねというアイエンの優しさなのかもしれない。韓国寒いですからね。(そうですね)歌詞も直球で、抱きしめてほしいし抱きしめたい!直球が一番""効く""のでこれが正解です。なんか、触覚とか体温とかそういう皮膚感覚をちゃんと感じるんですよね。もともと立体的な声(という分類があるのか分からないけど私はそう感じる)だけど、更に磨きがかかったような気がします。チャンビンの手は落書きを楽しむためにあるし、アイエンの手はハグするためにある。全部正解。間違いなんてない。



以上です。自分の強みを生かす人、新しいことに挑戦する人など様々でしたが、最高のクリスマスプレゼントでした。というわけで今日上がったSKZ CODEの最新版見てきます!

クリスマスプレゼントいっぱいあるの嬉しいな〜〜


おしまい


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